令和3年第4回定例会 議案質疑

令和3年12月1日

   山田京子 

1.議案第126号令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)
(1)千葉市民会館再整備事業について
老朽化やバリアフリーに欠ける設備などの改善が課題であった、市民会館が、JR千葉駅近くに再整備される案が発表され今回、基本設計のための補正予算が議案となりました。
市民会館の建て替えに関しては、現在の場所か、中央コミュニティセンターのある場所か、JR千葉支社跡地ということで協議していたと聞きます。

@JR千葉支社跡地に市民会館を建て替える事になった経緯を伺います。
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
市民会館再整備に係る検討業務において、交通の結節点で あり、立地として望ましいとされた千葉駅周辺エリアのうち、昨年JR東日本に対し協議依頼を行ったJR千葉支社跡地、千葉中央コミュニティセンター、現在地での建て替えの3か所で今回比較検討を行いました。
その結果、JR千葉支社跡地は他の候補地と比較して、交通アクセス、周辺環境、防災機能、まちづくり・集客性の点で、市民会館再整備の基本コンセプトである「千葉市の文化芸術の振興・創造」、「地域活性化、観光振興等への貢献」、「持続可能な施設・管理運営」との関連性において優れており、街の賑わい創出や駅前集客機能の形成などに貢献できることからJR千葉支社跡地を市民会館の建設候補地として選定しました。

ホールはその使用目的によって、形も機能も変わってきます。
A千葉市として、このホールを整備するにあたって一番大切にしようと考えていることは何でしょうか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
市民会館再整備は、基本コンセプトに「千葉市の文化芸術の振興・創造」を掲げ、市民会館として、あらゆる人に気軽に文化芸術活動の練習や発表の場として利用していただき、また、多種多様な鑑賞ニーズに応える機会を増やし、より多くの鑑賞の機会を提供することとしており、その上で「地域活性化、観光振興等への貢献」とする基本コンセプトから、文化芸術を通じたインバウンド対応や地域活性化等にも資する施設にして参りたいと考えております。
 また、持続可能な施設・管理運営の実現にも努めて参ります。

Bまた、ホールをつくることによって千葉市における文化芸術をどのように発展させていこうと考えているのか伺います。
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
「千葉市の文化芸術の振興・創造」の実現に向け、文化芸術に参加・交流の機会を拡充し、文化芸術活動を通じた個性と能力の発揮及び多様な価値観の形成等を図る場として、また、地域の文化継承や文化芸術等の担い手育成の中心的施設として参りたいと考えております。

C11月11日締め切りで千葉市民会館再整備に係る基本計画案市民意見募集が行われました。
その中で、これはぜひ参考にしたいと言う意見にはどういうものがあったでしょうか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
10月15日から11月11日までの間、市民意見の募集を実施したところ、29の個人や団体の方から
151件の御意見をいただきました。
 御意見では、施設構成や管理運営等について多くいただきましたが、これらは、全て今後検討することとしておりますので、御意見を参考にさせていただきます。

意見募集の中で、芸術文化活動に長くかかわってきた市民団体などとの意見交換の機会を求めるなどの意見が10件ほどありましたが、今後アンケートを取るという答えで終わっていました。アンケートも大事ですが、それは一方的に都合の良い意見だけを拾うことができる手法であり、かんかんがくがく市民と苦労しながら案を練り上げていくという努力を放棄しているのではないかとおもってしまいます。市民が求めているのは、行政だけで考えてしまうのではなく、市民と一緒に市民のホールを考えていってほしいという願いなのだと思います。

D現時点で市民団体との意見交換を行っていないようですが、今後についてはどう考えているのでしょうか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
市民会館が再整備される予定のJR東日本による複合ビル 建設の概要が固まっていない中で、施設整備の考え方や施設 構成及び管理運営については、具体的な議論が難しいことから、現時点で、直接の意見交換は行っておりませんが、御意見を伺う対象や方法等について、今後検討して参ります。

E芸術監督を置いてほしいという声がある一方、置くとなると人選がむずかしい、個性がありすぎて上手くいかない場合もあるのではという声もあります。市としてはどのように考えているのでしょうか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
運営主体における芸術監督の配置の必要性等を含め、運営全般について、今後、検討して参ります。

Fバリアフリー対策については障がいのある当事者に聞いてから作るべきですが、どのように意見を取り入れようと考えていますか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
ユニバーサルデザインの導入に向け、法令・ガイドラインの基準の確認はもとより、障害者からの意見の取り入れ方などを含め具体的なプロセスについて、今後、検討して参ります。

会議室は必要最低限とする方針と聞きましたが、市民からは不満の声がとどいています。今年4〜5月に行われた市民会館再整備に向けたアンケートにおいても現在の市民会館には様々な会議室があることを評価している声が結構ありました。周辺には100人くらいが集まれる場所がほぼなく、また新しくできた駅ビルの会議室は、一般市民が借りるには高額すぎる料金であって、手が届きません。市民の活動を活発にすることが、千葉市の活性化につながることを考慮し、

G会議室の確保も切り捨てず考えてほしいと思いますがどうでしょうか?
<答弁>
市民局生活文化スポーツ部文化振興課
市民局長答弁
今後の基本設計等において、大ホール、小ホール、リハーサル室等、文化芸術活動に必要な施設の機能・規模とともに、市民会館として必要な会議室の規模や数などについて、検討して参ります。

2.議案第136号指定管理者の指定について(千葉市民活動支援センター)
  および
議案第126号令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)    
(1)千葉市民活動支援センター施設管理運営         
指定管理者募集において、応募が一団体と聞きましたが、5年前の指定管理者募集でも同じ状況でした。
@市は応募が1者しかない実態が続いていることについてどのような見解をもっていますか。
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
複数の事業者が応募し、より良い提案を行う事業者が選定されることが望ましいと考えておりますが、市民活動団体の組織運営を支援するための施設という特性上、ノウハウを持っている事業者が限られていることが影響していると考えております。

A指定管理者選定評価委員会委員の意見に、「団体経営及び財務状況の一層の健全化を図られたい」とありますが、どのような内容なのか。また、事業者から今後の対策を聞いているでしょうか?
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
選定評価委員からは、指定管理予定候補者の財務状況について、直ちに事業継続が困難になるとは言えないものの、施設を安定的、継続的に運営するために団体の財務状況を一層健全化する必要があるという指摘をいただいております。
事業者からは、今後の対策として、コロナ禍により中止となったイベント運営の受託等による収入の確保や、会費収入の着実な確保により財務状況の改善を図る、との報告を受けております。
今後も、毎年度の年度評価や、年に2回の団体へのモニタリングにより、団体の経営状況を確認して参ります。

 

市民活動支援センターが養成している
B「まちなかボランティア」とはどういう人たちのことで、
どのような場面で活動しているのか伺います。
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
まちなかボランティアは、「まちなかボランティア養成講座」を修了した、国際交流、宿泊や飲食などの観光、バリアフリーなど福祉への対応など、様々な場面において、外国人観光客をはじめとした本市への来訪者をもてなすためのボランティアです。
主に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、まちなかで来訪者を案内していただくことを想定しておりましたが、大会が無観客となり、また、コロナ禍で活動する場面が少なくなっているため、次期指定管理期間においては、講座修了者に対するボランティアの受け入れ先情報の発信など、修了後の活動のフォローアップを行い、新たな修了者とともに活躍の場を増やしていきたいと考えております。

Cまちなかボランティアと、オリパラを機に発足した、チーム千葉ボランティアネットワークとの関係をどのようにしていこうと考えているのでしょうか?
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
まちなかボランティアの方に今後も活躍していただけるよう、チーム千葉ボランティアネットワークへの登録を促して参ります。

今の市民活動支援センターの場所は、千葉駅から歩いて10分ほどの9階にあり、ビル周辺も、大型商業施設の撤退により、人通りが減っています。
今の場所で指定管理が始まることがきまった2013年に、「この場所で満足せず、もっと良い条件のところに移転してほしい」と会派として要望していました。市民の方からもここの場所では、なかなか、気軽に立ち寄れない、面積も狭く、このままでは団体の作業用ブースがほしいと言う市民の声にも応えられないと思います。
指定管理者はソフト面で頑張っていると利用者からは聞いていますが、場所的に不利であれば、事業の効果は薄くなります。
D今後、より条件の良い場所、例えば、今建設検討中のJR千葉駅近くのJRのビルに移転するなど、将来についてはどう考えていますか?
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
現時点においてセンター移転についての予定はありませんが、今後の施設の利用状況や、本市が所有する施設の利活用状況などを踏まえ、必要に応じて検討して参ります。

また、市民活動の拠点が、広い千葉市でたった1箇所しかないことによって、なかなか、各区の市民や団体に存在が知られておらず、利用しにくいことから、地域での活動に効果が及んでいません。
E今後、各区での事業展開を、求めますがどう考えているでしょうか?
<答弁>
市民局市民自治推進部市民自治推進課
市民局長答弁
各区での事業展開については、講座やイベント、相談事業をオンラインや出張の形式で実施することで対応するとともに、これにより、どの程度周知が進むか、状況をうかがって参ります。
また、本市としても、より多くの方にセンターの事業を利用していただくため、様々な媒体を用いて周知に努めて参ります。

3.議案第126号令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)
 (1)平和公園拡張建設事業について
お墓のあり方も時代と共に変わっていきます。いま、人気があるのは平和公園にも整備予定の合葬式樹木墓地、また、交通の便のよい場所に作られる納骨堂。しかし、この墓地が完成するころには、もっとニーズが変化しているのではないかと想像します。そうなると、一般墓地のうち、石材を多く使う普通墓地の需要はもっと少なくなるのではないか、また、返還墓地もたくさん出てくると予想されます。
これから整備が始まるA地区についてですが、
@一般墓地の4158区画の普通墓地と芝生墓地の内訳をお示しいただき。
<答弁>
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
保健福祉局長答弁
一般墓地の内訳としましては、合計4,158区画のうち、3平方メートルの普通墓地が762区画、芝生墓地については、1.5平方メートルが2,422区画、2平方メートルが974区画となっております。

A3か年分の墓地の返還状況と再供給にかかる募集、応募状況について伺います。
<答弁>
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
保健福祉局長答弁
桜木霊園と平和公園における墓地の返還状況につきましては、平成30年度が137区画、令和元年度が196区画、2年度が183区画となっております。
また、返還墓地の再供給につきましては、平成30年度と  令和元年度につきましては桜木霊園で、2年度につきましては平和公園で各々170区画の募集を行っておりますが、それに対する応募数は、平成30年度が264件、令和元年度が155件、2年度が261件となっております。

B墓地の種類や区画数の設定にあたっての考え方について伺います。
<答弁>
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
保健福祉局長答弁
直近3年間の死亡者数や市営墓地への応募状況及び今後の推計死亡者数などを踏まえ平成30年度に試算した墓地の需給予測や令和元年度に実施したお墓に関するWEBアンケートの結果に加え、平和公園A地区が拡張区域で最後の整備地区であることなどを踏まえ、整備計画を検討した結果、お墓の承継を必要としない合葬式樹木葬墓地や小規模区画墓地に対する市民ニーズに適切に応えられるよう、合葬式樹木葬墓地に加え、一般墓地につきましても区画を小規模化するとともに、近年の応募状況なども反映し、芝生ならびに普通墓地の区画数を設定したところです。

C今後のA地区の供給計画についてお聞かせください。
保健福祉局医療衛生部生活衛生課
保健福祉局長答弁
令和5年度から合葬式樹木葬墓地について、7年度から一般墓地のうち普通墓地について、8年度からは芝生墓地の供給を開始したいと考えておりますが、供給数につきましては、今後の応募状況などを踏まえて設定して参りたいと考えております。

 

4.議案第139号指定管理者の指定について(千葉市子育て支援館)
  および
議案第126号令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)
  (1) 子育て支援館施設管理運営

現指定管理期間の指定管理者評価シートでは施設利用者の数値目標は毎年78,000人となっていますが、今回の募集要項にある数値目標は64,000人となっています。

  1. それぞれの数値目標設定の考え方について伺います。

<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
現指定管理期間については、平成27年度の利用者数が
77,561人であったことから、これを維持するということで、年間78,000人といたしました。
次期指定管理者の募集に際しては、利用者が多いと気軽に職員に話しかけづらいというご意見や、就学前児童数の減や保育所等入所児童数の増という現状を踏まえ、数値目標をオンラインでの参加も含め利用者数年間64,000人と設定いたしました。

ファミリーサポートセンター事業について伺います。(以下、ファミサポと省略させていただきます)

  1. ファミサポの提供会員数5年間の推移はどうなっているでしょうか?

<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
各年度末時点において、平成28年度は866人、29年度は892人、30年度は911人、令和元年度は864人、2年度は899人でございます。

思ったより変化が多くないことがわかりました。問題は、サポートを依頼する人が、うまく提供者を見つけられるかどうかです。そこで、

  1. マッチング率をあげるため、募集要項の数値目標設定にあたり、どのような工夫を行っているか伺います。

<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
現指定管理期間においては、依頼会員も含めた全会員について毎年250人増という数値目標を設定しておりましたが、マッチング率を向上させるためには、支援をする側である提供会員を増やすことが重要であることから、次期指定管理者の募集に際しては、成果指標を「提供会員・両方会員の新規登録者数」とし、過去の新規登録者の状況などを踏まえ、数値目標を「毎年50人以上」と設定いたしました。

ファミサポのついては高すぎる料金設定だと、利用したくても利用できない。また、安すぎると事業が成り立たず、提供者の確保が進まないなど、料金設定はむずかしいと思いますが、

  1. 利用料金の設定をするのは指定管理団体でしょうか、市でしょうか? また、設定の考え方を伺います。

<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
利用料金については、基本的には活動を行う会員間で取り決めるものですが、金銭の授受についてはトラブルを伴いやすいことから、ファミリー・サポート・センターが地域の実情に応じて基準を定めることが望ましいとされており、千葉市においては、市要綱に基づく指定管理者のマニュアルにおいて、近隣市の状況なども考慮した利用料金の基準を定めております

選定評価委員会の意見の中に、「オンライン化の充実を図ってほしい」ということと、「ファミサポ事業についてオンラインで入会申込みを可能とするなど、より一層の会員数の増加につとめられたい」とありました。ファミサポは、子育て世帯にとっては大事な砦であり、ここが使えないと、他に頼れるところはなかなか無いのです。子育てで手が離せない親にとっては、使いやすく、頼りになる事業になってほしいと、利用する市民からも切実な声がとどいています。

  1. 速やかに、情報通信に強い人材を確保しオンラインを進めるなど、利便性を向上してほしいと思いますが、どんな対策を考えていますか?

<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
依頼会員については、令和3年4月より電子メールによる入会申込の受付を開始しましたが、次期指定管理者の募集においては、更なる利便性向上のため、ホームページから入会申込を受け付けることとしております。

子育て支援館が始まって以来指定管理者が変わっていません。
他の団体が受託する可能性が無ければ、指定管理制度にしている意味がないわけですが、
E応募が少ない状況についてどう考えていますか?
<答弁>
こども未来局こども未来部幼保支援課
こども未来局長答弁
指定管理業務である地域子育て支援センター事業やファミリー・サポート・センター事業は、多くの自治体で民間事業者に委託していること、また、説明会には複数の団体が出席し、募集要項に対する質問も出されたことから、提案の意欲がある団体はあったものと考えております。
申請に至らなかった理由については把握しておりませんが、結果として、1団体のみの申請になったものであります。

5.議案第137号 指定管理者の指定について(千葉市富田都市農業交流センター)
  および
議案第126号令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)
(1)富田都市農業交流センター施設管理運営

  1. 当該センターは当初より非公募で同じ指定管理者が続いていますが、直近の5年間にどのような変化があったと捉えていますか?

<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
当センターの認知度が大きく向上していると捉えております。昨年度の来場者数はコロナ禍の影響もあり、年間9万人を割るなど、激減しましたが、平成29年度から今年度までの5年間の平均来場者数は、12万人程度となる見込みです。その前の指定管理期間である5年間の平均来場者数と比べ、約2割増となっており、継続して受託している指定管理者による努力が実を結んできたものと考えております。

昨年のコロナ禍の影響を除けば来場者数が着実に増加していることがわかりました。

  1. 農産物の販売など、訪れる人に喜ばれる事業もおこなっているようですが、その収入は、指定管理料と相殺されるのか?それとも、指定管理者の収入になるのか伺います。

<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
販売金額の10%は、手数料として指定管理者の収入になっておりますが、基本的に手数料以外は、農産物を提供している農業者の収入になります。
                                                                                             
研修室の稼働率は利用した時間で算出しているとのことですが、目標が20%で良いのかどうか疑問です。外部団体などの利用を促すためにも、さらにPRした方がよいと思いますし、利用申込みのない日は、高齢者や乳幼児連れの利用者が休憩できるような使い方も考えられます。
B単に空き部屋にしておくのはもったいないので、他にも活用を考えるべきと思いますが見解を伺います。
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
今年度、研修室のネット環境を整備するため、フリーWi-Fiを導入しましたが、こうしたことをPRして、まずは研修室としての更なる活用を進めて参ります。

アクセスについてですが、八街方面に向かって御成街道から左折する少し手前に案内表示ができたことは喜ばしく思います。しかし、左折後畑の中の道をまっすぐ行って右折するところに表示がありません。初めての人はまよってしまいます。
Cアクセスルートをわかりやすくすることについて、利用者視点に立ってさらに改善をもとめたいと思いますがいかがでしょうか?
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
初めていらっしゃる方に対しては、わかりにくい場所であることを認識しており、案内表示の設置をしたところであります。引き続き、利用者の利便性の向上に向けて、検討して参ります。

 

管理実績一覧表にある利用者からの意見を見ると、毎年、
D農産物が売り切れていた、とあります。何年も同じ状況が続いていることについてどう考えているのでしょうか。下田都市農業交流センターと連絡を取り合って、量の調整をするとか、保存の利くお土産品を増やすなど、せっかく訪れた人ががっかりしない工夫が必要と思いますがいかがでしょうか?
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
農産物がいつも売り切れている状況であることは、逆に利用者から好評を得ているものとも考えられますが、今後は、品揃えなどの工夫を指定管理者に更に促して参ります。

E冬の間は花などの観賞対象がなくなりますが、集客アイデアについてはどう考えているのでしょうか? 例えば焼き芋体験ができるなど、若い世帯向けの企画もできると思いますがどうでしょうか?
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
毎年10月には、千葉大学との連携によるハロウィンイベントを開催するなど、お子様連れの若い世帯にも非常に好評を博しております。今後も新たなイベントについて検討して参ります。

 

選定評価委員会の意見にもありましたが、もっと情報発信の強化をすべきであり、企画運営に長けた外部の専門家も積極的に採用したり、また、マルシェなどのイベントを行う団体もあると聞くので、
F若い世代の利用者に一緒に戦略を考えてもらい、発信の工夫をすべきと思いますが見解を伺います。
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
以前から、千葉大学との連携を進めており、富田さとにわ耕園というネーミングやロゴのデザイン、またイベント開催においても、学生による若い感性を取り入れて参りました。
指定管理者選定評価委員会でも、情報発信の強化をすべきとの意見があり、SNSでの積極的な発信に努めるなど、若い世代の利用者が増えるよう更に工夫して参ります。

また、以前はコスモスまつりに備えて、種まきや草取りなどを都市住民が参加して行った経緯があります。施設名である、
G都市農業交流センターの名のとおり、農業者と都市部住民との交流は現在行われているのでしょうか?
<答弁>
経済農政局農政部農済課
経済農政局長答弁
コスモスまつりについては、コロナ禍の影響で今年度は中止しましたが、サツマイモや落花生、枝豆の収穫体験は継続しており、都市部の住民の皆様にも大変人気を博しております。
 また、民間事業者と連携し、これまでも地元の農業者の指導のもとでの親子農業体験なども実施しており、引き続き、都市農業交流センターの役割を担って参ります。

 

6.議案第126号 令和3年度千葉市一般会計補正予算(第11号)
(1)蘇我スポーツ公園用地取得費
(2)蘇我スポーツ公園施設整備費
(3)蘇我スポーツ公園スケートパーク等管理運営
および
議案第141号 指定管理者の指定について
(千葉市蘇我スポーツ公園スケートパーク等)

まだ、全国的に見ても数少ないスケートパーク場が千葉市にできることになりました。

  1. スケートパークも園内他施設と同じ指定管理者にするとのことですが、この指定管理予定者は、スケートパークの管理経験があるのでしょうか?

<答弁>
都市局公園緑地部公園管理課
都市局長答弁
指定管理者構成員のうち一者が、他の自治体のスケートボード場の管理業務の受託実績を有しております。

  1. 利用料金収入などで得られた利益はすべて指定管理者の収入となるのか伺います。

<答弁>
都市局公園緑地部公園管理課
都市局長答弁
指定管理者管理運営の基準において、利益の還元について 規定しております。
本指定管理業務につきましては、総収入額が総支出額を超えた剰余金が、総収入額の10パーセントに当たる額を超える場合に、超えた額の2分の1を、本市へ納付するか、次年度以降の指定管理料を減額する方法のいずれかにより、本市へ還元していただくことが基本となります。

いよいよ、蘇我スポーツ公園も今年度末ですべての施設が揃うこととなりました。
B計画当初に想定していた事業費からどのような変化があったのか、 事業の開始から何年かかり、結果として総額どのくらいの事業費を使ったことになるのかお聞かせください。
<答弁>
都市局公園緑地部公園建設課
都市局長答弁
事業費につきましては、当初用地取得費230億円、施設整備費120億円の合計350億円を見込んでおりましたが、その後の財政状況を踏まえ、平成23年度に施設整備費を97億円に見直し、327億円に縮減しました。
その後、人件費や資材価格等の上昇の影響を受け、施設整備費は97億円から3億円増の100億円となったため、最終的に事業費の総額は330億円となっております。
また、整備期間につきましては、当初14年度から23年度までの10年間としておりましたが、期間を10年延長したことにより、今年度までの20年間となっております。

当初千葉市の3都心のひとつが蘇我で、
Cスポーツ公園ができることで賑わいのある街になると想定していたと記憶していますが、実現できたと評価しているのでしょうか?蘇我駅からショッピングセンターや、公園までの経路に賑わいを創出できたと考えているのでしょうか?
<答弁>
都市局公園緑地部公園建設課
都市局都市部市街地整備課
都市局長答弁
蘇我スポーツ公園に、球技場、テニスコート、野球場等が整備され、プロサッカチームであるジェフユナイテッド千葉を誘致することができ、スポーツを楽しむ方だけでなく、プロスポーツの観戦者が増え、また、音楽イベントなどの開催により、多くの方が来街するようになりました。
また、蘇我の街の賑わい創出を目的に地域の住民や企業、ジェフユナイテッド及び本市で構成する「Let′s enjoy そが」が設立され、蘇我駅からショッピングセンターや公園までの経路については、ホームゲーム開催時に、地元の子供会やサッカークラブ及び地元企業と協働で、沿道にジェフカラーである黄色いかざぐるまを掲出する「かざぐるまプロジェクト」を実施してホームタウンとして盛り上げる等、地元も一体となった街全体の賑わいが創出されたものと考えております。

これほど規模が大きく時間のかかる事業はあまりないと思いますが、
Dこの事業が終了するにあたって、良かった点と、反省すべき点があればお聞かせください。
<答弁>
都市局公園緑地部公園建設課
都市局長答弁
蘇我スポーツ公園は、平時は本市におけるスポーツ振興、多様化するレクリエーションの拠点となっており、プロスポーツのホームタウンや音楽イベントが開催されるなど、地域の交流や活性化、本市の魅力向上に貢献しております。
また、大規模災害発生時は、広域防災拠点として、救援、復旧、復興のための後方支援型活動拠点の役割も担う場所となり、 安全・安心なまちづくりに寄与しております。
 その一方で、完成した施設から順次供用開始したものの、整備完了までに期間を要する事業であったと認識しております。
また、強い海風等により、想定した以上に樹木の生育が悪く、日陰が少ないなどのご意見をいただいており、今後更なる利便性の向上に向け、改善を図る必要があると考えております。

蘇我スポーツ公園が広域防災拠点となっていることについてですが、海岸間際であり、津波や高潮が来ても大丈夫なのか、不安があります。
E災害時に防災拠点とするための津波・高潮への対策について伺います。
<答弁>
都市局公園緑地部公園建設課
都市局長答弁
蘇我スポーツ公園の計画地盤高については、潮位の基準である荒川工事基準面から、プラス5.5メートルまで盛土を行い、地盤をかさ上げする対策を講じており、既往最大潮位及び計画規模の津波にも対応できるものとなっております。
また、本公園の施設の一部でありますフクダ電子アリーナは、地域防災計画において津波避難ビルに指定されており、災害に対応した施設となっております。

蘇我スポーツ公園は、20年もかかって多くの税金を投じた施設であり、今後もその活用や事業の行方については注視していくべきものと感じています。

各所管のみなさま、ご答弁ありがとうございました。

以上で市民ネットワークの議案質疑をおわりますが、明日から始まる常任委員会などにおいてより精査いきたいと思います。