市民ネットワーク 2007年度予算編成に対する要望書

【6】豊かな心をはぐくむ学びの場を広げる

*子どもの人権

  1. 国連子どもの権利委員会の勧告に従い、「子どもの権利条約」の内容が十分に子どもたちに伝えられ、学校現場で「子どもの権利」が尊重されるよう、授業で取り組むこと。そのための教員研修を十分に行うこと。
  2. 次世代育成支援行動計画に欠けている千葉市独自の子ども人権条例の制定、人権オンブズパーソン制度の創設を検討すること。
  3. 子どもの意見表明や参加権を保障する場として子ども会議などを設置し、子どもの意見を施策に反映すること。

*学校教育

  1. 中学校の学級定員を38名にすること。
  2. 免許外教科担当を解消し、小規模校に専科指導教員を配置すること。
  3. 教職員研修プログラムを見直し、質の向上が図れる内容にすること。
  4. エイズ・性感染症の増加に伴い、適切な性教育を行うこと。学校に保健師や助産師等の専門家を派遣して行うこと。
  5. スクールカウンセラー以外に、ソーシャルワークができる人を配置すること。
  6. DV防止を普及させるためにも、高校生などに「デートDV」防止のための授業をとりいれること。
  7. 性被害の実態を調査し、性被害を受けた時に申し出ることのできる環境づくりと、徹底的な防止対策を実施すること。

*インクルージョン教育

  1. インクルージョン教育の推進をはかり、障がいをもつ児童・生徒など特別な教育的ニーズに対応するために、学校全体での支援体制を構築すること。
  2. 医療行為の必要な児童・生徒の在籍する学校では、看護師を配置すること。
  3. 特別支援教育に関しては、学校教職員経験者だけでなく、個別に対応できる知識ある支援員の養成につとめること。

*学校給食

  1. 今後とも市内産の米をはじめ食材を積極的に取り入れること。
  2. 食器は強化磁器を導入し、せっけんで洗浄すること。

*学校図書館

  1. 学校図書館指導員は、中学校にも一人ずつ配置すること。
  2. 子どもの読書活動推進計画に従って、図書資料の充実をはかること。
  3. 学校図書館のネットワークをつくり、公共図書館との連携をすすめること。

*図書館整備

  1. 市民が身近に本と接することができるように、中央図書館を中心に各区1地区図書館・2分館として整備を進めること。
  2. コミュニティセンター図書室・女性センター情報資料室・2007年開館予定の(仮称)子ども交流館図書室など、公共施設にある図書室は、図書館ネットワークに入れること。
  3. 地区館・分館・図書室・公民館図書室は、さらなる資料の充実に努めること。また、地区館は地域の特性を生かした蔵書を備えること。
  4. レファレンスなどの市民サービス向上のため、有資格者で正規職員の採用割合を増やし、館長・職員の研修の更なる充実をはかること。
  5. 市民がより身近に利用できるように、各区役所や連絡所に返却ボックスを設置すること。
  6. 公共図書館に指定管理者制度を導入しないこと。

*教育委員会議

  1. 教育委員を選ぶに当たっては、公募、市民推薦方式を取り入れること。また教育委員の報酬の見直しも検討すること。
  2. 教育委員会議に請願が出された場合、請願者の意見陳述権を保障すること。
  3. 教育委員会議の開催については、遅くとも1週間前に告示すること。

*自ら学ぶ環境づくり

  1. 公民館の中央館運営審議会は、組織代表だけではなく、公募による市民(さまざまな年齢層、職業)も加え、幅広い意見をもとめること。
Copyright(C)2006 市民ネットワーク、All rights reserved.
Close