市民ネットワーク 2010年度予算編成に対する要望書

はじめに

新市長になって初めての予算編成を多くの市民が注目しているところです。国では政権交代が実現しましたが、失業率は5%を越えますます格差が広がる中、国民は暮らしへの不安と閉塞感を抱えています。政策実現への期待も大きいところですが、財源はまだ明らかにされておらず、先の見えない状況です。ふるさと雇用再生特別基金など国の雇用対策等に対応した県基金活用事業や今後さらに国から示されるであろう「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」等の活用にあたっては、その効果を十分見極め、福祉の充実や地域の活性化に繋がるよう事業の選択、運用の工夫が求められます。

千葉市の財政状況は依然として厳しく、ハコモノからソフトの充実へといかに転換を図っていくか、予算編成の過程にどれだけ市民が参加していくかが問われています。事務事業評価にあたっては、今年はじめて第三者の専門家による事業仕分けもおこなわれますが、まずは市民の視点に立ってふりかえることが大切です。市長マニフェストは、工程表にそって事業が実施される予定ですが、その過程においても常に市民の声に耳を傾け、着実に実現されることを期待します。また、最小の費用で最大の効果を上げられるよう知恵を絞り、市民に寄り添った行政運営が求められます。政策実現にあたっては、従来の縦割り行政を改め局横断的な取組を期待します。

補助金の見直しにあたっては、削減するだけでなく、市民による公益的活動への補助制度の創設など、市民参加・協働をすすめる仕組みづくりに積極的に取り組んでいくべきです。中小企業や農業など地域の産業が元気になるよう市をあげて応援していくこと、地球温暖化防止やにぎわいのあるまちづくりの視点からは、公共交通の充実や積極的な自転車政策が求められます。また、ヒートアイランド対策や景観保全のためにも、みどりの保全への市民の理解と関心が高まるような取組が必要です。

鶴岡前市長の収賄容疑による逮捕に続き、議長が恐喝容疑で逮捕されるという異例の事態が起こりました。市民の市政への信頼を一日も早く回復するため、議会と共に政治倫理条例の速やかな制定を求めます。人を含めた地域資源を最大限生かして、子どもからお年寄りまで誰もが安心していきいきと暮らし続けられるまちづくりに共に歩んでいきたいと考え、2010年度予算編成に向けた要望書をここに提出いたします。

2009年9月
市民ネットワーク
小西由希子 常賀かづ子
  長谷川弘美 福谷章子
  山田京子 湯浅美和子

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