No.14

平成18年第3回定例会
(提出年月日)平成18年8月31日
(提出会派名)市民ネットワーク

遺伝子組換えナタネの自生及び遺伝子拡散の防止策を求める意見書(案)

本年6月に行われた、市民団体による千葉県内の遺伝子組換えナタネの自生調査によって、県内5カ所での自生が確認された。そのうち4カ所が千葉市内で見つかり、千葉港から搾油工場への輸送経路以外でも生育が確認されており、今後の拡散が懸念される。特に搾油工場のある稲毛区では、複数の除草剤に耐性を持つ個体も確認された。このことから環境中での交雑が起こったことが推測されている。

アブラナ属のナタネは、コマツナ、白菜など近縁の種と交雑を起こしやすい特性を持つことから、遺伝子組換えナタネが遺伝子汚染を引き起こし、自家採種をしている有機農業者に経営的な打撃を与えるなど、農業に重大な影響を及ぼすことが危惧されている。その上、遺伝子汚染は一度起こったら元に戻すことは不可能なのである。

一方、妊娠前のラットに遺伝子組換え大豆を与えた実験で、組み換えなしの大豆を与えたラットと比べ、生まれた子に著しい低体重と高い死亡率が示されたとの報告がなされており、国の言う安全性と実質的同等性についても疑問視されているのである。

よって、本市議会は国に対し、農業を守り、消費者の食の安全・安心を担保するため、下記の事項について強く要望するものである。

  1. 今回の市民調査の結果を受け、全国的な自生調査を実施し、結果を国民にわかりやすく公表すること。
  2. 輸入港からの輸送経路でのこぼれ落ちを防止するため、輸入会社、輸送会社に防止策を義務づけること。
  3. 遺伝子組み換え作物の栽培については、遺伝子の汚染、拡散防止に実効性のあるガイドラインを制定すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成18年  月  日

千 葉 市 議 会

  

■結果■

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