討論

2018年9月6日

松井 かよ子

会派を代表して「千葉市議会議員定数及び各選挙区選出議員数に関する条例の一部改正について」発議第10号に賛成の立場から、発議第11号については反対の立場から討論をおこないます。

発議第10号についてですが、これまで約1年間にわたって幹事長会議の中で議員定数についての協議がおこなわれてきました。平成27年の国勢調査の結果が昨年夏確定し、本市でも各区の人口の変化に伴い、それぞれの区の議員定数を見直す必要があるのではないかとの観点から検討されてきました。
平成27年の国勢調査によれば、千葉市の人口は971882人で、現在の議員総数50名で除すと、議員1名当たり19438人となります。これを基準として各選挙区の人口数を比較すると、それぞれの区の議員の人口比定数が導きだされますが、中央区は11名、花見川区は9名、稲毛区は8名、若葉区は8名、緑区は6名、美浜区は8名となりました。そこで、現在の定数とは異なる区について、配分変更をおこなう必要が出てきました。すなわち、中央区は1名増員、花見川区は1名減員となります。市民ネットワークでも、次の統一地方選挙を視野に入れながら、人口比に基づいた議員定数に変更することについて、賛成の立場をとってきました。その理由としては次の2点です。

1つに、国会と同様、地方議会でも議員1名に対する人口に格差があることによって、市民の意見が軽んじられることがないようにする必要があるためです。人口の変化に伴う、行政区間の格差の是正には積極的に取り組むべきです。
2つに、選挙制度が区ごとに議員を選出する仕組みである以上、市全体でバランスをとり、各区が平等に市政に参画できる条件整備をするのが議会の役割ではないかと考えるためです。人口が増えている区の住民意見を尊重しながら議会での活発な議論をすすめていく必要があります。以上の理由から発議第10号には賛成いたします。

次に、発議第11号についてですが、議会は「多種多様な人たちの意見を反映する場」です。さまざまな市民意見を取り入れるには、議員の定数を増やし、きめ細やかに地域の声を取り上げていくことも重要と考えます。しかし、今回については、議員総数をどうするかとの議論は幹事長会議でもおこなわれておらず、当然、市民の間にも議論の機会はありませんでした。そこで、発議11号については、現段階において、議員定数を増やすとの提案であるため、拙速すぎると考え、賛同しかねます。

格差社会が広がり、今後、社会制度の狭間で安心して生活できなくなる市民が増えていくことが予想されます。二元代表制の一翼を担う議会が、埋もれてしまいそうな少数者の声を市政に届けるため、最新の客観的なデータに基づいて議員の適正配置をおこなうことは、市民に対する議会の責務と考えます。

以上、市民ネットワークの討論を終わります。
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