1、高齢者福祉について

常賀かづ子

予防重視型のシステムに改正された介護保険制度が、4月から始まりました。制度のわかりにくさと複雑な手続きで、高齢者の方たちの戸惑う声が聞こえてきます。現在までの状況をうかがいます。

1)あんしんケアセンター

4月からの新予防給付プランの作成状況、センター、事業者それぞれ区ごとにお示し下さい。総合相談については、内容と件数それぞれ示してください。

介護予防事業を進めていくには、特定高齢者の把握が大きなポイントになります。特定高齢者の把握はどの程度進んだのでしょうか。

基本健康診査の対象者数、受診者数、そのうち介護予防事業が必要と選定された人数、その後あんしんケアセンターでプランを作成した人数についてお示し下さい。

新しい制度がスタートして約6ヶ月経過しましたが、課題は何か、その対策について伺います。

介護保険運営協議会にあんしんケアセンター等運営部会が設置されておりますが、委員の構成と担う役割、今後の予定ついて伺います。

あんしんケアセンター12事業者の情報交換や意見交換などはどのように行われているのか

相談事業については保健福祉センターとの連携はあるのでしょうか

2)配食サービス

H13年10月から全市的に始まった配食サービスは、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯の 食生活と安心を支えてきました。必要とするすべての人がサービスを受けられるよう願い以下うかがいます。

現在の市内事業者数、登録者数と利用者数について。

H15年度からH17年度までの食数の実績を見るとH15年度129818食、H16年度126,214食、H17年度121,995食と減少傾向にあり、配食可能数156,000食を大きく下回っていますが要因は何か

利用者や事業者からの声はどこが集約し、どのように事業に反映させているのか伺います。

制度改正によるサービスの変更について

料金は一食900円と決められていますが、今までは利用者負担市負担ともに450円でしたが、4月からは利用者負担プラス50円の500円、市負担は逆にマイナス50円の400円となりました。その変更の周知については現場に混乱があったようです

事業者、利用者それぞれに市から通知されたとのことですが、4月1日からの変更であるにもかかわらず通知されたのは3月24日で期間が短かった。 高齢者の中にはお金のことでもあり、すぐには理解や納得ができなかった。 値上げに対する目的が明確でなかった。 値上げ後、利用者数が減少した

値上げの根拠について、値上げ以外の検討はなされなかったのか、伺います。

今回の変更により、配食サービスを受けられる人は、介護保険の認定者と介護予防に取り組む必要があると「あんしんケアセンター」で決定された特定高齢者の方となりました。これによりサービスを受けられなくなる方がいることと思われますが、その影響はないのか。このことはどのように周知されたのか。

配食サービスには食の自立支援以外にもうひとつの目的、安否確認があります。これまで警察や福祉事務所が関わる事故などはなかったのか。利用者の安否が確認できず、連絡先にも確認がとれない場合の事業者への指導マニュアルはどのようになっているのか伺います。

これからの配食サービスには、障害を持つ方の利用や、利用者が事業者を選択できること、昼・夜を自由に選べるなど柔軟な対応が求められます。見直しについてのお考えを伺います

3)介護予防について

特定高齢者がプラン作成後受ける「介護予防教室」はどの程度人数を見込んでいるのか伺います。またサービスを受ける期間はどのくらいでしょうか

介護予防サービスが、利用者にとってどの程度効果があったかなど評価する必要があると考えますが、誰がどのよう行うのか。

介護予防事業を効果的に行うためには専門家の配置が望まれます。どのような方が担っていかれるのか伺います。

地域支援事業は「介護予防事業」「包括的支援事業」「任意事業」の3種類の事業から構成されています。財源は介護給付費のH18年度は2%6億3000万円を見込んでいますが、上限を超えた場合の財源確保はどのように考えているのか。

いきいきプラザやセンターで行われている「生きがい活動支援通所」事業が、特定高齢者対象の介護予防事業に変更になりました。今まで利用していた方への周知はどのように行われたのか。問い合わせなどなかったのか伺います。

今後特定高齢者がいきいきプラザやセンターを利用するさいの地理的条件は改善されているのか

2、保健福祉センター整備と跡施設の活用について

今年度基本設計が行われる稲毛区の保健福祉センターについては、地域福祉計画が策定されたこともあり、若葉保健福祉センターの現状も反映した設計となることが望まれます。

今回は、市民ネットワークいなげの仲間と保健福祉センターを見学し、ヒアリングを行いましたので、それらを踏まえ以下伺います。

稲毛区の保健福祉センターは今年度基本設計を行うとのことですが、若葉区での経験や、現在建設を行っている緑区や美浜区での工夫を生かし、さらには現在小仲台保健センターで活動を行っている食育をはじめとする多くのボランティアの意見を反映させるべきと考えます。稲毛区の設計にあたり市民意見の聴取はどのように行われるのでしょうか。

稲毛区の保健福祉センターは、前面に都市計画道路新港横戸町線が走り、大変交通量が多くなることが想定されます。また、計画される敷地には地区ホールも予定されています。現在でも区役所やコミュニティセンターの利用者で駐車場が満車になることがあります。そうなりますと、駐車場の台数の確保や、駐車場への進入経路が大変重要となると思われますが、駐車場についてはどのように計画されているのでしょうか。 また、区役所と保健福祉センターをつなぐ通路には、障害のある方や高齢者、乳幼児を連れた方が雨でも傘なしで移動できるようシェルターの設置が望まれますがいかがでしょうか。

保健福祉センターは、保健と福祉の機能が一体となり、さらに医療との連携ということで、今後は地域における精神保健分野や児童虐待への対応の充実など、期待するものは少なくありません。 また、自助・共助の理念で動く区の地域福祉計画実現の拠点機能も大きな期待が寄せられています。  この地域福祉活動の機能をより充実させるためには、社協・自治会・NPO・地域住民が共同して活動できる場、行政や民間の情報が寄せられる場としての役割が重要です。

そこで、保健福祉センターの中に設けられる地域福祉活動スペースについては、その拠点としての機能が期待されるところであり、そのためには、誰もが、いつでも気軽に利用できる活動スペースであるべきと考えますがいかがでしょうか。

稲毛区保健福祉センター完成後の小仲台保健センターの跡施設については、その活用について地元でも関心が高まっています。先行する事例では、市役所内部の検討委員会でその活用について検討をした結果、子どもルーム、子育てリラックス館、いきいきセンターなどに活用するとのことですが、区民アンケートを実施するなど、地域に本当に必要な機能を議論しあう実行委員会を作ることを提案しますがいかがでしょうか。

各区の福祉事務所の跡活用については、若葉区は暫定的に多目的室として活用され、花見川区では図書館の分館として活用されるようです。その他の区活用についてはどのような検討がされているのでしょうか

3、動物愛護について

先日、長野県と名古屋市の動物愛護センターを視察してきしました。H12年にオープンした長野県物愛護センター「ハローアニマル」は、小諸駅から車で10分ほどの小高い山の中腹にあり、景観は抜群で 年間9万人以上が訪れる広大な敷地内には、普及啓発棟、飼養管理棟の他、野外施設としてドッグランやパドックなどがあり,親子で一日を楽しめる施設です。基本設計策定時には「女性のワーキンググルーブ」を設置して、女性のきめこまやかな視点を設計に活かしたそうです。
H17年度にリニュアルオープンし、サマースクールや職場体験学習などの教育分野と、動物ふれあい訪問や補助犬サポートなどの福祉分野に力を入れ、従来の動物愛護を含め幅広く事業を実施しています。またこの施設では、保健所で収容された負傷した犬・猫の治療や譲渡は行っていますが、収容や処分施設は有しておらず、そのせいか施設は明るく涙はありませんでした。

一方S60年にオープンした名古屋市の動物愛護センターは、平和公園内の野鳥が飛来する緑豊かな敷地に立地し、愛護館と管理棟が同じ敷地内にあります。築21年の施設の老朽化は否めませんが、説明をする職員の動物愛護に対する熱い想いが伝わってきました。実施事業も多く、中学生の職場体験や専門学校生の実習の受け入れ、地域への普及活動など多様な事業があります。
H16年に施行された「安心・安全で快適なまちづくり名古屋条例」には「犬の飼い主は、適正な方法によりしつけを行うよう努めなければならない」と規定され、現在「散歩中に排せつさせないしつけ」を普及啓発しているそうです。以下伺います。

1 譲渡事業について

名古屋市動物愛護センターでは、H5年から試行錯誤しながら行っていた成犬の譲渡事業をH17年度から本格的に始めました。 センターで保護された成犬の中には、新たな飼い主のもとで適正に飼養すれば、問題なく飼養できる犬がいるといいます。動物愛護の観点から、そのような犬にできる限り生存の機会を与えるため、一定期間センターで観察し、犬の性格やしつけの状態など把握してその犬に適した飼い主を探すとのことです。また成犬を飼う側のメリットとしては「仔犬ほど手間がかからない」「性格がある程度わかる」「大きさを心配する必要がない」などが挙げられます。H17年度は捕獲・引き取り大838頭のうち90頭が新しい飼い主に無事譲渡され、その後の後追い調査もしているそうです。

センターで保護された成犬のほとんどは、新しい飼い主が見つからなければ処分されてしまいます。一頭でも多くの生命を救うために、干葉市でも成犬の譲渡をさらに進めていただきたいと思いますが見解を伺います。また課題があればお示し下さい。

2 普及啓発事業について

名古屋市動物愛護センターでは、区民祭りや狂犬病予防の会場に出向いてしつけ相談を行ったり、地域に出向いて犬のしつけ方移動教室を開いたりと、職員が地域に出て動物愛護や適正飼養の普及啓発事業を行っています。

干葉市は地域に出向いてどのような普及啓発事業を行っているのでしょうか

3 動物愛護専門施設について

干葉市の第2次5カ年計画にうたわれている動物愛護専門施設の予定地が明らかにされました。H9年に(仮称)干葉市いきいき体験農場整備予定地として簿価額11億1000万で市が土地開発公社を通して先行取得し、今年度用途変更をしてH21年に市が再取得する用地です。用地面積は1。7h aで、花見川区の子和清水調整池に隣接し、近隣には花見川消防署、こてはし温水プール、いきいきプラザ、北清掃工場があります。先日用地を見てきましたが、そばの苗が整然と植えられ緑の葉が風になびいていました。また、この用地には高圧電線の鉄塔があり、人が集まり動物を飼養する上で問題がないのか懸念されるところです。

このような立地条件の用地に施設を整備するにあたり、今後、より具体的な計画が策定されていくと思われますが、どのようなスケジュールで進められていくのか伺います。

また、市民に親しまれる施設、利用しやすい施設にするためには計画の策定段階から市民参加は不可欠です。ペットフード工業会の調査では、犬やねこは全国で2千5百万頭飼われており、単純計算すると2世帯に1頭は飼われていると推定され、このような状況からも市民の意見は貴重です。また、参加と協働を推進するためにも、公募市民、動物にかかわりのあるNPOやボランティアグループなどを交えた懇談会の設置や子どもたちの参加を募り、ワークショップを開催するなどの手法が必要と思われますがいかがでしょうか。

「動物介在活動」と言う言葉を耳にされたことがあるでしょうか。「動物介在活動」とは、動物とのふれあい活動の中で、対象となる人の生活の質の向上、情緒的な安定、また教育・レクリエーションを目的として実施されるものです。
長野県動物愛護センターでは、高齢者・障害者・子ども、とくに不登校の子どもたちを対象に行われ、名古屋市動物愛護センターでは、高齢者を対象に動物介在活動が行なわれています。
そしてどちらのセンターでも、センターで保護された犬や猫の中から「人が大好き」「ふれあい事業にストレスを感じない」「穏やかな性格」など適性にあった犬・猫が選ばれ、ともに活動しています。動物にふれることや世話をすることで、運動機能の改善も考えられ、今後の高齢者社会に向けて介護予防事業に取り入ることも考えられます。
また、長野県動物愛護センターでは、ボランティア育成事業を実施しています。登録者は現在194名で訪間活動・ふれあい活動・譲渡会など様々な事業に応じて活動しています。さらにサポーター研修を受けボランティア指導者となり、地域に出向いてしつけ指導も行っているそうです。

このような動物愛護事業の拠点となる施設を整備するわけですから、様々な事業の展開が望まれるところですが、今後、千葉市でも動物介在活動に取り組むお考えはあるのか、また、動物愛護の精神を広く市民に普及啓発するためのボランティアを育成するお考えがあるか伺います。

4、動物公園について

千葉市動物公園はここ数年入園者数が横ばい状態でしたが、昨年の「風太くん」人気で9年ぶりに80万人を超えたそうです。TV・新聞などマスコミにも大きく取り上げられ、全国的な「レッサーパンダ」ブームを巻き起こしました。さらに今年度は双子の「風太2世」が誕生し、9月1日のお披露目の日はあいにくの雨で入園者数は少なかったものの2日3日の土日は14500人が訪れ、公開時間を延長したとのことでした。10月には公募の中から2世の名前が決まるとのことです。以下質問いたします。

9月5日にも動物公園でTVの生放送が行われるなど、昨年から様々なマスメディアが取り上げ過熱気味に報道されてきましたが、一部には厳しい意見もあり、不本意であるかもしれませんが真摯に受け取めていただきたいものです。今後のマスコミ対応はどのように行われるのでしょうか。見解を伺います。

さて2世誕生はレッサーパンダだけではありません。マレーバク、シバヤギ、カリフォルニアアシカ等のベビーラッシュで訪れる楽しみも増します。
また年に4回発行の「どうぶつこうえんニュ―ス」を毎回楽しみに見ておりますが、とくにゴリラのモモタロ行動観察日記は、日々動物の成長を見守っている係員だからこそ知りえる情報を私たちに示してくれ、動物への観察力が増し「また行ってみたい」という想いも沸いてきます。リピーターを増やす意味でも、リアルタイムの情報発信は非常に大切であると考えますが、広報活動はどのように行われているのでしょうか

旭山動物園のいきいきと活動する動物の姿を見せる「行動展示」の手法はあまりにも有名ですが、千葉市の展示手法はどのようなものか、どのような工夫がなされているのか、独自の展示手法はあるのか具体的にお示し下さい。

ある本の中で「ターゲットトレーニング」「エンリッチメント」という言葉にであいました。千葉市ではすでにこの手法を取り入れているようですが、取り組んだ経緯とその内容について具体的にお示し下さい。
前述の旭山動物園は、H8年度入園者数が約26万人と落ち込み閉鎖の危機にさらされましたが、園長を先頭に職員のアイディアと努力、行政のバックアップにより年々入園者が増加し、今では年間200万人を超えるほどの動物園になった という話はあまりにも有名です。旭山動物園は閉鎖の危機があったからこそ試行錯誤しつつ園長以下職員が一丸となって現在にいたったわけです。
翻って千葉市動物公園はどうかと申しますと、今のところ閉鎖までの危機はないようですが、入園者数についてはH17年度80万人と多かったものの、H14年度からH16年度までは65万人〜70万人台、一般会計からの繰入金は10億〜11億円で推移しています。また施設面でも21年経過し老朽化による設備投資も考えられます。自治体が持つ動物公園のあり方、経営手腕が問われるところではないでしょうか 

今後の経営の見通しと取り組みについて見解をうかがいます

千葉市の動物公園は、動物公園協会へ様々な業務委託を行っていますが、外郭団体の見直しでH21年度までにみどりの協会との統合合併が示されました。また動物公園協会で行っている教育普及事業や図書室管理運営など、統合された場合どのように担保されるのでしょうか

旭山動物園と並んで話題に上るのが北九州市の到津の森公園です。年間3億円もの赤字が続き一度閉園した民間の動物園でしたが、愛着を持つ市民の存続運動が嵐のように起こり、26万余の署名を集め、議会・企業・行政をも動かし市民が支える「到津の森公園」として再生しました。26万余の市民の署名が表すように、「基金」「動物サポーター」「友の会」などの寄付金が集まり、H14年度からH17年度までの収支は黒字だそうで驚きです。市民ボランティア登録者数は194人にものぼり、動物園の運営にも関わっているそうです。改めて動物園を愛する市民の想いが伝わってきました。

動物公園のオーナでもある市民を巻き込むことも動物公園に活気を持たせる一つの方法です。市民への積極的な働きかけが必要と考えます。市では今年度ボランティア制度を始められましたが、その内容と今後の取り組みについて伺います。

将来の動物園を支えるこどもたちへのアプローチも大切です。教育普及事業で行われている子どもたち対象の事業の主な内容と実績。中・高・大学生を対象とした事業の内容と実績をお示しください。それらの事業を通して子ども達にどのようなメッセージを伝えたいのかお考えを伺います。

動物公園は誰もが利用できる施設であるべきです。ハード面のバリアフリー化はできるところから対応していくとのことですが、ソフト面はどうでしょうか。高齢の方や障害を持っている方 たとえば視覚・聴覚障害を持っている方が利用する場合など、専門知識をもつかたの協力が必要と考えますが見解を伺います。

2回目

1、高齢福祉

あんしんケアセンター
特定高齢者の把握についてですが、医師から特定高齢者と選定された人は296人で、当初見込んでいた高齢者の5%にあたる8395人とは程遠い人数です。そのため市では、はがきやパンフレットでの周知や、公共施設で出張サービスをするなど対策をとられたようですが、高齢者にとって一方的に通知がくるだけではすぐに理解や納得ができません。個々に訪問して説明するなどの極め細やかな対応を強く要望します。
また、総合相談は、1655件とのことで、高齢者虐待や成年後見制度などの事件が絶えない中、今後ニーズが増えることが予測されます。困難事例などの対応を含め、相談機能の充実を求めます。

介護予防
介護予防事業は、きっかけづくりから始まり、地域での自立を目指して高齢者自身が取り組むものですが、今まで受動的な立場だった高齢者が、自ら率先して行わなければならず、どこまで理解をして取り組んでいくかは、コーディネーターである保健師・栄養士・健康運動指導士の手腕によるところが大きいと考えます。さらなる充実を求めます。

配食サービス
今年に入って、値上がりそして対象者の変更と二度も続きましたが、事前に事業者を集めての説明会など開き、利用者の実態把握をすべきではなかったのでしょうか
また、料金の値上げについては、施設入所者の食費が自己負担になったことにあわせたとのことですが、介護保険料や国民健康保険料の値上げなど高齢者にとって負担も増え、事実サービスをやめる方が出ていると聞いています。介護保険の場合は所得区分などに応じて軽減策がありますが、配食事業においても低所得者の軽減策措置が必要ではないでしょうか 見解を求めます。

3、動物愛護策

              

動物愛護専門施設の基本構想策定に当たっては、広く市民の意見をきき、市民参加の手法について検討していくとのことでしたのでおおいに期待しております。また、H17年度の譲渡犬は161頭で そのうち42頭は成犬であったこと 評価させていただきます。さらに成犬譲渡を含め譲渡事業を進められることを強く要望します。

さて、この施設は、動物愛護専門施設ということで、動物の処分施設と切り離して整備するものと考えますが、先に述べましたように譲渡されなかった動物はすべて処分されるということも現実です。

この「処分」「愛護」の両面を見せることは,動物を生涯飼養する責任を飼い主が自覚し、市民の動物愛護精神の高揚にもつながるものと考えます。実際、長野県や栃木県など一部を除き、他自治体の大半は分離されていないようです。

また分離することは、人員やコスト面で決して効率的ではないと思われます。 基本構想を策定するさいには、動物保護指導センターにおける業務内容の見直しや、「処分」と「愛護」を切り離すことの是非についても検討する必要があると思いますが、見解を伺います。

4、動物公園について

先日、雨の動物公園で飼育員の説明を伺う機会がありました。日頃の飼育の様子をじかに聞くことはその動物に対する興味が湧きます。また解説を通してご自身も、小学生の素朴な疑問などに学ばされることも多いと聞きました。

現在、飼育課職員27名、非常勤職員10名で145種、740点の動物の世話をして いると聞いています。その中で飼育担当職員は、動物舎の清掃ほか展示の工夫、動物の解説と幅広く期待されており、重要な役割を担っているのではないでしょうか。 職員の研修は、どのように行われているのか。伺います。

現在、全国的に動物園は、入場者数が減少傾向にあるといわれておりますが、各動物園では、園長はじめ職員の創意工夫で個性のある動物園づくりを目指しでいるとのことです。 動物公園では、「風太2世」の誕生で、現在はにぎわっているようですが、今後より一層努力していただき、魅力ある動物公園にするためのご見解を伺います。

3回目 要望

1、高齢者福祉要望

あんしんケアセンター
特定高齢者の把握についてですが、医師から特定高齢者と選定された人は296人で、当初見込んでいた高齢者の5%にあたる8395人とは程遠い人数です。そのため市では、はがきやパンフレットでの周知や、公共施設で出張サービスをするなど対策をとられたようですが、高齢者にとって一方的に通知がくるだけではすぐに理解や納得ができません。個々に訪問して説明するなどの極め細やかな対応を強く要望します。
また、総合相談は、1655件とのことで、高齢者虐待や成年後見制度などの事件が絶えない中、今後ニーズが増えることが予測されます。困難事例などの対応を含め、相談機能の充実を求めます。

配食サービスについて
配食サービスについては、軽減措置はしないとのことです。値上げや対象外になったことで配食サービスを受けられなくなることは、高齢者にとって死活問題です。決算審査特別委員会の指摘要望事項にもあったように、高齢者のニーズに答えられるような 千葉市独自の施策を求めます。また、安心電話との併用についても早急に検討すべき課題であることを指摘しておきます。
市民ネットでは、夏に北九州市へ視察に行ってきました。北九州市は、人口99万人、7区で構成され、人口規模もほぼ千葉市と近い政令市です。介護保険制度の開始された時点で、在宅支援センターを民間委託としたため、地域の高齢者の実態を市が把握できなくなったことへの反省を踏まえ、31の地域包括支援センターは直営で設置することにしたそうです。
もともと小学校区単位の市民運営のコミュニティ・交流拠点である市民センターや出張所など市民に親しみのある場所に地域レベルの支援センターとして24箇所設置しました。また専門的で技術的な支援を行うための統括的な支援センターを7区役所に設置し、市の介護保険課と高齢者介護の質の向上委員会と連携して、支援センターの公平・公正・中立性の評価や支援を行っているそうです。地域レベルのセンターでは、保険師が担当地域の高齢者をしっかり把握できていて、困難事例は区のセンターで対応するなど体制が整えられており 市・区・地域の3層構造を生かした仕組みで、高齢者のみならず市民が安心した地域生活を送れるよう支援しているそうです。
答弁では、特定高齢者の把握が進まない理由として、選定されてもあんしんケアセンターに行かない高齢者がおおくいるとのことでした。本来、高齢者にとっての日常生活圏域とは、歩いて暮らせるこじんまりとしたものであると考えます。しかし千葉市のあんしんケアセンターは、高齢者にとって物理的にも精神的にも利用しにくい場所にあることが予想されます。
千葉市でも利用しやすい場所にセンターを設置することやセンターの数をふやすこと、そして地域に暮らす高齢者の実態を市として把握するためにも 市直営のセンターを各区一箇所に設置することを要望します。

介護予防
介護予防事業は、きっかけづくりから始まり、地域での自立を目指して高齢者自身が取り組むものですが、今まで受動的な立場だった高齢者が、自ら率先して行わなければならず、どこまで必要なのかを理解をして取り組んでいくかは、コーディネーターである保健師・栄養士・健康運動指導士の手腕によるところが大きいと考えます。さらなる充実を求めます。

2、保健福祉センター整備と跡施設の活用

 

答弁では、利用者からの意見を参考に、設計を行うとのことでしたが、若葉区ではオープン後、設備の不具合や不足があったようです。利用者や活動している方たちはもちろんのこと、職員の方々の意見もぜひ参考にしていただきたいと思います。
また、周辺道路から駐車場への進入路については、車で来る方の利便性ばかりでなく、歩いて利用する方たちの安全面での配慮を求めます。
跡施設の活用ですが、保健センターについては、地元要望だけでなく 広く市民に関心を持っていただくためにも 区民アンケートの実施を要望します。また、福祉事務所については、市民サービスに寄与できる有効な跡施設の活用を要望します。

3、動物愛護について

神戸市動物管理センターでは、H11年より行政の手の届かないところをサポートしてもらうことを目的に、ボランティ団体と協働で譲渡事業を行っています。主に、センター内に収容されている犬の散歩や清掃、譲渡前の現地調査と譲渡後の追跡調査など、センターの職員だけで行うには時間的に困難であることをサポートしているそうです。自治体の収容施設に外部の人を入れるなど他の自治体では考えられないことかもしれませんが、今では行政職員・ボランティア・民間の獣医師らが相互に意見交換を行うようになったということです。
ご答弁で、動物愛護精神の普及にボランティアの協力は必要不可欠であると、言われました。動物愛護専門施設の整備にあたっては、立派な施設を整備するよりも、重要なのは、そこに、動物を愛し、協力し合える職員とボランティアがどれだけ存在するかです。
千葉市でも行政とボランティアとの協働で、動物愛護行政を積極的に進めるとともに、動物愛護専門施設の基本構想策定に向けて、広く市民に情報を発信していただけるよう予望いたします。  

4、動物公園要望

経営の見通しについての答弁で、17年度からの5カ年で繰入金の順次削減が示されました。またH21年度までに動物公園協会がみどりの協会と統合されるなど ここ数年はとくに経営の努力が求められています。
今年度ボランティアを募集し、研修の後、来年度からは動物の解説を実施されるとのことです。動物公園に市民が入ることで市民の意識も変わり、職員の方々にも刺激になるのではないでしょうか。
また、高齢者にための ゆったりツアーを計画しているとのこと期待しております。今回、何度か動物公園を訪れ 動物公園の展示手法が全国的にも先駆的であることを知りました。フクロテナガザルのブラキエーションや家畜の原種ゾーンの由来、動物をまじかで見ることのできる折のない展示など、動物公園のオリジナリティーを 市民にも対外的にもPRしていくことがひつようでしょう。べきです。
今後、このボランティア制度がきっかけに、多くの市民を巻き込んで、高齢者、障害を持つ人や。様々な人々が楽しめる動物公園となるよう願い、一般質問を終わります。