市民ネットワーク 2012年度予算編成に対する要望書

9、都市局

重点要望

  1. 市街地に残る緑の保全は大きな課題である。ミニ開発を誘発する「いわゆる1km条例」については、住宅の張り付き状況や空き家状況とともに勘案し、見直しの検討に早急に入ること。
  2. 千葉市の指針「施設等における農薬・殺虫剤等薬剤の適正使用に係る指針」や環境省のマニュアル「公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル」を職員や業者、に対し周知徹底すること。

■ まちづくり

  1. 景観計画に基づく景観形成推進地区の指定など、住民の積極的なまちづくりへの活動を支援すること。また住民参画によって合意形成を図る総合的なまちづくりに関する条例の制定に向けて取り組むこと。
  2. 団地再生をさらに進めるとともに、住み慣れた地域で暮らし続けられる仕組み作りを進めること。エレベーターのない団地では、病院や福祉施設利用にあたっても自力で階段昇降が難しい高齢者が増えている。UR、市営、県営住宅担当課などがそれぞれ縦割りでなく、連携してできる対応、取り組みを進めること。そうした高齢者の生活ニーズへの対応を、地域の自治会やNPOなどの福祉事業所、あんしんケアセンター、社会福祉協議会などとも連携して対応すること。
  3. 鉄道駅やモノレール駅において公共施設及びバス乗り場の案内板の充実を図ること。
  4. ワンルームマンションについては、事業者に指針を遵守するよう指導すること。また、指針策定後長い期間を経て状況が変化していることから、現場を歩いて課題を整理した後、周辺住民や町内会の意見を聴取し、問題解決に向け指針の見直しを検討すること。

■ 公共交通

  1. モノレールの既存路線は、割引切符など各種のサービスを充実させ、学生の利用を増やすサービスを検討すること。
  2. モノレールのフリー切符について、特典の協力店と内容が分かるよう、統一したステッカー等を作成し店頭に貼ること。10枚集めると1枚もらえることを券売機と切符自体に明記すること。また、「お昼のお出かけフリーきっぷ」の利用開始時刻を午前9時半からにすること。
  3. バス交通を充実させるために、民間バス事業者に補助をするなどの財政措置を講じること。
  4. 地域住民と一緒に交通対策を考えられるよう、交通アドバイザー派遣制度については外部の専門家を活用すること。
  5. 千葉駅では改札口から近い場所にタクシー乗り場を移動すること。障がい者用タクシー乗り場を高齢者も利用できるようにすること。

■ 環境型都市

  1. 既存の集合住宅を含めた住宅への太陽光・太陽熱利用システムへの補助を追加、拡充すること。
  2. 公園や街路樹の樹種は農薬を必要としないものに切り替えていくこと。害虫管理を物理的防除で対応している近隣の八千代市の事例を取り入れること。また、やむを得ず農薬を使用する場合は、環境省推奨の農薬に限ること。人への危害が無い虫の発生にも拘わらず市民から農薬散布の要請があった場合は、丁寧に市の指針を伝え理解してもらうこと。
  3. 県の農林水産部担い手支援課と千葉県ゴルフ場等、無農薬化推進連絡協議会が作成した「無農薬による芝草の総合管理マニュアル」を活用し、無農薬の芝草管理を実現すること。

■ 住宅政策

  1. 市営住宅や公団住宅の建替えの際には、福祉部門と連携し、人による見守り体制をいれたシルバーハウジングや障がい者対応の住宅を確保すること。さらに福祉や防災の拠点になるような整備を検討すること。
  2. 木造住宅の耐震性を高めるための補強工事の助成枠を増やし、制度の周知や利用促進に努めること。
  3. 低所得者、ひとり親家庭(別居中を含む)、被災者、高齢者、障がい者、ワーキングプアなど住宅困窮者への支援を定めた住宅セーフティーネット法の趣旨に従い、住生活基本計画を見直し、居住保障と居住支援などの福祉政策と融合した住宅施策とすること。
  4. エレベーターがない市営住宅をはじめとした集合住宅においては、自力で階段昇降のできない居住者への対応を検討すること。
  5. 空き家の実態調査を行い、所有者の意向を確認し、有効活用を進めること。住宅としてだけでなく、広く市民団体や、また地域の人たちも活用できるような仕組みを検討すること。

■ 公園づくり・公園管理

  1. 地域住民との協働による公園管理については、充分住民との意思の疎通を図りながら進めること。
  2. 各区へのプレーパーク作りや充実に向けて、人材育成や、市民団体との連携、活動支援を行うこと。
  3. 開発行為に伴う提供公園については、利用しやすい公園となるよう事業者に指導すること。
  4. 公園トイレには、有害な化学物質であるパラジクロロベンゼンを含む消臭剤を使用しないこと。

■ 保存樹林・街山

  1. 市民の理解を深めるため保存樹林マップなどを作成・公開したり、市民がその存在を知ることができる看板や表示板を、間伐材を利用し整備すること。また、地権者の理解を得て、保存樹林の登録を進めること。
  2. 貴重な緑を残すため、特別緑地保全地区の指定区域を広げること。また、そのための基金の創設を検討すること。

■街路樹

  1. 市民が街路樹管理に参加・協働していけるよう、市民との意見交換の場をもち、土木事務所とも協議して、仕組み作りに取り組むこと。
  2. 市の街路樹への取り組みを積極的に知らせるため出前講座やホームページ、看板などを活用すること。
  3. 樹木の成長に見合った管理ができるよう、事業者への管理委託費の単価の算出基準を見直すこと。
  4. 農薬の使用を極力減らすため、病害虫の発生を早期に発見するようパトロールを強化すること。また、そのための経費を委託費に見積もること。
  5. 樹木の管理については先端の枝を残して剪定するなど、事業者の管理技術の向上に向けた指導を十分行うこと。
  6. 樹木ごとのカルテを作成し、専門家による街路樹の健康チェックや維持管理を行うこと。
  7. 必要なくなった支柱や支持ベルトは撤去すること。

 

10、建 設 局

重点要望

  1. 都市型集中豪雨における防災対策(緊急通報制度、避難勧告、避難所への誘導など)について十分な対策を検討すること。内水氾濫の危険性を市民に周知すること。
  2. 自転車は車道を走ることを前提とした自転車の安全な利用を促進するため、自転車走行空間整備をすすめるとともに、地域の実情に応じた放置自転車対策を講じること。
  3. 再液状化を防ぐため、道路と住宅の一体的な地盤改良については住民負担軽減を検討し、速やかに事業を実施すること。

■ 道路

  1. 生活道路の補修維持管理は、安全確保のため最優先させること。
  2. 用地買収が進んでいない主要幹線道路については、地域住民の状況を把握し代替策も視野に再検討すること。
  3. 歩道の段差を解消し、歩道上の電柱の撤去を地域のニーズに応じてさらに速やかに進めること。
  4. 路盤材の不具合による歩道の凸凹がまだ残っていないか、市民に広く聴くなど調査し、完全に補修すること。

■ 自転車施策について

  1. 大型店舗や、JRなど鉄道事業者に自前の駐輪場設置を強く働きかけること。
  2. 自転車事故を防ぐ為に、自転車マナーの講習を行い、修了者に免許証を発行する。免許証取得者には例えば駐輪場の割引等特典を設けるなど工夫すること。

■防災対策

  1. 防水板購入・設置への補助制度は被害が想定される地域に集中して周知すること。

■ 水環境

  1. 下水道整備区域内で下水道に未接続の事業所・工場・学校などについては指導を強化し、早急に接続を促すこと。
  2. 公共下水道の許可区域外及び農業集落排水事業区域内で、合併処理浄化槽を設置していない事業所・工場・学校などについては、指導を強化し、早急に設置を促すこと。
  3. 公園としても利用されている調整池については、市民の憩いの場としての機能を勘案し、計画的に浚渫を実施すること。
  4. 上下水道の料金の一括徴収を速やかにすすめるよう、県に積極的に働きかけること。
  5. 花見川、浜田川の上流市に、生活排水を流さない働きかけをすること。
  6. 井戸水利用事業者の下水道利用状況を調査すること。

11、消防局

重点要望

  1. 化学物質等を扱う事業所についての情報を開示すると同時に事務所ごとの防災計画を作成し、災害時における非常事態に的確で迅速な対応ができるよう指導を徹底すること。
  2. JFEスチールにおける火災発生時の通報については、手順を再確認し、規定を順守するよう指導すること。
  3. 地域の防災訓練は、区役所が主体となって区ごとの特性に合わせて行うこと。
  4. 道路が狭く住宅が密集している地域では、住民による一次消火ができるように、消火栓の整備やホース・ポンプの配備をすること。

12、水道局

重点要望

  1. 放射能汚染で地下水の優位性が証明されたことからも、水道源として利用できるよう国に要望すること。
  2. 千葉市民が多く利用する県営水道の水需要予測は過大である。水需要予測を見直し、八ッ場ダム事業から撤退するよう県に求めること。
  3. 第三次拡張事業に係る浄水場(福増)は建設しないこと。

12、病院局

重点要望

  1. 両市立病院では退院後の患者に必要なリハビリや介護につながるような地域連携をさらに充実させること。
  2. 両市立病院においては、看護師等のニーズを把握し、24時間保育を充実させること。
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