議会速報(2005年6月議会)2面

こども科学館、市民との協働で生き残りの道を探せ

湯浅美和子

中央第六地区(扇屋ジャスコ跡)では建物解体が進み、まもなく15階建て再開発ビルが現れます。その中に入るこども科学館では、プラネタリウムや展示物製作の競争入札が8月に予定されています。市民ネットワークでは開発のあり方に疑問を投げかけてきましたが、建設は後戻りできないところまで進んでいます。ならば、多くの子どもたちや市民に利用される科学館であってほしいと質問しました。

なぜ?千葉市に?この場所に?そしてどのような科学館が必要か?といったことを市民と合意するための基本的な構想もないまま整備費100億円という計画が走り出しました。その結果、07年秋開館予定というのに、お金をかける展示物の準備は進んでも、それを支える人の配置など、きちんとした準備態勢が整っているとは言いがたい状態です。

全国的に公立博物館などは「冬の時代」といわれ、また指定管理者制度導入という課題を抱えています。そんな厳しい状況下に誕生する科学館は、多くの市民が「私たちの科学館」と思える、そんな市民との協働を探るしか生き残りの道はありえません。

議会質問&答弁全文はこちら

大赤字のモノレール

高野晴美

市長は、当選後の会見の中で、モノレールの延伸に強い意欲を示し、「延伸か撤去か、二つに一つの選択しかない。現状維持はありえない。」と述べています。

モノレール(株)は、債務超過が2004年度末で約100億円。累積損失は約200億円に上っています。大赤字なのは誰の目にも明らかです。

モノレール(株)に対し、千葉県と千葉市は、それぞれ26億円の出資金、無利子貸付金は200億円以上、さらに、政策投資銀行の利子補給や、塗装費を負担しています。

今後、会社再建のために資本金、無利子貸付金は赤字の解消に使われることは避けられません。モノレール(株)が債務超過に陥った責任の所在を明らかにし、県・市のO.Bが天下る経営体制を見直すことも必要です。市民の意見を無視したまま、勝手に延伸の結論を急ぐことには反対です。

議会質問&答弁全文はこちら

不正続きの補助金はゼロからの見直しを

長谷川弘美

本年5月千葉市食品衛生協会による補助金等の不正請求が、内部告発で明らかになりました。昨年も老人福祉施設協議会への補助金の使い込みが発覚しています。

補助金については平成12年の包括外部監査で、報告書や検査について問題だと厳しく指摘されています。市はそれらに全て対応済みとしていましたが、その直後から不正が続出しました。

今回の食品衛生協会の活動報告書は全て架空で、市のチェックも甘く6年間も不正受給していました。

市は協会に対し、返還金の請求だけで賠償請求も告訴もしません。これでは不正をしてもお金を返せばよいと受け取られても仕方がありません。公金であるとの認識で、厳格に対処するべきです。そして何故不正がおきたのか庁内あげて充分議論し、補助金のあり方が既得権益となっていないかなど、ゼロから見直し、透明性を示すべきです。

議会質問&答弁全文はこちら

菜の花?いいえ、GM(遺伝子組み換え)ナタネのお花です

小西由希子

千葉港新港に荷揚げされるナタネは、すべてカナダからの遺伝子組換えナタネです。稲毛区の工場へ運ばれる間にこぼれ落ちて発芽し、市内に自生しています。

2002年には農水省などが鹿島港周辺や国道51号線沿いで、今年環境省が千葉港で自生を確認しました。現在、事業者や市民団体が遺伝子組換えナタネの引き抜き作業を行っています。

小松菜、カブ等との交雑の可能性も指摘されており、市内、県内の農業は大きな打撃を受けることにもなります。実態について、市はまだ全く把握しておりません。カルタヘナ国内法は、野生生物を対象とし農作物への交雑については触れておらず、規制は不十分です。事業所の聞き取りや自生実態調査など市として現状を把握し、対策を考えるよう強く要望しました。

*カルタヘナ国内法:遺伝子組換え生物等の規制による生物の多様性の確保に関する法律

議会質問&答弁全文はこちら

Copyright(C)市民ネットワーク、All Rights Reserved.
速報1面へ  閉じる