平成20年第2回千葉市議会定例会の速報

 

市長から提出された、財産の取得3件(新電算機室設備や大和田調整池・みつわ台南小の一部施設を都市整備公社から買い戻すもの)など16議案が審議され、このうち市民ネットワークは、「国民健康保険事業特別会計補正予算」「市民ゴルフ場指定管理者の指定」に反対しました。また共産党提出の「食の安全・安心推進委員会設置条例」の制定を求める発議には賛成しました。


第二次五ヵ年計画の見直しにはもっと丁寧な説明を!

19年度の国保会計における収支不足2億6,700万円を平成20年度予算の歳入から繰り上げて充てる、というもの。「保険料の徴収見込み額が下回り収支不足が生じた」かつ「行政改革計画の一環として、特別会計の健全化が挙げられている」また「一般会計の財政状況が厳しく、繰上充用により対応した」との説明です。しかしこれまでも収支不足は生じていたのであって、一般会計からの繰り入れで支えてきました。

繰上充用の財源としては、20年度の保険料の滞納繰越分の徴収率を19年度22.04%であったものを25.2%にアップし充てる、とのことです。しかし千葉市の滞納分徴収率はかなり高く、政令市中第2位。これをさらにアップさせるのですから、かなり厳しい徴収といえます。国保加入者は、低所得者、高齢者、あるいは無業者層が多く、保険料が重くのしかかっています。保険料を払いたくとも払えない方たちも多くいることへの配慮が必要です。

厳しい財政状況であっても、市民のセーフティネットをいかに保持するかを考えるのが行政のはず。これまでのように一般会計の繰り入れから不足分を支えることを求め議案に反対しました。こんなふうに、いたるところで、少しずつ、少しずつ、市民生活を脅かす

「財政健全化」が進められようとしています。ちょっと待った、優先順位はこれでいいのか!(湯浅 美和子)

「廃止」VS「見直し」

後期高齢者医療制度に関する二つの意見書が提出されました。
「後期高齢者医療制度の廃止を求める」(市民ネット・共産党)
「長寿医療制度の見直しを求める」(自民・公明党)

そもそもこの制度は高齢者の医療費抑制のため創設され、開始前から被扶養者の保険料の一部凍結措置や経過措置を行うなど制度自体に問題が多く、4月にスタートして以来不安や批判の声が相次いでいます。6月に政府・与党は保険料の軽減対策などさらなる「見直し」をせざるを得なくなりました。しかしこのような一部の「見直し」では抜本的な解決には至りません。

今後高齢者の増加により、保険料の引き上げは必至であり、年金からの天引きなど高齢者の生活はますます苦しくなることは目に見えており、75歳という年齢で医療を差別し、高齢者一人ひとりの健康格差を助長するこの制度の「廃止」を求めました。

最終日、共産党より自・公案に対して、質疑が行われました。意見書に対する質疑はなんと12年ぶり、とのこと。しかし結果「廃止」賛成22人(市民ネット・共産党・民主党・無所属)「見直し」賛成29人(自民・公明)で残念ながら「見直しを求める意見書」が採択送付されました。(常賀 かづ子)

いっそう進めよう!議会改革

本年4月から、◎政務調査費の領収書添付と全面公開、◎常任委員会の傍聴、◎費用弁償の廃止など、議会改革が進みました。今年度は議会内に検討会を設置して、さらに一歩改革を進めることになっています。

そこで、●陳情請願者が常任委員会で意見を言えるようにすること、●議会運営委員会や予算・決算特別委員会分科会も傍聴可能にすること、●常任委員会の日程を分散させること、●議員同士の議論の時間がたっぷり取れるように会期を見直すこと、●千葉市議会として超党派で市民に対する議会報告会を開催すること等々、提案していきます。

市民のみなさんも、見張りを怠り無く! ともに改革を進めましょう。(福谷章子)

*採択送付された市民ネットワーク提出の意見書

◆「協同労働の協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書

◆ 化学物質対策基本法の制定を求める意見書

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