長谷川ひろ美

検見川送信所を知る会に80名の参加者

  8月30日に検見川送信所を知る会のイベントが検見川公民館でありました。
昨年10月に第1回目のイベントがあり、私も参加しました。今回が3回目で、まだ1年もたちませんが大きな反響を呼びおこしています。
1年前、送信所の保存に関して、市に問い合わせをした時点では、住民要望はあるが中学校予定地に建っているため、取り壊すことが予定されているとの杓子定規な答えでした。

しかし知る会の活動が盛んになった中で、送信所を設計した建築家の吉田鉄郎氏が同じく手がけた東京中央郵便局の保存が話題となりました。
また国際組織「ドコモモジャパン」によって07年度の重要建築物10件に送信所が選定され、これらが新聞でも報道されました。このような流れが保存に向けて追い風となり、市も検討するといった対応に変わってきています。30日のイベントでは、地元の住民をはじめ建築関係、その他文化財としての保存を求める方たち約80名が参加しました。

 今後は千葉市や市議会に要望書が出されていますので、次の議会では常任委員会を中心にしっかりと議論される予定です。中学校建設の予定がなくなったことで、この送信所が保存され施設としても専門家の方たちの意見も聞きながら、上手な活用が図れるよう求めていきたいと思います。
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