議会速報(2006年9月議会)2面

平和資料館(室)の設置を

小西 由希子

戦後61年がたちました。千葉市も無差別爆撃で市街地の7割が焼け野原となり、多くの死傷者がでた悲しく辛い過去をもっています。市では「平和宣言」を掲げ、憲法に基づく施策を展開しています。一方、新政権では、平和主義・国民主権・基本的人権の尊重を謳った日本国憲法が変えられようとしています。今こそ戦争を過去のものとしないよう、若い世代に平和の大切さを語り継ぐ取り組みが求められます。学校教育でも、再び戦争の惨禍が起こることがないようにと制定された日本国憲法に定められた「戦争放棄」の持つ意味をきちんと位置づけ、子どもたちに学びの場を確保することが大切です。

戦争体験者が高齢化し語り継ぐ運動も困難さを増しています。資料の散逸が危ぶまれる中、郷土博物館や子ども交流館などでの戦争資料の常設展示や平和資料館(室)設置を要望しました。また、体験者のお話を聞く会や、体験を絵にして残す市民の取り組みに、市としても協力・支援していくことを提案しました。

小西由希子の議会質問全文&答弁

違法業者の落札に議会がNO!‐市民ゴルフ場の工事契約―

長谷川 ひろ美

「ゼネコンと市内事業者の共同企業体が6億4400万円で落札しましたが、環境建設委員会で市内事業者が都市計画法に違反していることがわかりました。

市は、2001年に市街化調整区域に事業者が許可なく建てた建築物を確認しています。しかしその後5年間にわたり、「直接の指導は何もしていない」と放置状態であったこと。また都市計画法違反でも工事の入札には参加できるので契約に問題はなく、了解して欲しいとの説明でした。市が法に違反する業者に指導してこなかったことは怠慢であり、議会としてはこのような業者が公共工事を落札することには納得できないとして、全会一致で否決しました。

この9月26日、市は今後の入札の条件に都市計画法に違反する業者は参加できないこととしましたが、議会の久しぶりの決断によって変更されたものです。いま契約課では混乱が生じているようですが、今後、他法も厳正に調査し透明な入札となることを求めました。

小学校に入学したら、仕事が続けられない」って変!

湯浅 美和子

保護者が働いている家庭等の子どもたちに、「遊びと生活の場」を確保する放課後児童健全育成事業。千葉市では「子どもルーム」とよばれ、現在市内120小学校のうち98校に設置されています。共働き家庭や一人親家庭の増加に伴い、その役割はますます大きくなり、施設整備や運営の充実と保育の質の確保が求められています。

中でも質の低下に繋がる大規模こどもルームの解消は、かねてより要望のあったところですが、今回国が発表した「放課後こどもプラン」の中では「70人以上のルームの解消」を求めており、現状千葉市で該当するルームは8ヶ所ありますが、今後は70人以下を基本として整備がすすめられます。

また開設時間に関しては、保育所(園)の7:00から19:00あるいは20:00までの延長保育を利用しながら仕事を続けておられる家庭も多い中、子どもルームは8:30(土曜・長期休業中)から18:00までとなっており、延長を求める声が多く寄せられています。それを受け市でも時間延長に向け検討が始まりました。来年の就学時に間に合う時間延長の決定を求めました。

湯浅美和子の議会質問全文&答弁

動物愛護のための専門施設が計画されています

常賀 かづ子

私たちの暮らしの中で犬や猫の存在は、単なる愛玩としてではなく,家族の一員,人生のパートナーとして考えられるようになりました。一方で無責任な飼い主による動物の遺棄や虐待が増え、不適切な飼養管理などがもとで「動物は迷惑な存在」と考える人も少なくありません。

飼い主自身が動物の本能や習性を正しく理解し、動物に対する責任を果たすことが大切であり、また飼っていない人には動物への正しい理解を求めることも必要です。このようなことから、動物愛護精神の普及啓発のための「動物愛護専門施設」が、5カ年計画に位置づけされました。今後用地買収、基本構想策定が予定されています。

基本構想策定にあたっては、策定段階からの市民参加が不可欠です。参加と協働を推進するためにも、公募市民・動物に関わりのあるNPO・ボランティアグループなどを交えた懇談会の設置や子どもたちのワークショップを開催するなど求めていきます。

常賀かづ子の議会質問全文&答弁

もっと真剣に議会改革!! 

福谷 章子

24対25のサプライズ!

市の職員を大声などで威圧し、助役から異例の申し入れ書を手渡された自民党幹事長で議会運営委員長でもある小梛議員。市発注事業の契約に係わる恐れがあるだけに、看過できません。共産党から議運委員長辞職勧告の動議が出され、本会議で図ったところ24対25で、かろうじて首がつながりました。「受け取りかたはさまざま、人生いろいろ」と弁護する自民党ですが、圧力をかけて意思決定を捻じ曲げるという事態の重大さをもっと認識すべきです。

54の謎

千葉市議会の議員定数を56人から54人に変更する議案が可決されました。地方自治法では、本来64人のところ54という数字は、経費削減だけを念頭にしたもので明確な根拠がありません。経費削減ならば、議員報酬や費用弁償を見直し、政務調査費に領収書を添付して無駄な支出を減らすなどの対策が必要であると、私たちは主張し続けてきました。

千葉市が定数を56人とした頃と比較すると、財政規模は1520億円から6700億円に、人口は66万人から92万人に、議員一人当たり人口も11800人から16500人へと拡大し、一方投票率は59%から45%へと減少しています。これは、多様化した民意を議会が反映しきれず、市民と議員との結びつきが希薄になっていることを示すものです。安易な定数削減は少数意見の切捨てにも繋がりかねません。

政策立案機能の強化、執行機関の監視、常任委員会の傍聴による議会活動への住民参加など、千葉市議会の課題は山積です。議会改革への議論もなく、定数さえ減らせば良いという考え方には、賛同できません。

福谷章子の議会質問全文&答弁

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