平成17年第4回千葉市議会定例会の速報

75歳からの「後期高齢者医療制度」って、なに?

山口 晴美

75歳以上及び65歳以上の寝たきり高齢者だけが加入する健康保険が、2008年4月から始まる事を知っていますか? これは今年6月、一連の医療制度改革関連法成立の中で決まったものです。この保険の運営は、千葉県内56市町村で構成する「千葉県後期高齢者医療広域連合」が担います。今議会に設立準備金の補正予算と広域連合の設置の2議案がかかりましたが、ネットは反対しました。

広域連合は地方公共団体に順ずる組織のため、市町村議会から1名ずつ選ばれた議員で構成する「議会」が設置され、保険料はじめ条例などを決定します。自治体が直接運営を担う仕組みではないことから、住民にとっては分かりにくく、声の反映されにくい存在になることが予想されます。

千葉市での対象者は約68,000人。一人ひとりに保険料が課せられるため、これまで扶養されていて保険料負担がなかった方も、年金から自動的に差し引かれます。保険料は一人暮らしで年金208万円の場合、全国平均で月6,200円、年額にして7万4千円と算定されています。医療費は1割負担ですが、現役並みの所得のある方(年収530万円以上)は3割負担。

高齢になればなるほど医療費が嵩むのですから、保険料の値上げやそれに伴う保険料の滞納、医療抑制も懸念されます。所得格差が医療格差、健康格差を生み出すことになったら大変です。

後期高齢者医療制度に関する質疑(議案第195号)&答弁

山口晴美の議会質問全文&答弁

やむにやまれぬ「ぱ・る・るプラザ千葉」

福谷 章子

千葉駅前のぱ・る・るプラザは日本郵政公社が所有していますが、平成19年度以降は採算が見込めないとしてこの3月で手放すことになり、本年7月、公社から購入の意思確認をされた千葉市は、今議会に取得のための補正予算を計上しました。

ぱ・る・るプラザは音楽ホール、プールやフィットネススタジオ、大小会議室などを備えた市民文化活動を支援する施設として、年間50万人の利用者があります。また、音楽ホールは県内でも有数な貴重なホールとして、存続の要望も出ています。しかし、千葉市の財政状況は、経常収支比率が94.8%で硬直度はハイレベル。このような臨時支出に対応するには厳しい状況です。

ところで国は郵政民営化の旗印のもと、地元自治体が引き受けなければ制限をつけることなく民間事業者に入札させるという方針を示しました。現行の都市計画法では何ら福祉的文化的配慮はなされないので、民間事業者に委ねた場合、駅前のまちづくりへの悪影響が懸念されます。したがって千葉市としては指をくわえてみているわけにもいかず、市民ネットワークとしても取得は余儀ないことと判断しました。

さて、取得費用は20億3000万円で、財源は国のまちづくり交付金5億2500万円と地方債15億500万円、さらに備品費4800万円が一般財源から支出されます。郵政民営化の余波は、こんなところにも現れています。

ぱ・る・るプラザ千葉に関する質疑(議案第186号)&答弁

あれこれ

■ネットが提出した意見書

「教育基本法改正案」の参議院での慎重審議を求める意見書

準憲法ともいえる「教育基本法」が慎重審議とは程遠く、簡単に変えられてしまいました。国会では衆参両院とも与党の強行採決で可決。市議会では意見書の提出さえ出来ません。
教育基本法を変えれば、教育現場の深刻な状況が解消されるわけではありません。市民感覚とは大きく乖離する議会こそ変えなければなりません。

結果:残念ながら採択されませんでした

■請願

市民オンブズ千葉から議会運営委員会に提出された「千葉市議会政務調査費の交付に関する条例の改正についての請願」は継続審査

*評価できる施策

*反対した議案

結果:反対少数で可決されました

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