意見表明

湯浅 美和子

 市民ネットワークを代表いたしまして、2003年度決算のうち、議案第118号・一般会計決算、議案第137号・水道事業会計決算に、不認定の立場から意見表明をいたします。

 市税収入が4.1%の大幅減となる中、一般会計決算規模は昨年度より歳入118億5千万円、歳出119億2千万円と膨らんでいます。2003年度決算の借金残高は1兆2000億円を超え、未来へのツケは一向に減りません。実質単年度収支は黒字となっていますが、実際は二つの基金からの借り入れによりしのいだものであり、これまでの決算とはまったく黒字の質が違います。この事実を重く受け止め、市債の残高をどのように減らしていくのか、大型公共事業の見直しなどドラスティックな財政再建策を示す時期であるのに、健全財政との見解を示し続ける当局の姿勢に反対するものです。

 水道事業会計決算のうち、第3次拡張事業計画は、給水人口、1日最大給水量とも現状とは大きな乖離があります。県営水道のあり方が議論されるようになり、県営水道区域も含めた千葉市域全体の水道事業検討もはじまりました。房総道水路系浄水場建設は実施を見送り、水源も含めた基本計画の見直しを求めます。

  2003年度は、「鳳雄学園」と「花沢県議税金不正免除事件」で千葉市の信頼が大きく揺らいだ年でした。内部告発にタンを発した不正免除問題からは花沢氏のように高額で長期にわたる滞納を税務担当者が引き継いできたことは、理由の如何にかかわらず、組織的な関与が疑われ、「特別処分」という地方税法の拡大解釈に基づく、今まで市民がまったく知らなかった徴収事務が明らかになりました。
 これらに対して千葉市の調査は、すべてにおいてちぐはぐです。当初「千葉市には被害を与えなった」として見送った職員の告訴を、県警逮捕後に背任罪で告訴、また「特別処分」に関しては導入経緯を明らかにすることすらできず、その調査能力が疑われ認めることはできません。
 2004年度第1期の定期監査では、市税滞納整理手続きに関して「財産調査の執行」や「処分停止の根拠を明らかにする」ことなど数点の改善点が示されました。これらを早急に見直すとことを含め市民への説明責任を果たすことを求めます。
 2003年4月開設された「鳳雄学園」は、開園当時の職員がほとんど入れかわり、50人の定員でありながら、いまだ17人の入所にとどまっているという異常な状態が続いています。そんな中おきた家に連れ戻された少年の虐待死です。あらゆる行政機関がかかわりながら防ぐことができなかった少年の死は、この施設の抱える問題と切りはなすことはできません。監督責任のある千葉市の監査の指導・勧告の不適切さを追求したいと思います。全会一致で採択された請願を受け止め、理事会の解散をも視野に入れた千葉市の強い姿勢を求め市民ネットの意見表明といたします。


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