意見表明

山田京子

 

市民ネットワークの山田京子です。会派を代表し、平成24年度 予算議案に賛成の立場から意見表明を行います。

今回は熊谷市長にとって3回目の予算編成となりました。
初めての平成22年度予算編成時には、270億円もの収支不足に対応するため、国保の繰り入れや、退職金の予算化も取りやめるなど、大変厳しい予算編成でした。23年度の収支不足は135億円と半減したものの、市債管理基金からの20億円の借り入れで、ようやく予算が整ったという状況でした。
今回は、やや減ったものの収支不足が112億円とまだまだ厳しい状況です。

平成24年度の予算編成にあたっては、財政健全化および、行財政改革に向けた取り組みを推進し、真に必要な分野について特別枠を設けた重点配分をしたこと、国の補正予算への的確な対応で緊急的な防災・減災事業の切れ目ない実施を基本方針としたこと、さらに、今年度も、借り入れはするものの、市債管理基金へ毎年20億円の返済を計画していることを評価するものです。

また、予算編成過程の公開度が今回さらに高くなり、年末には、各局からの予算要求の概要がホームページ上で公開されました。
熊谷市長になってから、予算編成の情報が早く入手でき、市民と共に考え、当局への質問も意見交換もしやすくなったことは大いに歓迎するものです。

ところで、中央コミュニティセンターなど、借り上げていた施設から無料の市有施設への移転が計画されていますが、市有財産を活用できるものの、その場所が本当に適切だったのか、移転の効果について、今後充分検証していく必要があると考えます。

一方、悩ましいのは扶助費の増加です。高齢者人口が増え、扶助費が増えるのはやむを得ない状況で、これは全国共通ですから嘆いてもいられません。政令市で最下位にある市税や12位の国民健康保険料などの徴収率の向上ほか、まだまだできることがありそうです。債権管理条例も提案され、これをきっちり実施することが第1歩ですが、実施の際は、充分、弱い立場の市民に寄り添った債権管理をお願いします。

また、原子力事故対応予算が、1億7000万円です。これから何十年もの間、市民の健康を確保していくには、後追いの対策では遅すぎます。放射線量の測定体制については、常に市民の声に耳を傾け、軌道修正するなど、柔軟で的確な対応を求め、市民ネットワークの意見表明といたします。


 

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