平成17年第3回千葉市議会定例会の速報

平成17年度一般会計決算、水道事業会計決算に反対

粉飾決算は認められません

山口 晴美

市税の収納率、滞納繰越額改ざんという粉飾決算が、外部の公認会計士による個別外部監査で明るみになったのがこの4月。その後大揺れに揺れた千葉市役所は、『収納率を維持することを目的に、滞納繰越額の減額が行われていたものと推認する』という調査結果を出しました。しかし、いつ、誰が、何のために、組織ぐるみだったのかという真相を解明しない(したくない?)まま、調査を打ち切ってしまいました。その後、総務省からは交付税2805万円に加えて、収納率の改ざんが意図的に行われたことへのペナルティとして、320万円の加算金が請求され、これにもあたふた。

議会の承認を得ず予備費で返還したものの、加算金の支払いは宙に浮き、結局市長の「指揮監督上の職務義務違反」という名目で、賠償金として市長がポケットマネーから支払いました。


一般会計決算については、市民ネットワーク・共産党・新政五月会の一部の議員が反対しましたが、自民党・公明党・21世紀クラブ等の会派が賛成したため、賛成多数で承認されてしまいました。決算審査委員長である新政五月会の議員が反対したことは意外でした。こうして、また、千葉市議会は、市民の代弁者として見識ある判断を下すことはできず閉会しました。

「市税滞納繰越額改ざん問題調査のための第3者機関設置を求める請願」は否決!

市民ネットワークは、「納税者市民の会」が提出した請願の紹介議員になり、他議員にも働きかけましたが、賛成少数で否決されました。

ネットの視点で施策チェック

高野 はるみ

評価できる施策もあります

やっぱり反対したい施策

条例議案・一般議案でも反対

ネット提出の意見書

「共謀罪の新設について慎重な国会審議を求める意見書」
「格差の拡大を招き、統制・管理を強化する教育基本法改正案の廃案を求める意見書」
「遺伝子組み換えナタネの自生及び遺伝子拡散の防止策を求める意見書」  

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