平成23年第4回定例会議案質疑

山田 京子

議案質疑を行います。

1.議案第163号 平成23年度千葉市一般会計補正予算

(1) 認可外保育施設運営支援事業等について

待機児童の解消に向けた取組をすすめる「国と自治体が一体的に取り組む待機児童解消『先取り』プロジェクト」では、待機児童ゼロ特命チームが実施したヒアリング等をもとに、待機児童解消に取り組む自治体とともに、平成25年度からの実施を目指している「子ども・子育て新システム」のうち、すぐに実施が可能な手段を平成23年度からの前倒しで実施しようとするものです。
今回の補正予算にあげられているものは、この先取りプロジェクトに対応した4つの事業です。

そのうちの、認可外保育施設運営支援事業について

1. 先取りプロジェクトの中で、国は「認可外保育施設は、国の財政支援を行うには認可を受けることが基本であり、その理由として認可保育所よりも保育サービスの質が悪いという「制度外への偏見」があったが、認可外保育施設でも認可保育所の最低基準を満たす質の確保された認可外保育施設を公費助成の対象とする」ことなどがあげられています。

千葉市では、これまでも市内にある認可外保育施設のうち認定基準を満たした施設を千葉市保育ルームとして認定し助成を行ってきており、市としても、保育ルームに対する国庫補助の創設を求めてきた、とのことです。

そこでまず、千葉市保育ルームの現状と千葉市の保育行政におけるその役割、位置づけについて伺います。

公的な保育サービスは、土地や施設を備えた認可保育所により行うのが原則ではないか、という議論があります。が、答弁からもわかるように、保育ルームを、その理由は様々であると思われますが、選択している方たちがいるわけで、そこにおける保育の質も見ていく必要はあると思われます。

2. 今回補正予算による認可外保育施設運営支援は、4か所で実施とのことですが、その数の根拠は何でしょうか。

3. 認可外保育事業の対象となる施設への補助内容とその考え方について伺います。

次に、グループ型小規模保育事業について

1. これはどのような事業でしょうか

2. いわゆる「保育ママ事業」ですが、これまでも施設整備だけでない保育メニューの充実もあるのではないか、と「保育ママ事業」の今後への対応を伺ってきました。しかし現状でも登録保育員(ママさん)は11名、預かっている子どもは16名とのことで、その利用は進んでいません。

なかなか保育ママの利用が進まないなど、保育ママ事業が持つデメリットを、この事業ではどのように解消、克服していくのか

3. 「保育ママ」事業は3歳未満時までで、その後の保育所入所が厳しいこともネックになっていたように思いますが、平成24年度の保育所入所の審査から、家庭的保育事業の利用者は、最優先で保育所へ入所することが出来るようになったと聞いています。
グループ型小規模保育所事業での取り扱いはどうなるのか、伺います。

4. この事業に携わる家庭的保育員の資格要件はどうなっているのでしょうか。

5. 今後の事業展開として、どのような事業主体を考えているのか、伺います。

この事業についても、市内保育ルームへの意向調査が行われた中で、3か所程度の実施が見込まれているようです。保育ルームからの移行が検討されるかと思います。今後は制度の周知を進め、利用者の開拓、有資格者の掘り起こしを行うことで、待機の解消、雇用の創出につながっていくのでは、と考えますが、これまでの事例研究の成果を共有する機会を設けるなどして、この事業における保育の質の確保を目指していただきと思います。

議案第165号 千葉市液状化対策推進委員会設置条例の制定について

1. 千葉市液状化対策推進プロジェクトチームと、今回提案されている委員会との役割分担はどうなっているのか、また今後の関わりはどうなるのか、伺います。
2. プロジェクトチームはこれまでどのような活動をしてきたのか、伺います。

まだあまり活動が見えないのが、残念なところです。市内の液状化被害地では、すでに個人的に被害への対応をされている方もおられるわけですので、速やかな対応が求められています。少なくとも市が持っている情報の地域への提供などきめ細やかに行ってほしいと思います。

3. 委員会の中には市民の方も入る、とのことですが、液状化被害にあった地域の意見の吸い上げと、地域の合意は大前提です。
今後地域の意見をどのように取り上げていくのか、また合意形成はどのように図っていくのか、それにはどの程度の期間を要するのか、伺います。

4. この件に関しての国の動きはどうなっているのか、伺います。

千葉市としてはプロジェクトチームを立ち上げており、また今回は専門的な見地を持つ委員会を設置しようとするわけですが、プロジェクトチームには美浜区長もかかわっており、千葉市が持つ情報をきめ細やかに地域にも伝え、地域と一丸となって、再液状化を防ぐ対策を早急に検討実施していただきたく思います。

議案163号 平成23年度千葉市一般会計補正予算のうち
南部蘇我土地区画整理事業補助 及び議案169号の和解について

千葉市南部蘇我土地区画整理組合及びその保証人らに対して金融機関3行から提起された貸金等請求訴訟において、裁判所から市に話し合いに参加するよう要請があり、参加してきましたが、このたび裁判所から和解勧告があり、これを受け平成27年3月31日までに組合に対し補助金として3億5千万円を支出するものです。

1. 裁判所からの要請による話し合いに市は参加しましたが、仮に参加しなかったとしたらどのような展開となったのでしょうか。
2. 新聞報道後、市に寄せられた市民の意見にはどのようなものがあったか伺います。
市はそれらに対しどのように対応したのでしょうか。

市民からの意見には私たちの考え方都共通するものもあります。相手が違うだろうというようなものもあるかと思いますが、真摯に受け止め、十分説明していってほしいと考えます。市としては大変むずかしい判断を迫られたわけですが

3. 裁判所からの要請による話し合いに参加するに当たり、市は専門家のアドバイスを聞いたのでしょうか。
4. 市が今回、和解勧告を受け入れようとする理由はどういうところにあるのか伺います。

この事案については、銀行からの提訴に至るまでに、なぜこのような形を取らざるを得なかったのか、何らかの手が打てなかったのか、改善策が打ち出せなかったのか、市がもう少し関与できなかったのか、という様々な意見があるかと思います。
しかし裁判所から和解案が提示された以上、それを受けいれるのか、受け入れないのかの判断をしなくてはならないわけです。今更もとにもどることはできません。
関係する、団体、個人が、それぞれできる限りの努力をした結果であるかどうか問われると思います。各地にある組合破たんの状況も、それぞれの状況は様々で一概に参考にはなりにくく、関係者が精一杯のことができたのかの確認は極めて難しいと言わざるを得ません。

議案163号 平成23年度千葉市一般会計補正予算 施設管理運営について
および議案171号 千葉市富田都市農業交流センター 指定管理者の指定について

この議案は平成24〜28年度の5年間の富田都市農業交流センターの指定管理者を非公募により富田町管理運営組合と指定し、1億5883万円の債務負担行為を設定するものです。

1. 平成19年から22年までの自主事業の内容や利用者数の推移について伺います。

2.  5年目を迎えて事業が定着してきた中で都市と農村の交流を推進するために指定管理者は現在どのような工夫や取組を行っているか伺います。

今年6月の一般質問でも交流センターについてはお尋ねしましたが、その後も、積極的な取組がなされているように思います。ただ、大事なことは、花がきれい、農村の風景が素晴らしいから人数の増えたということで事業を評価するのではなく、
そこにいる人間と訪れた人間の触れ合いがあってこそ、交流センターの名前に即した事業になると思います。指定管理の指定にもそういった視点を重視していただくとよいと思っています。

議案第163号 平成23年度千葉市一般会計補正予算 施設管理運営について
および議案第172号 千葉市乳牛育成牧場 指定管理者の指定について

この議案は平成24〜26年度の3年間の乳牛育成牧場の指定管理者を非公募により千葉酪農農業協同組合と指定し、1億7197万円の債務負担行為を設定するものです。
まず、基本的なことから伺いますが
1.千葉市が育成牧場を持つ意味はどういうところにあるのか伺います。
2.乳牛育成牧場での指定管理が始まって、丸5年を過ぎましたが、指定管理導入の効果は出せているのか伺います。
3.2009年の2回目の指定管理者の指定時に千葉酪農農業協同組合の会計と、指定管理の会計が混在するなど不適切な会計処理がなされていましたが、その後、どのような改善がなされたか伺います。
4.前回の指定管理者指定の際、平成23年度からの次期5カ年計画の中で牧場の再整備を計画しており、家畜伝染病予防の観点から一般利用者の利用を制限する可能性があることから現在の管理運営の基準の変更などが予測されるために指定管理を3年にするとしていましたが、今回の指定管理期間も3年となっている理由は何でしょうか。
5.どういう条例改正を考えているのか伺います。
6.条例改正により、利用者への影響はあるのでしょうか。

政令市でもただ一つの乳牛育成牧場であり、千葉県内の生乳の生産額が第2位の千葉市ですので、この事業が千葉市の酪農業に貢献しているかどうかは、大切なことです。非公募ですので、競争がないわけですし、過去にも不適切な会計処理もあったことから、事業の検証を常にしっかりやっていく必要があるのではないでしょうか。
また、仮に条例の見直しがされた場合、市民が乳牛を身近に感じる場が減ることになります。育成牧場とは別な形で富田都市農業交流センターの一角に市民が動物と触れ合う場を設けるのもよいのではないかと思っています。
以上質問して参りましたが、いま、いただいたご答弁を踏まえ、あすから行われる常任委員会での議論の状況を見ていきたいと思います。