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平成17年第2回定例会 
(提出年月日)平成17年6月22日
(提出会派名)市民ネットワーク
 
 
首相の靖国神社参拝の自粛を求める決議(案)
 
   小泉首相は、中国、韓国からの再三の批判、また国内の多くの閣僚経験者などからの自粛を求める声が上がっているにもかかわらず、靖国神社への参拝継続を言明している。
現在の日中平和友好関係の樹立は、「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な被害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。」との日本側の姿勢に対し、中国政府が「中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する。」と声明すること(「日中共同声明」)により切り開かれた。
 しかし、小泉首相の靖国神社参拝強行の姿勢は、中国や韓国を初め、日本に侵略された過去を持つアジア諸国の日本に対する国際世論を著しく悪化させている。このような姿勢が、国内外の大戦の被害国の人々にどのように映じているか、また、経済的な側面においても大きく影響することが懸念されることから冷静に判断すべき問題である。21世紀の日本において、アジアの国々との平和的共存なしに国際社会での名誉ある地位を築くことはできない。
 よって、本市議会は、小泉首相は靖国神社参拝を自粛し、速やかにその旨を宣言するよう強く求めるものである。
 以上、決議する。
 
 

平成17年  月  日

千 葉 市 議 会  

 

■結果■議会運営委員会にて審議された結果、本議会に上程されず。
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