市民ネットワーク 2009年度予算編成に対する要望書

各行政区

(1)中央区

*まちづくりについて

  1. 大型店舗・デパート・商店、JR・京成電鉄・モノレール(株)などへ、自転車駐輪場の設置を強く働きかけること。
  2. 中央コミュニティセンターの自転車駐輪場を利用数に見合うよう増設すること。
  3. 椿森陸橋のエレベーターは、自転車が利用するには入り口が狭く広さも十分ではないので東千葉駅側に設置予定のもう1基は、子どもを乗せる自転車が入る大きさにすること。
  4. 千葉駅弁天口は、スロープを押して上がるのが難しい場合は、自転車のエレベーター利用を許可することをはっきり表示すること。今後の建て替え等においては、エレベーターの大きさは、子ども用補助いすのついた自転車が入る広さを考慮すること。スロープも角度を緩くするよう検討すること。
  5. 段差のある狭い歩道、歩道上の電柱や支線によって歩行者や車椅子・ベビーカーでの通行が困難な場所について、改善を継続して進めること。
  6. 大森台の駅前広場整備については、住民との会議の内容を確認し、住民の要望を考慮してすすめること。駅入り口までのスロープ設置のみでなく、駅構内のエレベーター設置を京成電鉄と協議し、利用しやすくすること。
  7. 京成千葉線「西登戸駅」は、下りホームから改札口を出るにも、さらに改札口から道路に出るにも、階段を使用するしかない。登戸・春日地区は高齢化が進んでいることから、駅のバリアフリー化を早急におこなうよう京成電鉄と協議すること。併せて現在、登戸側にしかない改札口の春日側への増設も検討するよう京成電鉄に働きかけ、協議すること。
  8. 蘇我駅東口広場整備が進まない中、市民より要望が出されているトイレの設置を早急に実現すること。交番設置は無理であれば、東口周辺のパトロールを強化すること。
  9. 千葉市科学館・子ども交流館・子育て支援館の運営等については、利用者の意見・要望を積極的に取り入れる努力をし、事業に反映させること。千葉市ゆかりの著名人や若手芸術家等に協力を呼びかけ、魅力的で愛着のわく施設とすること。アトリウムには福祉ショップを設置すること。
  10. 戦争の悲惨さと平和の大切さを次の世代に伝えていくために、千葉空襲を始めとする戦争体験の語り伝えや手記・絵画の提供・収集を全市的に働きかけ、子ども交流館や郷土博物館に遺品やテープ・CD・手記・絵画等を保存し、常設展示場を設けること。
  11. 選挙の低投票率対策として、期日前投票所をJR千葉駅に設置すること。
  12. 選挙管理委員会委員および事務局は、研修を重ね業務内容を十分把握し、市民からの様々な問い合わせに適切に対応すること。

(2)花見川区

                             

*公共施設について

  1. 新検見川駅、幕張駅前にバリアフリーの公衆トイレを設置すること。
  2. JR幕張駅の改札外のエレベーターを早急に設置すること。
  3. 花見川図書館分館は、第2次5か年計画で平成22年度までに新設するとしたが、見送られている。次期5か年計画策定時では住民の要望に基づき、きちんと計画に位置づけ整備すること。

*道路・交通について

  1. あんしんケアセンター、コミュニティセンターなど花見川区の公共施設の多くは交通の便が悪く利用しにくいので、コミュニティーバスを早期に運行し利便性を高めること。
  2. 花見川サイクリングロードは通勤・通学者の利用も多いので全線にソーラー発電や発光ダイオードなども検討し、照明の設置をすること。
  3. 道路の整備、改善について ・花園63号線(花園町から宮野木町に行く道路)の歩道は狭いので片側のみにして車椅子でも通れるようにすること。 ・小中台線・花園68号線(検見川町から宮野木町方面)の検見川5丁目付近は住宅も増え、は交通量が多いので、歩道の整備を早急にすること。 ・瑞穂橋の武石方面の道路整備を進め、開通させること。

*環境問題について

  1. 浜田川については悪臭問題もあり、浚渫などの対策をとること。
  2. 花見川の水量を増やすために、大和田排水機場からの放水回数を増やすよう水資源機構・県に引き続き要請すること。
  3. 区内の元産廃処理施設については監視を続け、住民に対しても指導経過をきちんと示すこと。

*その他

  1. 歴史的、建築的な価値のある検見川無線送信所跡を文化財として保存し、有効な活用を図ること。
  2. 検見川稲毛土地区画整理事業内の中学校予定地の変更に関しては開かれた議論の中で、活用方法を検討すること。
  3. 東大緑地植物実験所は貴重な緑地であり、地元住民とも連携しながら関係機関に働きかけ存続に努めること。

(3)稲毛区

                              

*区民参加のまちづくりについて

  1. 新しいマンションが建ったり、区画整理などで新しい町ができたりと新住民が増えている。
    ・ 人口が増えることにより、保育園、幼稚園、学校、子どもルームなどの不足が懸念される。それぞれが、安心して利用できるように対処すること。また、学校の統廃合や学区再編などは市民が不安を感じないように、地域で充分な検討をし、広報すること。
    ・ 保健センターの高齢者や乳幼児に対するサービスに関しても、人数の増加に対応できるようにすること。
    ・ 投票率を上げるため、行きやすい場所(日常の生活でかかわりのある場所など)に投票所をつくり、投票所を選択できるようにする。ポスター掲示板の場所を見直すなど工夫を検討すること。
    ・ 新しいマンションが建設される時、度々、近隣住民から反対の声が上がる。地区計画を作ることによって解決できることも多いということを市民に積極的に広報し、地区計画を作るよう働きかけること。
  2. 区民まつりの実行委員は毎年公募するよう実行委員会にはたらきかけること。
  3. 中越沖地震の柏崎刈羽原子力発電所の事故で、放射性物質の管理に市民が敏感になってきている。放射線医学研究所は、過去、何回か放射性物質が放置されていたなどの問題が発覚している。災害時の対応など市、区がきちんと対応できるよう把握しておくこと。
  4. 放医研の事故などに関しては、周辺住民や自治会だけでなく広く市民にも公表すること。
  5. 新港横戸町線は、本線工事が優先され、生活道路の工事が先送りされ、沿線住民はさらに長期間、工事による不便を強いられている。
    ・緑化検討会、全体協議会は市民が多くの時間を費やして検討、協議してきたものである。市民との協働で検討してきた経過を尊重し、継続していくこと。
    ・開通した際には、沿線住民も一緒に参加でき、今後のコミュニティにも役に立つようなイベントを企画すること。

*公共施設の整備について

  1. 稲毛区保健福祉センターは第2次5か年計画で建設が位置づけられている。
    ・全区の最後にできるので、各区の改善点をいかすこと。
    ・若葉保健福祉センターや市立千葉高校では、デザイン的にはよくても実際の利用時には危険や不便が伴うような設計がなされていて、後から応急処置的な対応がされている。そのようなことがないよう利用者の意見を取り入れること。
    ・新港横戸町線の開通に伴い、交通事情が大きく変わることが予想される。また、これまで保健センターを利用してきた近隣住民にとっては、交通の便が悪くなることが生じる。駐車場や公共交通機関については充分、検討すること。
    ・ボランティアなどで現在保健センターを利用している人たちの意見を反映すること。
  2. 保健福祉センター建設後の保健センター、福祉事務所の利用についてどのようなものがいいのか、市民意見を取り入れること。また、決定していく場に市民が参加できるようにすること。
  3. 小仲台団地、園生団地の児童福祉センターを子育て支援のために活用すること。
  4. 災害時に備えて公共施設に井戸を設置し緊急時に使用できるようにすること。
  5. 稲毛図書館の本や雑誌に古いものが目立ち、情報として役に立たないものもある。市民のニーズにこたえるようなものをそろえること。

*稲毛駅前について

  1. 稲毛駅前の交通システムの変更については周知がされていない。特に一般車の乗り入れが規制されている状況には見えない。周知をはかり、市民の意見を聞き、効果を確認すること。
  2. 稲毛駅前の夜間の待機タクシーもロータリーを越えての客待ち駐車も見られ、混乱を招いている。早急に対策をとること。
  3. JR社宅跡に建設される集合住宅による交通量の変化に対応できるよう対策をとること。

*道路の整備について

  1. 交通量が多く、歩道の整備がされていない、幕張弁天町線、長沼、ヴィルフォーレ周辺などで、歩行者が安心して歩ける歩道を整備し、自転車や車いす、ベビーカーも利用しやすい道づくりをすすめること。
  2. 磯辺茂呂町線は本体工事が大幅に遅れている。そのため、生活道路に車があふれ歩行者の安全がおびやかされている。安全が確保できるように生活道路を優先した道路整備をすすめること。特に園生町4号線・園生町110号線・園生町111号線など、安全が確保できるように生活道路を優先した道路整備をすすめること。
  3. 放医研西側」の交差点は交通量が多いが、変形なので信号がわかりづらい。歩行者スクランブルにするなど、安全性を考えること。

*稲毛区の緑化

  1. 宅地開発で、斜面緑地が失われ、よう壁化している。真夏の照り返しでヒートアイランド現象が高まるため、よう壁の緑化を行政指導すること。 また、斜面緑地の重要性を考えて、開発優先にならないよう、指導すること。
  2. 小仲台斜面緑地は何回も開発されそうになり、住民が危機感を持っている。トラスト制を活用して残す方法を考えること。
  3. 第3期区民懇話会からの提言にある「小中台中学校裏斜面緑地」「園生給水場南斜面緑地」「稲毛東斜面緑地」その他のまとまった樹林などの保全に取り組むこと。
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