意見表明

松井 佳代子

会派を代表して平成28年度当初予算案に賛成の立場から意見表明を行います。

新年度予算の審査にあたっては、市長の提案理由説明や予算審査特別委員会での審議などをもとに、会派として慎重な検討を行ってきました。
まず、予算編成については、市有資産の売却11億円、退職手当債の発行17億円、市債管理基金からの借り入れ15億円、財政調整基金の取り崩し20億円などあらゆる財源対策を講じて収支不足に対応されておりますが、財政健全化に向けてはまだ予断を許さないところです。今後、緊急避難的な財源対策に頼らずに、予算編成を継続的に行える状況に向けて、着実な取り組みをお願いしたいと思います。
評価できる事業としては、子どもを産み、育てやすい環境をつくる施策として「病児・病後児保育の拡充」そして千葉市独自の新規事業として「私立幼稚園等が実施する2歳児の預かり事業に対する助成」を挙げたいと思います。

また、高齢者が健康で心豊かに暮らせる長寿社会を創る施策として「地域包括ケアシステムの構築」を図ろうとしていること、本市の特性を活かすまちづくりの推進に資する施策として「市民シンクタンクモデル事業の提言に基づく自転車を活用した市民協働のまちづくり」をすすめようとしていることなど、市民生活向上のための各種施策のほか、市の将来に資する事業をバランスよく組み合わせた施策が盛り込まれていると認識いたしました。

ほかにも
・区役所の総合窓口の開設
・要援護児童等の支援や生活困窮者対策の充実
・自殺対策の相談窓口の運営や周知
・空き教室等の地域開放
・市内6か所目の適応指導教室の整備
・看護士をメディカルサポーターとして小学校へ派遣

などの事業に予算を配分していることなど、総合的に評価した結果、平成28年度当初予算案に賛成することといたしました。

以上で市民ネットワークの意見表明を終わります。

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