1、議案第75号 千葉市保育所設置管理条例の一部改正について
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福谷 章子 まず始めに、議案第75号千葉市保育所設置管理条例の一部改正についてうかがいます。 |
2、議案第76号千葉市立幼稚園設置条例の廃止について |
次に議案第76号千葉市立幼稚園設置条例の廃止についてうかがいます。 本議案は、昭和44年千葉市との合併により千葉市唯一の公立幼稚園として役割を果たしてきた土気幼稚園を、施設の老朽化と園児の減少を理由に廃園にするというものです。千葉市が従来より幼児教育は私立幼稚園に委ねてきたこと、事務事業評価の観点から見直しがなされたことも背景にあり、平成16年度末をもって廃園し、跡地の有効利用も図られるとのことです。 昨年11月に廃園通知の知らせが保護者のもとに届いてから廃園議案が提案されるまでの期間はわずか半年余りと、いかにも拙速でした。愛着を持ってそこに子どもを通わせている保護者のみなさんの怒りや落胆は察するに余りあります。 そこで、3点、うかがいます。 ・ まず、土気幼稚園の廃園に関し、いまだに同意を得られていない保護者の思いを、どのように捉えているかがおきかせください。 |
3、議案第80号千葉市・四街道市合併協議会の廃止について |
議案第80号千葉市・四街道市合併協議会の廃止についてうかがいます。 合併協議会の委員には、「四街道市の住民投票の結果を受けて、四街道市の市長と協議した結果、協議の継続は難しいとの判断で廃止を決断した」との通知がありました。 合併協議会自体は、第5回を最後に四街道市の議員選出委員が決定できないためか、予定されていた協議会も開催することなく今回の廃止の通知となり、また市民や議会にも詳しい経過について説明がなされていません。そのせいもあるのでしょうか、四街道市民の盛り上がりに比べ、千葉市民の関心は高まらないように見受けられました。たとえば、傍聴者の総数は四街道市民188名に対し、千葉市民17名です。 また、合併協議会では、合併の是非を含む両市の合併に関する協議を行うとしていましたが、合併の是非が議題になったことはありませんでした。 さらに、会議運営規定によれば会議の議事は全会一致を原則とし、意見が分かれた場合は、三分の二以上の賛成を持って決することができるとなっていました。しかし、22回の採決のうち全会一致が4件、多数決による議決が17件であったことからも、全会一致を原則とせず運営が行われていたようにも思われます。合併協議会の設置にあたっての説明では、期限を定めず議論すると明言されていましたが、現実には5回で協議を打ち切られました。 また、合併建設計画は、千葉市にも大きな影響がある事柄も含まれていましたが、市として市民に対する情報提供は行われず、合併協議会任せとなっていました。 そこで、以下3点についてうかがいます。 ・ まず、今回の廃止を決断された経緯と市長の今のお気持ちをお聞かせください。 ・ 二つ目に、合併の是非については議題にする予定があったのかうかがいます。 ・ 三つ目に、市民意見が反映されるように積極的に情報提供をする必要があったと感じますが、ご見解をうかがいます。 |
4、議案第86号、議案第87号 工事請負契約について |
最後に、議案第86号と議案第87号の工事請負契約については関連がありますのでまとめてうかがいます。 |
2回目
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議案第75号、議案第76号に関しては密接な関連がありますので、あわせて発言いたします。 11月の土気幼稚園ならびに土気保育園両園の廃園予告以来、あらゆる機会に廃園理由の正当性を求めてわたくしたち市民ネットワークでは質問をしてまいりました。 しかし、残念ながら今回の提案は保育所の「待機児童解消」という目先の課題に振り回され、少子化対策の本質から大いにかけ離れたものであるとしか言いようがありません。 土気幼稚園における、幼児教育を私立幼稚園に委ねてきたという既成事実をもってしての、強引な廃園決定は、ひとえに経済効率性が背後に見え隠れし、豊かな子育てを求めて努力している保護者の心を踏みにじるものであります。 その跡地に定員を超えて多くの園児の居場所として定着しているような土気保育所を廃園にして、民間の社会福祉法人に新たに委ねるというのは、入所児童の減少によって廃園された検見川保育所と大宮保育所の事情と全く異なります。 奇しくも先日、合計特殊出生率の全国平均1.29という数字が発表され、最低記録を更新しました。千葉市においてはさらに低い(1.20?)と聞いております。子育てをしている当事者の気持ちが尊重されるような社会でなければ、少子化に歯止めがかかることは無いということを、今後の施策決定において忘れていただきたくありません。 そこで、ひとつうかがいます。 廃園によって、転園を余儀なくされる現0歳児から3歳児へは、具体的にどのような配慮が成されるのでしょうか。 以上、2回目の質疑です。 |
3回目
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ご答弁ありがとうございました。 |
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