議会速報(2008年6月議会)2面

メタボなまちづくり交付金事業

事業地区は市内11地区で総事業費434億円。そのうち4割の約167億円(このうち道路特定財源が平均で2割)がまちづくり交付金です。5年目の今年、7地区が終了しますが、計画策定時に市民の参加はなく、事後評価の指標となる項目も到底達成できるものではありません。

まちづくり交付金は、全国で3,523件申請され、不採用は0とのことです。千葉市では、昭和の森再整備に5億8700万円、大森台駅前広場の用地半分取得に6億7,000万円、中央区宮崎町の石橋記念公園整備に1億3,000万円。本当に必要な支出だったのか、まちづくり交付金があることで事業が不要に膨らんだのではないか、とも考えられます。

まちづくりの担い手は、そこでどれだけ市民が知恵を絞り汗を流したかで生まれてくるはすです。NPOからもまちづくりの提案を広く公募するなど市民の知恵を取り入れるしなやかな取り組みが求められます。計画段階で予算面もオープンにして協議することが必要です。

事後評価を機に、すでに着手済みでも都市計画道路や土地区画整理など公共事業の大きな見直しをするべきです。(小西 由希子)

*まちづくり交付金:市町村が策定した都市再生整備計画に対し、概ね3〜5年交付されるもの

保育所の待機児童が約1000人に!

千葉市の保育所待機児童数は、今年の3月1日時点で、なんと987人でした。4月に児童の入れ替えがあり、一時335人に減少しました。しかし毎年のようにその後増加し、年度末には約3倍近くになります。同じ人口規模で待機が20人と少ない北九州市には、156の保育所があります。千葉市は90ヶ所で、他政令市と比べても受け入れの不足が目立ちます。今後平成22年度までの建設予定は、民間による2ヶ所だけ。待機児童の解消は市の最重要課題としているのですから、「公設でも対応すべきでは」との質問に、市は「新設は民間で行う」との答弁。引き続き具体策を求めてまいります。

■耐震不足の保育所

またIs値0.3未満の保育所7ヶ所の仮設施設建設も遅れています。昨年の7月、小学校の耐震問題に関連して発覚して以来、もうすぐ1年です。公立保育所の民営化方針がネックとなり、本建築をせず10年間リースの仮設を条件としているため、候補地がなかなか決定できないのです。地震が相次ぐ状況の中、10年リースにこだわらず、一日も早い対応を図るべきと要望しました。(長谷川 ひろ美)

長谷川弘美の議会質問&答弁

半歩前進 赤ちゃんとお母さんの笑顔につながる支援

この4月から母子健康手帳の交付場所が、すべて保健(福祉)センターとなり、保健師の妊婦への指導時間が増えています。その結果、出産後の訪問指導を希望する産婦が増えることが予想されるため、助産師による訪問指導体制の充実を求めました。 また、4月から妊婦健診の公費負担が2回から5回に増えましたが、病医院だけでなく助産所にも適応してほしいとの声が広がっています。千葉市の考えを聞いたところ、「県内統一の基準となるように関係団体と検討する」との答弁があり、半歩前進です。 さらに、千葉市では母乳哺育率が全国より低いので、妊娠中からの母乳指導の充実が必要です。保健所だけではなく、各区での母乳教室の開催を求めました。 児童虐待などの問題を協議する要保護児童対策地域協議会の設置が法律で位置づけられていますが、千葉市は遅れていました。ようやく今年、千葉市にも設置されるとのことです。虐待の芽を訪問時に発見する機会の多い、助産師や保健師を構成員に加え、実のある会にするよう要望しました。(山田 京子)

山田京子の議会質問&答弁

できない理由は無い!予算編成過程の公開

予算要望には地域エゴや利権が付きまとうものです。それを払拭するためには、衆人監視の下で市民の理解を得る努力が必要です。また、納めた税金がどんな風にして配分されていくのか、しっかり見守ることは、納税者として当然の権利でもあります。

市の予算編成は、10月上旬に編成方針が示され、11月上旬までに各局で予算見積もりを行い、要求内容を決定します。その後財政局で調整をし、市長査定で決定します。その間の編成過程は、情報公開条例で規定する意思形成過程にある情報だとして千葉市は公開していません。公開すれば、中立性が損なわれる、混乱に陥る、特定の者に利益または不利益を与えるなどの恐れがあるというのです。そうでしょうか? そんなことはあり得ないはずです。なぜなら、既に17政令市中9政令市が各局の要求内容を、6政令市が査定結果を、千葉市と同様の情報公開条例を持ちながら市民に公表して、説明責任を果たしているからです。他市ではできるのに千葉市ができないというのは、行政手腕の問題に過ぎないとし、予算編成過程の公開を求めました。(福谷 章子)

福谷章子の議会質問&答弁

本年度担当する委員会が決まりました

  常任委員会 その他委員会など
小西由希子 経済教育委員会 議会運営委員会 保健所運営協議会  
常賀かづ子 環境建設委員会 廃棄物減量等推進審議会 少年自然の家運営協議会
長谷川ひろ美 保健下水委員会 議会運営委員会 都市活性化対策調査特別委員会 水道事業運営協議会
福谷章子 総務委員会 大都市税財政制度・地方分権調査特別委員会 農政審議会 市議会だより発行委員会
山田京子 都市消防委員会 大都市税財政制度・地方分権調査特別委員会 競輪運営委員会
湯浅美和子 都市消防委員会 都市活性化対策調査特別委員会 都市計画審議会 

毎年6月議会に行われる議長選挙。本来議長は4年任期なのだが、千葉市では慣例として1年ごとに交替する。最大会派の議長候補が決定するまで、その他会派の議員は禁足状態。「あ〜あ、今年もお付き合いか」と腹をくくっていたが、確かに同じように時間はかかったものの、結果は例年と少し違った。議長就任に意欲を見せていた噂の2人ではなく、第3の若手候補が議長就任。手腕は未知だが、最大会派の思惑のみで決定されるものでない、ということを少し示せた議長選挙だったかも。

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