1、平和施策について

答弁:市民局長

平和施策についてのご質問のうち、所管についてお答えします。
はじめに、体験者の生の声を伺う機会を持つことについてですが、市では、戦跡めぐりバスツアーの中で、戦争の体験談を聞く機会を設けているほか、千葉空襲の体験談を映像で綴ったDVDを作成し、活用していただいております。

体験者の生の声を伺う機会は、市のみならず、市民団体を含めさまざまな活動の中で実施されるべきものと考えております。

次に、広く体験者の絵を収集・展示していくことについてですが、絵画につきましても平和啓発資料のひとつとして活用したいと考えております。

答弁:教育次長

太平洋戦争の貴重な体験をお持ちの方の高齢化とともに、記憶も急速に薄らぎつつあることなどから、当時、見聞きされたことを口述していただき、記録を後世に伝え、郷土の貴重な歴史資料として、活用していく必要があることから実施していきます。

答弁:市民局長

次に、戦災遺品を収集し展示する施設につきましては、常設展示する施設の設置は考えておりませんが、インターネットにより資料を公開するなど、更なる資料の活用に取り組んでまいります。

答弁:教育次長

郷土博物館は、本市に関わる歴史資料を収集・展示し、市民の郷土意識を醸成する施設であり、戦災遺品についても、当時の資料としています。

郷土博物館のリニュ−アルについては、平成19年度の「千葉市科学館」のオープンに伴い、プラネタリウムを含む天文事業を移管することとしており、空きスペースの活用を含め、今後検討したいと考えています。

答弁:市民局長

次に、市内ボランティア団体との協働や団体の支援についてですが、千葉空襲の写真パネル等を市民団体に貸し出しているほか、戦跡めぐりバスツアーでは空襲体験者のボランティアの方々にご協力をいただいているところであり、引き続き、ボランティア、市民団体等と連携しながら取り組んでまいります。

最後に、「語り部」を育てることについてですが、昨年度に千葉空襲体験談を映像で綴ったDVDを作成したところであり、「語り部」を育てることは考えておりません。

2 職員互助会について

答弁:総務局長

職員互助会についてのご質問にお答えします。まず、職員の福利厚生事業はどうあるべきかについてですが、地方公務員法の規定に基づき、複雑多様化する業務を行っている職員の健康を保持増進し、元気回復を図るため、市の責務として必要な事業は実施しなければならないものと考えております。

次に、補助金の実績報告についてですが、互助会事業全体を把握したうえで、補助対象事業である厚生事業の決算状況を見る必要があることから、掛け金と補助金を合わせた収支決算書の報告を求めているものです。

次に、繰出金の内容を明記すべきについてですが、職員の代表者等で組織する理事会や評議員会において決算報告を受け、承認されていることから、明細は求めておりませんでしたが、今後は、明記するよう改善します。

次に、基金の活用についてですが、三つの基金は、職員互助会内部規程で、事業運営に不足を生じたときなどの緊急時の対応、職員互助会独自職員の退職手当、厚生施設の整備・修繕等の使途のため、積み立てているものであり、必要なものと考えておりますが、今後の繰り出しについては、慎重に対応するよう求めてまいります。

最後に、会計の透明性についてですが、二人の監事が出納帳や領収書について慎重かつ詳細に監査していることから、現在の報告で足りているものと考えております。

3 子育て支援と子どもの居場所について

答弁:保健福祉局次長

はじめに、子育て支援と子どもの居場所についてお答えします。
子ども交流館・子育て支援館についてですが、指定管理者選定にあたっての健全育成への理解の把握と評価については、提案書に、子どもの健全育成や施設の管理運営に対する考え方などを記載してもらい、選定委員会で評価を行い、施設を最も効果的に管理できる者を候補者として選定することとしています。

次に、子ども交流館における子どもたちの相談などに対応できる職員の配置と、児童相談所などの諸機関との連携についてですが、常勤職員の半数以上は、児童福祉施設最低基準に定める「児童の遊びを指導する者」の配置を予定しており、こうした職員が遊びなどを通して、子どもの健全育成に向けて対応してまいります。

また、本市の子どもの健全育成と交流の拠点施設として、児童相談所などの関係機関との連携を図ってまいります。

次に、指定管理者の職員の研修についてですが、指定管理者には、「児童の遊びを指導する者」として、一定の資格を有する職員が確保されることとなります。また、必要な研修も行われるものと考えています。

次に、子ども達が参加する会議についてですが、子ども交流館の運営にあたっては、「子ども運営委員会」(仮称)を設置することとしており、委員の構成としては、中・高校生を中心に概ね15人程度を予定しています。

この委員会では、主たる利用者である中・高校生などが交流館の運営について意見を述べる機会を設けることにより、子どもたちの自主性を育むとともに、より魅力ある施設運営に生かしてまいりたいと考えています。
具体的には、施設利用のルールづくりやイベント・講座などへの要望、委員会の自主事業の企画について検討し、市や指定管理者に提案を行うことを考えています。

また、設置時期については、開設後のできるだけ早い時期を予定しています。

次に、ボランティアについてですが、大学生や社会人など、ボランティアの必要性も考えられるので、指定管理者と協議してまいりたいと考えています。

次に、アリーナの利用方法についてですが、アリーナは、基本的には、子どもの体力増進の場として設置したものであり、バスケットボール等の個人利用を中心として考えており、団体の専用利用は、個人利用を妨げない範囲で行いたいと考えています。
なお、255席の可動式椅子も備えられていますので、子育て関係の各種イベントなどに、有効活用ができるよう、検討してまいります。

なお、利用料については、団体利用も無料です。

次に、各区の既存施設を活用した子どもの居場所の確保ですが、公民館など既存の公共施設との連携や活用について検討してまいります。また、国では、来年度から「放課後子どもプラン」の実施が予定されていますので、今後、関係機関等との連携も図ってまいりたいと考えています。 

次に、基幹的な役割についてですが、子ども交流館における遊びのプログラムや市内の子どもの居場所、さらには公民館などの既存施設における子ども関係の事業などの情報を収集し、インターネットなどを活用して、情報発信をしてまいりたいと考えています。

また、子どもの健全な育成を目的とする講座等を開催してまいります。

次に、子育て支援グループの把握と協力についてですが、本市のボランティアセンターや市民活動 センターなどに登録している団体などと連携し、  子育て中の親子への支援や、育児サークルの育成を 図ってまいりたいと考えています。

次に、図書の選書についてですが、図書については、児童の健全育成という施設の目的に沿ったものを選定したいと考えており、必要により図書館などと連携を図ってまいりたいと考えています。

次に、化学物質過敏症への対策ですが、おもちゃなどの備品類の選定にあたっては、安全性には十分配慮してまいります。

次に、指定管理者が行う自主事業の経費についてですが、指定管理者が自助努力により確保するものと考えています。

次に、子育て支援館と子ども交流館の連携についてですが、子どもの健全育成や子育て支援を目的としている施設ですので指定管理者とも協議しながら連携を図ってまいりたいと考えています。

4 農村の景観と自然環境の保全について

答弁:都市局長

農村景観と自然環境の保全についてのご質問の うち、所管についてお答えします。

まず、千葉市における農村景観の価値をどのように評価しているかについてですが、本市では、市域の約半分が市街化調整区域であり、そこでは、斜面林や田園の景観を創出している谷津田・里山、都市にうるおいを与える河川や池など、  豊かな緑と水辺の自然環境を形成しております。

これらの環境は、農村地域に働く人々が永い年月をかけて創りだしたものであり、また、その魅力が見直され、人びとが交流を楽しむ場とする動きも あることから、大切に継承していかなければなら ないと考えております。

答弁:環境局長

次に、いずみ地区農村景観の保全に向けた基礎調査についてお答えします。
まず、調査で得られた成果についてですが、本調査の目的は、いずみ地区の景観の現状や特徴を明らかにし、守っていくべき景観や手を加え保全すべき景観などを分析し、良好な地域資源の保全について検討するための基礎調査を実施したものであります。

この調査では、いずみ地区の景観を構成する鹿島川や谷津田などの自然的要素や、カエル、トンボといった生物の生息種などを調査し、景観評価の基準となる指標を取りまとめたものであります。

また、指摘された課題についてですが、農景観について、人と自然との共生共存の立場から、自然に配慮した農業用施設などの整備を行う必要性が指摘されております。

今後は、基礎調査をもとに、農村景観の保全に向け、取り組んでまいりたいと考えております。

答弁:経済農政局長

次に、「千葉市田園環境マスタープラン」に位置 づけられた地域における自然環境保全等の可能性と生物多様性確保の視点から見た農村環境の整備・ 保全のあり方についてですが、
本市では、都市と農村をつなぐ自然あふれる田園空間の創造を目標として、平成13年度に「千葉市田園環境整備マスタープラン」を策定しております。

このプランの中では、自然緑地や森林などの貴重な自然環境や生態系の保全と活用を図ることを基本的な考え方とし、多自然型工法による生態系保全 水路の整備などを推進することとしております。

今後とも、このプランと国の施策の整合を図り、農村環境の整備・保全に取り組んで参りたいと考えておりますが、実施に当たっては、農家における  営農活動のしやすさや生産性向上等の視点から、 相反する面も出て参りますので、農家をはじめ地域の方々に十分理解を頂いた中で、可能なものから 段階的に取り組んで参りたいと考えております。

なお、現在は、こうした考え方に基づき、印旛沼に流入する鹿島川において実施しているかんがい 排水事業では、小魚が安心して住める魚巣ブロックや落差工に魚の遡上が可能となる魚道を設置するとともに、水と触れ合えることのできる親水護岸を整備しております。

また、緑区小食土町地先のほ場整備事業では、  ホタルの生息が確認されたことから、生態系に配慮した土水路による整備を実施しているところであります。

次に、農村用途区域の指定と導入についてですが、これは、政令指定都市の中では、神戸市と  横浜市の2市が、農業・農村の地域環境を維持することを目的に、条例により実施しているもので、本市としてはこの先進2市の事例等を調査・研究したいと考えております。

答弁:環境局長

農村景観と自然環境の保全についてのうち所管についてお答えします。
野生生物の分布状況等のモニタリングについてですが、平成4年から7年に市として初めて全市的な野生生物の生息状況等の調査を行いました。

その後、平成14年と15年に補足調査を行い、この結果を基に千葉市レッドリストを作成し、保護対策の検討などに活用しています。

また、第2次5か年計画において、レッドリストの見直しに必要な野生生物の分布状況等を調査することとしています。

答弁:下水道局長

農村景観と自然環境の保全のうち、所管についてお答えします。  
河川・一般排水路における多自然型護岸施工後のモニタリングについてですが、現在本市において多自然型整備を行っている河川は、生実川、支川都川、坂月川、勝田川であります。

モニタリングについては、平成8年に建設省河川局が策定した調査要領に基づき、平成9年に通水した生実川で、追跡調査を平成9年度から13年度まで実施いたしました。

また、現在改修中の勝田川や、今後二次改修を予定している支川都川、坂月川につきましては改修後モニタリングを予定しています。

なお、一般排水路で現在多自然型の整備を行っている高田排水路についても、改修後、河川と同様にモニタリングの実施を検討してまいります。

答弁:都市局長

次に、景観保全の視点から、街山づくりモデル 地区計画策定の成果と今後の展開についてですが、本計画は、松ヶ丘中学校区の市民の皆さんが主体となって地区の緑のまちづくりの方針をまとめた 計画であることから、良好な都市景観の保全に大いに寄与するものと考えております。

今後は、本計画に位置づけた市民緑地の設置などを、第2次5か年計画に基づき市民と協働で順次、進めてまいりたいと考えております。

また、景観法に基づく景観計画の策定にあたっては、本計画との調整を行ってまいりたいと考えて おります。

2回目

3 子育て支援と子どもの居場所について

答弁:保健福祉局次長

次に、子ども運営委員会の委員の募集方法についてですが、市政だよりやホームページなどでの公募を考えています。
なお、ワークショップを開催してはとのことですが、今後、指定管理者と協議してまいります。

次に、子ども運営委員会から提案された意見については、子ども交流館の事業や運営に反映できるよう努めてまいります。具体的には、今後検討してまいります。

次に、指定管理者の自主事業についてですが、交流館の設置目的が効果的に発揮されるよう、指定管理者の創意工夫により実施されるものと考えています。

4 農村景観と自然環境の保全について

答弁:都市局長

農村景観と自然環境の保全についての2回目のご質問のうち所管についてお答えします。
景観に対して、市民の意識、関心を高めるため、どのような工夫が必要で、どのような点に配慮するのかについてですが、

景観に対する市民意識の高揚、啓発を図ることは重要と考えております。

このため、本市の景観の特徴や課題について、  市民の方々が、一定の知識と理解を得るための説明会や、市民の意見を聴く機会を、きめ細かく開催するとともに、普及、啓発にあたっては、市民にわかりやすいパンフレットの作成、アンケート調査を実施するなど、市民の意見が計画に反映できるよう努めてまいります。

答弁:経済農政局長

農村景観と自然環境の保全についての2回目のご質問についてお答えします。
今回実施した基礎調査は、いずみ地区の景観の 現状把握と地域資源の保全に向けた検討を行うための基礎調査であり、本年度は、この報告書をもとに、農村景観の保全や地域資源の活用方法などについて、市民参加によるワークショップで検討することとしております。

今後の調査の継続や大学との協働等につきましては、今後、ワークショップの中で十分検討してまいりたいと考えております。

答弁:環境局長

農村景観と自然環境の保全についての2回目の御質問のうち所管についてお答えします。
調査実施にあたっての課題についてですが、レッドリストの見直しの調査には、全市的・網羅的なデータの収集が必要であり、限られた時間と予算の制約の中で、様々な分野の専門家や多くの市民の協力と参加を得て、できるだけ効率よく適正な調査を実施することが課題であると考えています。

答弁:下水道局長

河川・一般排水路における多自然型護岸施工後のモニタリングについての、2回目のご質問にお答えします。
モニタリング結果の評価ですが、モニタリングを実施した生実川は、新規に掘削した川であることから、他の河川と異なり、新たに形成された河川環境に対する評価となります。

魚類の調査では、9年度にモツゴなど5種であったものが、その後チチブやトウヨシノボリなどが加わり、5年後には13種が確認されました。

甲殻類については、9年度テナガエビ1種であったものが、スジエビモドキなどが加わり、12年度には最大の9種が確認されております。

植物植生を見ますと、上流部・中流部の水際では多年草植物が2年目以降繁茂し始めておりますが、下流域においては、3年目まで裸地同然であったものが、4年目から貴重種とされるウラギクが確認され、5年目には、秋季に紫色の美しい花を咲かせる程繁殖し、生実川を象徴する植物の一つとして上げられます。
このように、多様な生物が水辺に生息するようになると共に、良好な景観を形成していると考えております。