小梛輝信議員の議会運営委員長辞職の動議に対する賛成討論

長谷川 弘美

小梛輝信議員の議会運営委員長の辞職を求める動議に対して、賛成の立場から討論いたします。

6月21日の朝日新聞に、市立千葉高校の改築工事をめぐり、市議が千葉市職員に対し声を荒らげ変更を迫るといった記事が報道されました。その中では市議、市側共に本物と認めたテープが存在し、会話を録音した一部が示されていました。職員が不当要求行為等をひとりで抱え込まないようにとして作られた対応マニュアルにも則り、一部対応が図られていたようですが、ひんぱんに怒鳴りつけるなど仕事上の権力を不当に利用する行為などいまや社会的にも問題となっている、パワー・ハラスメント所謂パワハラ、またはボス・ハラとも言われる発言内容ではと考えます。パワハラの場合、本人にその自覚がなく、反省しないことがおおいのが特に問題です。しかし、被害を受けた者への影響は大きく、人格を傷つけるような発言はうつ病や自殺においこまれることがあります。このような行為に対しては、議員はしっかりと認識すべきです。

更に6月22日には、市議が周辺道路についても強く要請したやり取りの記録もあり、その工事が良く年度発注され、親族会社が、97.88%で落札したとの報道がありました。住民と一緒の陳情とのことですが、極めて近い親族の会社の落札と関連のある要請行動は、「知らなかった、兄とは縁を切っているので関係ない」とありますが、公私を明確に区別すべきで、議員の政治倫理としても疑惑をもたれるような行動は慎むべきです。

新聞報道の翌日に開催された幹事長会議では、議長からのメッセージとして、議員の名前を明確にしないまま、議会の品位を保つ意味から各議員個人においても言動に十分注意するよう各会派周知して欲しいとのことでした。

市民ネットワークとしては問題となった議員が議会運営委員会の委員長でもあり、議会としても重大な問題と捉えるべきと考えてきました。従って、その後の議会運営委員会で、議会としても真相を明らかにしてゆくべきであることを発言してきました。しかしご本人が委員長では議会運営委員会として十分に検討することが難しく、説明も果たされずじまいとなっていたことは非常に問題だと考えております。

このような中、6月の議会質問の答弁で総務局長が約束した調査の結果として8月31日、千葉市が自民党市議団幹事長小梛輝信市議に対し、再発防止を文書で申し入れました。その中では「貴職の言動に圧力を感じた職員がおりました、市議会と市執行部が力を合わせて、市制の発展をめざすという本来の姿にかんがみると、誠に遺憾であります。」とあり、職員を守る立場から行われたとのことです。

9月4日の議会運営委員会では、共産党から本人の釈明と委員長不信任案が出されましたが、ここでも納得できる説明もなされずじまいであり今日に至っています。自民党の会派内では謝罪があったとのことですが、市の申し入れに対しても抗議の発言があり、これをうけ、「批判を受けるものではない」とする市長発言や「あのままでは自殺者もでかねない状況であった」との職員発言が報道されており、議会としても真剣に受け止めなければならないと考えます。また、議会運営委員会では、委員長に就任する以前の問題であり、委員長としての職権乱用に当たらないため、辞任の必要はないとの発言がありました。しかし、一議員としても許されない行為であり、従って本当に反省しているというのであれば、辞職し、態度を明確にするべきです。 よって小梛議員が議会運営委員長の職を辞するべきと考え、賛成討論といたします。

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