1、生物多様性の保全について

小西由希子

平成20年、国では生物多様性基本法が公布・施行され、生物多様性国家戦略の策定とそれに基づく取り組みがすすめられています。平成20年には他県に先駆けて千葉県でも生物多様性ちば県戦略が策定されたところです。
本年10月にはCOP10名古屋の開催が予定されており、主要議題の一つが2010年度までに達成できなかった生物多様性の劣化を食い止めるという目標を、今後10年でどう具体的に実現していくか、というものです。
横浜市では昨年度生物多様性保全指針が策定され、現在戦略の策定が議論されているところです。また、県内では流山市が今年生物多様性戦略を策定したところです。 しかし「生物多様性」ということばは、まだ一般にはなじみが浅く、よくわからないといった声も聞かれます。そこで私はこれを「いきもののにぎわいとつながり」ということばに置き換えて考えてみたいと思います。
千葉市における生物多様性の保全は、オオタカやサシバといった猛禽類を頂点とした生態系ピラミッドにさまざまな生き物がにぎわい複雑につながりあっている状態を保全していくことであり、そのためには3つの要素を考えなければならないと思います。 1つ目は保全すべき資源があること。すなわち農地や林地、谷津田や里山です。 2つ目はこれらを阻害する要因、すなわち住宅開発や産廃・残土の不法投棄、1km条例もそのひとつと考えます。 3つ目は保全をすすめるための手段。これはさまざまな計画・条例・指針などの規制、アセスや開発に先立つ事前・事後の調査結果、レッドリストや、市や市民による生き物調査結果などの情報と、保全にあたる人材です。

1つ目の保全すべき資源のひとつである農地ですが、地下水の涵養やヒートアイランド現象の緩和などその多面的機能から、耕作放棄地であっても生物多様性保全の視点からは貴重な資源であると考えます。農地に復元できない耕作放棄地について市はどのように考えているのでしょうか。

林地について、千葉市の森林面積はどれだけありますか。そのうち雑木林すなわち天然林と、杉などの人工林、竹林の面積はどれだけか。これらのうち森林施業計画を立てて取り組んでいるのは何haありますか。また、今後の森林施業計画についてはどうなっていますか。

市民の運動と職員の努力の結果20haを超える緑地が開発から守られることになりました。縄文の森です。台地上の森、斜面林、田、河川と連続した多様な形態のみどりが一団のまとまりを持って残された価値は、まことに大きく、今後生き物のにぎわいとつながりをより深めていくにはどんなかたちで保全するのが望ましいか、グランドデザインを市民参加で作っていくことが求められます。市のお考えを伺います。

さらに「緑と水辺の基本計画」の見直しに対し、都市緑花懇談会からの意見には「緑の質」の確保が求められています。ボリュームとしてのみどりではなくその質を充実していくことは大きな課題ですが、市としてみどりの質をどう捕らえ、充実させていくのかお考えを伺います。

身近な自然からこれ以上の絶滅種をださないためには地域版レッドリストの整備が不可欠と言われています。千葉市では平成16年レッドリストを作成しており、県内市では唯一と聞いています。レッドリストに掲載され絶滅の危機にあるとされた種の多くが谷津田や里山、耕地整理されていない田んぼやその畦などに残っていることが確認されています。こうした自然環境を保全するため、市では平成14年谷津田の自然の保全指針を作成し、保全に取り組んできました。谷津田の保全をすすめる中で当初絶滅したと思われていた種が新たに発見されたケースもあります。 市民による保全活動の成果であり、事前にレッドリストが作成されていたことで確認されたものであり、この間の一連の市の取り組みを高く評価するものです。これらの成果を市はどのように考えますか。

さて、千葉県では平成10年レッドデータブック植物編が発行され、その後見直しもされています。千葉市でも公共事業での環境調査や市民の保全活動によって情報の充実が図られてきており、新たな情報を盛り込んで見直しをしてはと思います。どのようにおこなっていくのか伺います。

千葉市では豊かな自然が残る地域に工業団地整備や土地区画整理をおこなう際、環境アセスを実施しています。アセスによる事前事後の調査結果は、市の自然環境情報として重要ですし、環境影響を回避する策としてのミティゲーションの結果もきちんと評価することがその後の環境保全に生かされていくものと考えます。
土気緑の森工業団地では面積比で74%、ちばリサーチパークでは20%が分譲されています。 土気緑の森工業団地の環境アセスの進捗状況はどうなっていますか。

また、事後調査報告書はいつ提出されるのか。このように景気などに左右されて当初の計画通りに事業が進まない場合の事後調査はどのように取り扱われているか。さらに、貴重種の移植すなわちミチゲーションの実施の有無とその結果についてお示しください。

生物多様性の損失の約8割は「生息地の破壊」と言われていますが、これまでアセスによって事業が中止されたり大幅に修正された例は限られており、ミチゲーションの評価も十分ではなく、これでは、生物多様性の損失を止めることはできません。そのような中、今国会に環境影響評価法の改正案が提出される予定です。今回の見直しは、計画段階から複数案を比較する「戦略的環境アセス」の導入です。また事業の情報開示の促進も挙げられています。 法改正による戦略的環境アセスメントについて国の動向と市の対応についてお尋ねします。

2、市民参加について

市長マニフェストには市民参加条例の見直しも掲げられ、市民の期待は大きく膨らんでいます。 市民参加の大前提として行政の役目はまず情報公開と説明責任です。市民参加の基本のきであるこれらについて、まずは確認したいと思います。

付属機関など公開される会議において傍聴者への資料提供はすでにあたりまえのことと思われますが、いまだにおこなわれていない会議もあるようです。こうした状況をどうとらえ、今後どのように対応されるのか伺います。

次に会議録についてです。議事録は市政情報室とホームページで公開されていますが、会議配布資料も同時に掲載してあるとわかりやすいものです。国ではすべての資料が議事録と同時に公表されているようですが、市の現状と今後に向けての考えを伺います。

さて、これまで要綱などで設置されていた協議会、委員会等の見直し議案が今議会に提案されています。見直しにより廃止される会議の中で、「森林整備推進協議会」会議では、委員から「たとえボランティアでも市に声を挙げていける機会があることは大切だ。」との意見があり委員は無償で会議が継続することに決まりした。 市の施策に対して無償でも市民の提案が反映できる仕組みが今後広がっていくことは望ましいと考えますが、こうした会議が市民にひらかれそこでの提案が施策に生かされていく道筋が保障されることが大切です。市のお考えを伺います。

また、市民と市が互いを尊重して対等の立場で取り組んでいくパートナーシップ協定については、先の代表質疑でもお尋ねしましたが明快なお答えをいただけませんでした。再度お尋ね致します。

昨年の事業仕分けでは、市民団体との連携をはかるべきとされた事業もありました。市は市民団体の具体的な活動を把握しておく必要があります。これまで市は一定の団体とは密につながり協力関係を持ってきましたが、様々な分野で市民活動は年々広がりと充実をもってきています。そうした中、市の把握が追いついていないのではないかと思われます。市として市民団体を対等のパートナーとして認識することが大切と考えますがお考えを伺います。

アンテナを高くして市民活動に対し情報収集していくことについても伺います。

近年、国や民間による補助・助成制度の中には、自治体と市民団体がパートナーシップを組んで事業をすすめることを条件にしたものも出てきました。公民館事業を市民団体と協働でおこなうなど、財政状況が厳しい今こそこうした制度を活用することも一つの方策ではないかと思われます。市や外郭団体が市民団体と協働事業を行う場合、国や民間の助成金を活用することは可能か、また、そうした事例があればお示しください。

市民団体が市のパートナーとして協働していくには、一定の力をつけていかなくてはいけません。協働を積み重ねて共に力をつけていくことが望まれますがいかがですか。

市がすすめてきた先進事例について伺います。 新基本計画策定のための市民ワークショップでは参加者の多くを無作為抽出で選び、焼却ごみ3分の1削減推進市民会議では、公募市民の定員数を超えて選考をしています。どんな視点からこのような取り組みをおこなったのか、またこれらの成果をどうとらえ、今後に生かそうとお考えですか。

3、中央区の諸問題について

1)JR千葉駅周辺のまちづくり

JR千葉駅構内の店舗も1月末には閉店し、駅舎改築に向けた動きがいよいよ活発になってきました。昭和38年以来の改築とのことで、千葉市の顔とも言える千葉駅がどのように変わるのか、市民の期待も膨らんでいることと思います。
JR千葉駅前の地下道について 千葉東口周辺は、利用人口が建設当初の予想を遙かに上回り窮屈な印象を受けますが、唯一広々とゆったりした空間が広がっているのがクリスタルドームからエスカレーターで下った先の地下道です。階段の壁は大理石でバブル時代の落とし物といった感があります。普段は人通りが少なく女性一人では怖いような通路ですが、落とし物が忘れ物にならないためにも、一等地にこれだけのスペースをほおっておく手はないように思います。
地下道にあるガラスの展示ケースには、ヒューストンなど姉妹友好都市から送られた記念品などが展示されています。市は現状をどのように把握していますか。 地下道の維持管理はどのようにおこなわれているのか、年間費用はいくらですか。

毎年プロムナードでおこなわれてきた都市景観フェスタは出展者に大変好評でしたが昨年は雨のためこの地下道を使ってパラソルギャラリーが開かれていました。私もちょうど通りがかったのですが、思い思いの店がにぎわっていました。路上販売を誘致したり、展示ケースを民間事業者の広告掲示や市民団体に貸し出すなど有効活用する考えはないのでしょうか、伺います。

三越・ヨドバシ周辺の歩道の利用について伺います。 三越など塚本総業ビル前の歩道上の放置自転車は対策は強化されたと伺っていますが、相変わらずたくさんの放置自転車が歩道に止められています。特に買い物客の多い日曜日の状況について伺います。 放置自転車対策について、周辺事業者と協議の場はあるのでしょうか。あればどのようにおこなっていますか。

プロムナードの裏、塚本総業ビル周辺は、違法駐車・駐輪防止のため歩道上にロープが張られていて歩行者が使えない状況になっています。ここでは買い物客や銀行利用者のための一時駐輪場が足りないことがやはり問題だと思われます。民間事業者と共同で歩道上に一時自転車駐車場を設置してはと考えますが市のお考えを伺います。

JR千葉駅建替えにおいて自転車駐車場確保に関する協議はおこなわれているのでしょうか。

2)郷土博物館

現在改修中の4階について、昨年3月の予算審査特別委員会第2分科会では「平和資料室・近現代の千葉」として改修し、歴史的資料を拡充する―と教育長から説明がありました。ところが、今年2月10日に開かれた第2回千葉市立博物館協議会で配布された資料では、4階内部改修工事による「近・現代の千葉」の展示の設置で、「平和資料コーナー」となっています。

室がコーナーとなったことで、展示内容の変更は?

歴史的資料の拡充とは、具体的にどのような内容か?市民に呼びかけて戦争時代の遺品や資料などを集めている市民総務課との連携は?

千葉市の郷土博物館として、郷土の歩みと伝統文化の素晴らしさを伝えるとともに、悲惨な歴史を二度と繰り返さないように、市の中心市街地の7割が焦土と化した六十数年前の空襲の被害について、そこに至る戦前・戦中の歴史とともに伝え、平和な郷土を守り創っていくために歴史から学ぶ場所として、資料を提供する役割について、どう考え、どう果たしていくか。

館内でボランティアによる展示説明が行われているとのことだが、今後、4階において、平和資料の展示説明や戦争体験談などを行うボランティアの募集を考えているか。

来年度は近現代の資料の収集をおこなうとのこと。どのようなテーマをもって資料を収集するのか。平成18年度におこなった千葉大学との連携による千葉市・大学等共同研究事業は反映されるのか。 最上階の5階についてはどのように活用するお考えか。

「博物館関係施設活性化のための検討会」について伺う。現在はどのような検討をおこなっているのか。博物館や社会教育施設同士が連携して事業を展開していくことは望ましいと考えるが、どんな展望を持っているのか。また、課題は何か。

4、受動喫煙防止について

本年2月25日、受動喫煙防止のため「多数の者が利用する公共的な空間は、原則として全面禁煙であるべき」との厚生労働省健康局長通知が出されました。 03年度に施行された健康増進法では、受動喫煙防止措置の努力義務を課していますが具体策は示していませんでした。今回の通知はさらに踏み込んで喫煙区域を設ける「分煙」ではなく全面禁煙が望ましいとの考えを示しています。全面禁煙が極めて困難な場合は、適切な受動喫煙防止対策を進めるべきとし、たばこの煙が非喫煙場所に流れないなど適切な措置に努めることとされています。 今回の通知では、公共施設だけでなく病院や娯楽施設なども対象にしており、自治体から管理者に周知を図るよう求められております。

受動喫煙防止については、市の所管する施設、コンビニエンスストアや病院など、公共性の高い施設や場などにおいて、現在市ではどのような取組みをされているのでしょうか、具体的にお答えください。

千葉市では学校は敷地内禁煙、市役所本庁舎や議会棟は分煙になっているようです。千葉市が所管する施設の禁煙・分煙の状況についてお示しください。

今回の国の通知を受けて、市は今後どのようにしていくのでしょうか。

各区保健福祉センターや保健所などでは喫煙者に対する相談を随時受けているようです。禁煙支援はどのようにおこなっているのか伺います。

2回目

1、生物多様性保全について

先の都市計画審議会で縄文の森周辺の緑地に加えて動物公園周辺の緑地も特別緑地保全地区に指定されました。 保全が決まったことは喜ばしいことですし、地権者一人一人に理解を得ていく作業は並大抵ではなかっただろうと作業にあたった職員さんのご苦労に敬意を表するところですが、どうして今ここで特別緑地保全地区に指定しなければならなかったのかを改めて考えますと、たどりつくところは平成18年の1km条例による開発圧です。みどりは失ってしまってから気づいても取り返しがつきません。しかもこの1km条例によって失われるみどりは生物多様性豊かな里山のみどりなのです。 千葉市の都市の特性の一つに政令市でありながら市域の約半分が市街化調整区域であり、生活域の中に豊かなみどりがあることが挙げられます。 都市間競争に勝ち抜くため何か新たなことに取り組むだけでなく、豊かな資源を守り育んでいくことも大切ではないでしょうか。1km条例による功罪を評価していかなければならないと先の市民ネットの代表質問にもお答えいただきましたが、1km条例を見直していくお考えについて伺います。

土気緑の森工業団地のミチゲーションの結果を伺いました。15種のうち6種は移植しても定着しなかったとのこと。結果から見ますと、この回避策は十分ではなかったということがわかります。こうした結果を一つ一つ受け止め検証していく必要があります。ミチゲーションの手法が適切だったかの評価をおこない、それを次のアセスに生かしていくべきではないかと考えますがいかがですか。またこうした情報を積み上げて市の生物多様性保全のための資料として生かしていっていただきたいと思いますが、環境影響評価図書に記載されている情報の共有化の必要性について、どのように考えているか伺います。 来年度市環境基本計画の見直しが行われる予定です。もはや生物多様性保全の視点を抜きにしては語れないのではないかと考えますがいかがでしょうか。 また、市町村においても生物多様性戦略の策定が求められています。市として策定していくお考えはありますか。

3、中央区の諸問題
1)千葉駅周辺

三越・ヨドバシ周辺の歩道の利用についてです。 民間事業者と共同での一時駐輪場の設置は考えていないとのご答弁でした。しかしクリスタルドーム先の第一駐輪場、地下駐輪場の一時利用もいっぱいであふれている状況です。第一駐輪場はいずれ立体化していくようですが、早急な対応が求められます。仮設でせめて2階を増設するなど対応を望みますがいかがですか。

4、受動喫煙防止

マリンスタジアムやフクダ電子アリーナなどのスポーツ施設は、子どもたちも多く集まり、介護予防にも利用されているようです。こうしたスポーツ施設における喫煙所の状況と分煙対策についてお尋ねいたします。

3回目

1、生物多様性の保全について

生物多様性は、農業や林業といった自然に対して人の手が適度に加わることによって育まれてきたものです。保全のためにはその地域に生息・生育する生き物に目を向け、人と自然のかかわりの変化や暮らし、文化にも関心を持っていかなければなりません。生息地の減少による哺乳類など捕食性動物の種類や数の減少、種の多様性の低下、外来種の問題などさまざまな課題を今後どう解決していくかが問われています。

来年度環境基本計画が策定されますがそこに生物多様性保全についても盛り込まれるということでした。しかし生物多様性とは何か、その保全がなぜ大切かを多くの人が考え、まずは共通理解を得ることが大切です。そのためには計画策定の段階から多くの人を巻き込んだ十分な議論が求められます。
保全すべき資源としての農地に関して、市では平成17年度から耕作放棄された水田を復元するために一反分45,000円の補助金を出してきました。今年は谷津田の保全区域に指定された放棄水田にも何十年ぶりかにトラクターがはいりました。しかし皮肉なことに生産調整がありますし、担い手の高齢化など、たとえ復田しても必ず米作りができるとは限りません。 こうした復田を農を体験したいと望む学校や幼稚園、障がいをお持ちの方々の作業所、市民団体などに紹介するなど、農政がコーディネーターになってつないだり、所管を越えたつながりを持って取り組んでいただきたいものです。

昨年11月、若手の農政職員による農政検討会が報告書をだしています。農家は何を求めているか、農政に望むものはなにか、千葉市の農業を守るためにはどうしたらいいか、市内農家176件に聞き取り調査をして真剣に検討された結果が反映されています。こうした意欲的な取り組みを高く評価すると同時に、ここで提案された内容の実現を望むものです。

横浜市では生物多様性地域戦略策定のための検討部会が活発におこなわれています。しかし、横浜の河川からはスナヤツメやギバチの姿はすでに絶滅してしまっているそうです。これらは千葉市では都川で見つけることのできる生物です。いかに千葉市は恵まれているか、生き物データから私たちは再認識させられます。 縄文の森のグランドデザインを求めましたが、市域には都川多目的遊水地や開発計画が頓挫して残った山林や水田など一定の広がりを持ったみどりがまだ多く残っています。これらを含めた市のみどり資源を保全していく方策を今からきちんと丁寧につめていく必要があります。手遅れにならないよう生物多様性保全に向けた全庁的な取り組みを求めます。

2、市民参加

パブコメ以外の市民参加にかかる手続については規則の改正をおこなっていくそうで、一定の評価を致します。 新基本計画策定のための市民ワークショップや焼却ごみ3分の1削減推進市民会議など新しい取り組みについてはていねいなご答弁があり、所管局あふれる意欲と熱い思いが伝わってきました。合意形成過程では多くの困難もおありだと思いますが、担当者はその苦労を乗り越えた充実感・達成感を味あわれたのではないでしょうか。 市民参加の取り組みは市民も行政も一歩一歩試行錯誤しながら積み上げていくものだと思います。こうした取り組みが近い将来庁内のスタンダードになるよう願っています。

3、中央区の諸問題
  1)JR千葉駅周辺のまちづくり

クリスタルドームの老朽化により雨漏りでエスカレーターが故障しました。ドームの改築は予算上きびしいとのことで応急処置として小屋根の設置が現在進められています。エスカレーターの補修は22年度におこなわれる予定で、費用は2500万円程度かかる予定と聞いています。 地下道については、賑わい創出、資源の活用の視点でお尋ねしました。地下道にはライトの当たるスポットが両端にあります。路上ライブを呼び込んだり市内農産物の販売をおこなったり、活用してはどうかと思いますが、市としてそのような考えはもっていないと理解してよろしいのでしょうか。またそれならば、放置自転車対策に苦慮している現状で、地下道の一部を一時利用の駐輪場として活用してはどうでしょうか。  通勤自転車対策は少しずつすすめられ、一定の成果を上げているようです。しかし買い物客の利用実態には対応しきれていないように思われます。第一駐輪場の暫定整備について求めます。

2)郷土博物館について

平和資料コーナーの展示資料、説明のいっそうの充実を求めます。 また、近現代資料の収集については、千葉大学とおこなった市民からの聞き取り調査が大変興味深いと考えます。提案ですが、今後市民向けにも聞き取り調査の養成講座を開催してはどうでしょうか。自分の住む町の歴史をたどることは町の魅力を再発見し、一層の愛着が深まるのではないでしょうか。 「博物館関係施設活性化のための検討会」は始まったばかりでまだどのようなものか具体的には見えてきませんが、新たな取り組みへの意欲を感じます。互いに連携を深めよいものを生み出していっていただきたいと思います。

4、受動喫煙防止について

市の所管で全面禁煙または完全分煙を講じていない施設はまだ45施設あるとのこと。今回の通知の対象施設は、学校・官公庁・病院だけでなく屋外競技場も含まれています。さらに屋外であっても子どもの利用が想定される公共的な空間では、受動喫煙防止のための配慮が必要とされています。マリンスタジアム喫煙所は18、いずれにしても多すぎます。スポーツに喫煙は似つかわしくなく、早急な改善を強く望むものです。
また、現在この議会棟は分煙になっておりますが、1階の喫煙室からの煙が建物周辺の歩行者に流れており問題です。たとえ分煙でも周囲に影響のある喫煙室については今後見直していくことを求めます。
飲食店などに対しては生活衛生資金の貸し付け制度もあるそうです。周知をお願いします。

禁煙希望者に対しては個別に電話連絡し情報提供や相談を実施しているとのこと。相談者数は確実に増えているようで、一定の成果を上げられているものと思われ、丁寧な取り組みを評価いたします。保健福祉センターにおける個別相談の調査によると、喫煙者の3〜4人に1人は「たばこをやめたい」と答えているそうです。禁煙治療には健康保険も適用されるときいております。引き続き周知を図り積極的に取り組んでいただきたいと思います。