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宸V
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平成15年第4回定例会
(提出年月日)平成15年11月19日 (提出会派名)市民ネットワーク |
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近年,都市化,核家族化による家族の孤立や生活基盤,養育基盤の低下などにより,児童問題が多様化,深刻化しており,その結果,児童養護施設に被虐待で入所してくる児童が急激に増加している。 しかし,国が定める児童養護施設の直接処遇職員の配置基準は1979年から変わっておらず,1999年より心理療法士,家庭支援専門相談員等の加配措置が講じられてはいるものの,2000年の「児童虐待の防止等に関する法律」の施行によって虐待を受けた児童は一時保護を行うこととなったため,入所する子どもの半数を被虐待児童が占めるようになり, 児童養護施設には,虐待を含む心的外傷へのケアにも関わることが求められている。 児童福祉施設等の最低基準は児童の身体的,精神的及び社会的な発達のために必要な生活水準を確保するものでなければならない。また,心のケアを充実し,社会人として生きていく力を身につけさせるためには,必要に応じて個室の確保,家族へのソーシャルワーク等を行うスペースの確保等,より個々の児童への援助がしやすい施設作りが必要である。 このように,被虐待児の増加や業務の内容が変化しているにもかかわらず,配置基準が変わらないため,現行の児童養護施設の職員体制では十分な対応ができない上,過重な労働を強いられている状況となっている。 よって,本市議会は国に対し,子どもにとって必要な生活基準を確保するためにも,児童養護施設の職員配置基準の見直しを求めるものである。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 |
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平成15年 月 日 千 葉 市 議 会 |
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■結果■ 議会運営委員会にて審議された結果、本議会に上程されず。 |
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