千葉市にも「夜間学級」の設置を
夜間中学校は、戦前戦後の混乱期に、家庭の事情で昼間の学校に通えなかった子どもたちのために現場の教師が自主的に夜間授業を設けたのが始まりで、その後各地の中学校に広がり、現在は全国35校、約2600人の方が学び、関東では東京都8校、神奈川県6校、千葉県に1校あります。
今では、義務教育を終えられなかった方、海外からの帰国者やその家族、在日外国人、また不登校の子どもたち(選択肢の一つとして)が、年齢・国籍に関係なく学んでいます。
市川市にある県内唯一の大洲中学校夜間学級を見学してきました。
大洲中学校の夜間学級は、1982年、昼間の学校の開校と同時に開設され、昨年度までに174人の方が卒業されました。
現在は約30名の方が通われ、年齢は15歳から90歳近い方までと幅広く、国籍は日本をはじめ中国・フィリピン・タイ・ブラジル・韓国・シンガポール・カナダの方々が学んでいます。
また市川市以外では、船橋・習志野・鎌ヶ谷・八千代各市の方も通われ、千葉市では8名の方が通われています。
先生方は専任5名、講師5名で指導にあたられ、入学が随時受け付けということで一人ひとり習熟度も違い、本来はマンツーマンで指導したいところだがグループでの指導にならざるを得ないとのこと。また勤務時間が午後12時半から9時までだそうでかなりご苦労されているようですが、説明してくださった先生の一言一言に、夜間学級への熱い想いがひしひしと伝わってきました。「とにかく夜間学級のことをもっと知ってもらいたい」
昼間の中学校との交流は時間帯が違うのでなかなか難しいようですが、昨年開校以来始めて「夜間学級 日本語弁論大会」が開かれ、昼間の中学校の文化祭でも4人の方が発表して、多く中学生に感動を与えたとのことです。
千葉市では第2次5ヵ年計画に夜間学級設置の検討が位置づけられています。
様々な事情で「教育」を受けられなかった方々や日本語を学びたいと願っている方たちの学ぶ場として夜間学級設置が、千葉市にも望まれます。
あれこれ | - | -