7月14日ベイタウンニュース主催の「移管問題を考える会」。
現在
「幕張新都心住宅地区の管理運営のあり方研究会」という長〜い名前の会議が、千葉県企業庁、千葉市、住宅事業者、住民代表の方たちが参加しもたれています。まもなく企業庁の宅地造成部門がその役目を終え終息していきます。そのため「住宅地区における将来にわたる街全体の管理運営の方策を、住民や関係機関から幅広く意見を聴き、新しい管理・運営機構の創設も視野に入れながら街の管理・運営のあり方等について調査研究を行う」ため設置されることとなったものです。その研究会と対応して、住民もきちんと私たちの街のこれからを考えていこうよ、というのが「移管問題を考える会」です。
「あり方研究会」の中では以下の事が検討事項となっています。
(1)公共施設(文化施設、道路、公園等)の維持管理について
(2)商業業務施設の維持管理について
(3)住宅建物の維持管理について
(4)地域コミュニティ活動支援について
(5)街の一元的(総合的)管理・運営について
こうやって並べられても、なんのこっちゃかわからん!という気もします。でも、ごく最近まで取りざたされていた「ごみ処理システム云々」が問題ではないことは明らかです。
空気輸送システムへの関心が住民の方の中で高いことは了解していますが、現在のように、第3セクターが運営し、企業庁が運営補填をしていようと、また、もしかりに千葉市の管理になろうと、どちらにしても、すぐにシステム自体の稼動がとまるわけではありません。もちろん未来永劫このシステムの稼動が可能かどうかは別問題です。
さて、将来にわたり良好な街並みや高品質なインフラ設備等を維持するために、企業庁後(?)の幕張ベイタウンにおける一元的な管理・運営のあり方を探る研究会ですが、最終的にいったい何を目指そうとしているのかが、多くの住民には見えていないような気がするのです。我々の支払っている地代の問題など、かなり重要な事項があるはずなのですが、未だしっかりと示されていません。そういった問題点を住民の側からも提示していくために、住民による自発的な「移管問題を考える会」のような存在が、だからこそ必要だと思えます。