No.11
平成22年第3回定例会
(提出年月日)平成22年8月18日
(提出会派名)市民ネットワーク
脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツによる外傷などによって脳脊髄液が漏れることで引き起こされ、子供からお年寄りまで、だれでもなり得る病気である。頭痛や全身倦怠感、目まいなどさまざまな症状(不定愁訴)があらわれることで日常生活に支障を来すが、一般的な認知度が低いため、病気であるのに怠慢等の批判を受け、苦しんでいる患者も多くいる。
しかし、脳脊髄液減少症については、検査までは保険が適用されるようになったが、いまだ確立された診断・治療法がないのが現状である。近年、有効な治療法として、患者自身の血液を患部に注入して脳脊髄液の漏れをとめるブラッドパッチ療法が実施されているが、保険の適用対象外であることから、高額な治療費により患者及び家族にとって経済的・精神的に大きな負担となっており、治療法の確立を含めた早急な対応が必要である。
よって、本市議会は国に対し、脳脊髄液減少症の認知を進め、診断及び治療の確立を早期に実現するよう下記の事項について強く要望するものである。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年 月 日
千 葉 市 議 会
■結果■