予算組み替え動議提案理由説明

湯浅美和子

    

市民ネットワークを代表いたしまして、ただいま提出いたしました、「第1号議案平成20年度千葉市一般会計補正予算」、「第8号議案平成21年度千葉市一般会計予算」他、3会計予算の組み替えを求める動議について、提案理由、基本方針及びその内容について、説明をいたします。

組み替えを求める理由

世界的な金融・経済の悪化が日本の景気にも影響を与え、市民には雇用や生活環境への不安が広がっています。 21年度千葉市の財政見通しは、一般会計予算規模が前年度比137億円4.3%増の3,350億円となっていますが、景気後退の影響を受け、市税収入が大幅に減収となることが見込まれています。しかも、こういったときにこそ必要な財政調整基金、また各種基金など臨時的な財源は底をついている状態です。
 このような危機的状態である財政状況の中で、予算がないとの理由で、市民の生活を豊かにする教育や福祉関連の費用は削減されてきています。一方で、多くの市民の間に疑問の声がある蘇我スポーツ公園整備、千葉駅西口再開発、モノレール延伸など大型プロジェクトは見直しされず、これまで同様に事業費が計上されています。 これらの事業費を捻出するために、公債費負担適正化計画における市債発行抑制の目標は反故にされ、臨時財政対策債は倍増、かつ、その不適切さが指摘されている市債管理基金よりの借り入れを大幅に増やすなど、将来負担をさらに増大させる新年度予算となってしまいました。
 これまでの財政運営の甘さを、子どもたちへツケまわすことを、私たちはみとめることができません。 市民ネットワークでは、本年2月に、千葉市財政に関心の高い市民の方たちとともに、21年度予算の事業について無駄を見つけるための事業仕分けを行い、その事業仕分けから捻出された予算を、市民生活にとってより有益な事業に振り分ける作業を実施しました。その結果に基づいた基本方針と内容により予算の再提出を求めるものです。

組み替えの基本方針

市民に身近な福祉を優先し、市民の生活を支援します。 さまざまに存在する地域の課題を、地域の住民が主体的に関わり解決する、という、市民自治を進めます。 公共事業による雇用創出・景気対策から、社会保障などセーフティネットの構築に重点をシフトさせ、短期的な視点から、中長期的に生活支援をすることを目指します。

組み替えの内容

不要不急の建設事業を見直し、財源を確保します。 平成20年度2月補正予算、及び21年度当初予算における一般財源から
蘇我特定地区整備(都市再生総合整備)5,500万円
千葉駅西口地区市街地再開発    4億819万円
都市モノレール延伸部整備      1,313万円
都川総合親水公園整備        1,215万円
を見直し、合計4億8,847万円をねん出します。

そして市民の生活を豊かにする10の施策の充実に振り向けます。これらは昨年10月、市民ネットワークが提出しました「2009年度予算編成に向けての要望書」の中で、重点項目として求めているものが中心です。

当初予算に計上されている6事業を見直し、市債、企業債、債務負担行為を抑制し、将来世代への負担先送りを最小限にとどめることを求めます。    

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