湯浅美和子

第9回 政治カフェ 病院の上手なかかり方 11月21日

 今年になって毎月第3土曜日にみはま事務所で行っている政治カフェ(勉強会)。9月と10月はネットのイベントがあり開催できませんでしたが、今月11月は「病院の上手なかかり方」と題して、千葉市市立海浜病院院長の廣瀬彰先生に来ていただき、お話を伺いました。院長先生のお話し、ということで、多くの方に興味を持っていただいたのか、当日は20名を超える参加でした。廣瀬先生は美浜区にお住まい。事務所のお近くで、この日もラフないでたち、ご自宅から歩いてパソコン・プロジェクターを担いで来て下さいました。とてもざっくばらんな先生です。
 10月9日に千葉市主催の「地域医療を考える」というシンポジウムがあり、いわゆる「医療崩壊」について、どうしてそうなったのか、といった講演や、海浜・青葉両市立病院の院長による両病院の現状などのお話しがありました。(ユアサの報告→shimin-network.jp/yuasa/sb.cgi?eid=227"
 その時の来場者の方へのアンケートの結果でも、住民がもっと病院の現状を知らなくては、といった感想もあったと聞き、今回の講座、美浜区にあり、私たちも大変お世話になる海浜病院の現状を多くの方に知っていただく、という目的もあって開催しました。
廣瀬院長のお話しのメーンは、私たちに対して「病気については、病院や医師にお任せするのではなく、あなた自身のことなのだから、自ら考え、自己責任において判断するべき。そのためにもしっかりと聞いていいんですよ。」というものでした。

【医者にかかる10か条】というものが
ささえあい医療人権センターというところから出されているのだそうです。
あなたがいのちの主人公、からだの責任者。
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医者にかかる10箇条
あなたがいのちの主人公・からだの責任者
1. 伝えたいことはメモして準備
2. 対話の始まりはあいさつから
3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が
4. 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
5. これからの見通しを聞きましょう
6. その後の変化も伝える努力を
7. 大事なことはメモをとって確認
8. 納得できないときは何度でも質問を
9. 医療にも不確実なことや限界がある
10. 治療方法を決めるのはあなたです

これについては医師側にも求められることがあるのはもちろんですよね。
また患者がいろんな病院にいって診察を受けるのも考えもの。その都度の検査費など、大変なムダになっており、今後患者情報の一元管理に向けて進んでいこうとしている、といったお話もありました。「診療情報の提供」は合理的になる半面、情報の管理など課題が大きいと感じています。まだまだ議論のあるところでしょう。

初めて参加して下さった地域の皆さんとやり取りしながらのお話しで、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。地域と病院の連携をこれからどうするか、といった個別の部分にまでは踏み込めなかったかもしれませんが、今後も地域でも考えていかなければならない課題です。
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