成人式について
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常賀かづ子 (1)式運営への若者の参加について |
質問1、2回目
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(1)式運営への若者の参加について 昨年の成人式経験者の意見が反映され、今回司会や「待ち合わせ伝言」の受付に多くの委員の参画があったとのことですが、今年の委員は終わってどのような感想、反省があったのかお聞かせください。 (2)記念品について 記念品の予算については、前年度までの実績で予算化するということで新成人の約4割しか見込んでいません。記念品を出すならば全員に出すぐらいの気概が欲しいものです。予算が実績だけで組まれているということ、TT時代に印鑑であることも疑問です。受け取った若者たちへのフォロー調査や全員に渡す工夫など含めて再度ご見解をうかがいます。 |
2、投票率向上について
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先日の読売新聞社が中学生以上の未成年者5,000人におこなった「全国青少年アンケート調査」によりますと、「日本の将来は明るいと思うか」という問に「明るい」と回答したのは24%に過ぎなかったのに対し、「暗い」「どちらかといえば暗い」は75%でした。また、日本の政治家を「信頼できない」「どちらかといえば信頼できない」と回答したのは、中学生86%、高校生92%、大学・短大生95%でした。政治家の相次ぐ不祥事などが原因で、政治の将来に希望がもてず、「誰がやっても変わらない」という諦めが、ますます若者の政治離れをもたらしているようです。私たち大人は、この結果を重く受けとめなければならないと思います。
一方で明るい話題もあります。先日、成人式と有権者の集いに臨席してきたのですが、そこで20歳になったばかりの女性2人が、昨年初めて参議院議員補欠選挙で投票したとき、自分が大人になったという自覚をもったと語ってくれたのです。投票所に行き、緊張の中名前を書き、ドキドキしながら投票してきたと話してくれました。前述のアンケートでも、「20歳になったら選挙の時に投票に行くか」という問に、69%が「行く」「なるべく行く」と答えています。20歳になり選挙権が得られると投票に行くようですが、その後が続かなくなる、というのが実情のようです。 昨年の参議院議員補欠選にいたっては●%と低投票率でした。 (1)若者への啓発について 来る4月には統一地方選挙が行われます。投票率向上に向けて 若者たちに政治参加を呼びかける絶好のチャンスです。これからの時代を担っていく若者たちに千葉市の未来を考えてほしい、もっと政治を身近に感じてほしいという思いで、以下伺います。 ア)投票率向上のためには、若者が投票にいきたくなるような啓発が必要だと思います。千葉市独自の啓発の取り組みがあるのかお聞かせください。 イ)多くの自治体で、投票立会人として若者、とくに新成人の公募を行っています。千葉市でもそのような若者参加型の選挙運営のお考えはあるのでしょうか。 ウ)日ごろから 政治の出前講座や議会傍聴ツアーなど若者たちが興味をもって参加しやすい企画をつくることも大切です。お考えをおききします。 エ)四街道市で来年度、大学生を対象に、2週間にわたって市長と活動をともにする「市長インターシップ」をはじめるそうです。体験をとおして市長職や行政に対する理解、関心を高めてもらうことが狙いのようです。千葉市でもぜひ「市長インターシップ」などをおこなってはいかがでしょうか。 (2)子どもたちへの政治教育について さて若者への政治参加を呼びかけている中でいつも感じるのは、やはり子ども時代からの政治教育が重要で不可欠であるということです。教育基本法第8条でも政治教育の大切さがうたわれています。 ア)子どもたちの政治意識を高めるために どのような教育を行っているのかお聞かせください。 イ)以前、市民ネットワークが提案していた、中学生の意見表明の場としての「中学生議会」が毎年開催されることになり、評価させていただきます。さらに多くの子ども達が政治をもっと身近に感じるよう、議会傍聴を提案いたしますがいかがでしょうか。特に、市長の所信表明の日にすることなど、いかがでしょうか。 ウ)こどもたちに 自分が生活している地域が抱えている問題について考えることや 政治は面白いものだともっと体感してほしいです。 4月には統一地方選挙があり、ちょうどよい機会です。実際の選挙にあわせて、小・中・高校でぜひ模擬投票をおこなってはいかがでしょうか。 オ)千葉市では総合学習で職場体験などしていますが、たとえば自分たちの身近な各区で「区長インターシップ」や「職員インターシップ」など行うのも貴重な体験と思われますが、いかがでしょうか。 (3)参政権の年齢制限の引き下げについて 先日、選挙権年齢の引き下げ運動をしているNPO法人が主催の、「国際フォーラム2002 ―― 政治でつなぐ世界の若者」が開かれました。各国から政治に関わっている10代、20代の若者が参加し、「20年、30年後に影響がでてくることを発言する。明日の意思決定者として今参加し将来の責任を果たすことが必要」といった趣旨で、活発な議論が行われたそうです。 ドイツからは選挙権年齢 の年齢制限全廃を求めて活動している16歳の女性、アメリカからは18歳の男性全米最年少町長 スウェーデンからは20歳の女性市議会議員の参加がありました。 また、4月の統一地方選に若手政治家をより多く議会へ送り出そうとしているグループが、オーストラリアの27歳の最年少の女性の上院議員を招いて勉強会を開き「若者たちが政治に目覚め 自らの意思で政治参加をするようになることを強く望みたい」と話していました 日本では、全国各地で住民投票条例を制定する動きが増えています。とくに投票資格者の年齢を引き下げる自治体が多くあります。たとえば秋田県岩城町、愛知県高浜市では18歳以上の未成年者が投票資格を与えられ、なんと長野県の平谷村では中学生までを投票対象者にひろげる意向を表明したそうです。 大事な事はみんなで決めていくのだという姿勢と、その機会を実際に経験することとは、すべての人の意見を政治に反映していく必要性を若者にも認識させ、自治体の政治や政策に関心を持たせることができるのではないかと考えます。 ア) 住民投票条例制定についてお考えをおききします。 |
質問2、2回目
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【選挙管理委員会へ】 (1) 若者への啓発について ア)@-mode 携帯電話に啓発文をのせることについてはぜひ進めていただきたいと思います。 イ)また、若者があつまりそうな場所、たとえばライブハウス・各種スポーツ施設などへ出向いて啓発することをもっと積極的に進めるお考えはありますか。 ウ)若者の柔軟で斬新的なアイディアをいかすために、若者の委員を含む 投票率向上委員会を設けることへのご見解を伺います。 【教育委員会へ】 区長・職員インターシップについてのご答弁ですが、私の意図とすることと違い残念です。インターシップの意味や意義は理解しております。模擬選挙についてもそうですが、子どもたちの政治参加する、より具体的な体験の場を作って欲しいという意味で質問いたしました。 (1)子どもたちへの政治教育について ア)子どもたちの政治教育は、教育委員会だけでなく選挙管理委員会との連携が非常に大切であると考えますが、ご見解を伺います。 イ)子どもたちの議会傍聴についてですが、教育計画に組み込むことが困難で実施が難しいとのことで非常に残念です。 しかし、選挙が国民の意思を政治に反映させるための主要な方法であり、議会制民主主義を支えるものであることを理解させるためにも、千葉市の政策決定の場である議会を見学することで、子どもたちが言葉や文字で理解するだけでなく体感できる学習になると考えます。 政治参加の取り組みについて、再度ご見解を伺います。 |
3、子どもと若者を活かすまちづくりについて
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(1)千葉駅前周辺の活性化について 中央プロムナードはかなり広い歩道ですが、通りに面したビルは銀行やパチンコ店、証券会社などしかなく、残念ながら遊歩するのに魅力的な店舗はありません。日曜・祭日には人通りが少ないようです。 ア)中央公園にいたるまでの賑わいについてどのように考えられておられるのか伺います。 中央公園で開かれるイベント、たとえば、春まつり、花のフェスティバル、オープンカフェ、都市景観フォーラム、ファンキーサルサ、15年度の新規事業である大道芸などと連携して、JR千葉駅から中央公園にいたる歩道を花とイベントでいっぱいにすれば、市外から訪れる人もわくわくするのではないでしょうか。 イ)この歩道を子どもと若者たちの参加するイベント・ストリートにする計画などのお考えをうかがいます。 (2)チャレンジショップ「たけのこ」について さて、若者たちはJR千葉駅から中央プロムナード方面には行かず、C-ONEに入り富士見町通りを抜けてパルコまで行くようです。若者たちにとって、この通りは大変魅力的な遊歩空間のようです。しかし、新たに建設された産業振興財団のインキュベーター施設が入った富士見ハイネスビルの通りでは、若者の姿をあまり見かけません。 富士見ハイネスビル1階のチャレンジショップ「たけのこ」について伺います。 オープンまもないころ立ち寄ってきましたが、個性豊かな6店舗はそれぞれに工夫され、明るい雰囲気が思わず購買意欲をかりたてました。ところが人通りは少なく、お店は歩道から1メートル奥まっているためにあまり目立たず、また「たけのこ」という看板も小さくて通りからあまり見えません。 ア)看板について店舗への配慮や市民へのPRをどのように考えているのでしょうか? また市として集客の支援をどのように考えているのでしょうか? (3)ミラマーレ 〜 旧セントラルプラザ・メディアバレーのにぎわいについて さて先日、深刻な空洞化が続いていた京成千葉中央駅周辺に活気が戻りつつある、との報道がありました。H14年9月にホテルミラマーレがオープンしたため、とのことです。このホテルには10スクリーンを備える複合型映画館があり、約40店が入るショッピングゾーンを併設しており、また、今月8日からは1階ロビーでコンサートも開かれることになっているなど、ソフト面の賑わいをも狙っているとのことです。 このホテルを起点とした遊歩空間は、現在千葉市で計画されている、子どもをコンセプトにした大きな再開発事業である中央第六地区にいたります。そこで伺います。 ア)ミラマーレから中央第六地区へいたる賑わいについてはどのように考えているのでしょうか? しかし、一歩ミラマーレをはなれると、H13年10月に閉店したセントラルプラザと、H14年2月に閉店したメディアバレーの2つの大型店舗が並び、人通りも少なく、せっかくのミラマーレ効果も「点」で終わってしまっています。 2つの大型店舗のシャッターには落書きがされ、ひさしも朽ちかけているなど、荒廃ぶりは目に余るものがあります。これでは歩行者は歩く気にもなりません。セントラルプラザの道路の反対側には葭川公園があり、本来人びとの憩いの場になるはずなのに、人影はほとんど見かけられません。シャッターをこのままの状態で放置していると、(「ブロークン・ウィンドウ効果」によって)ますますこの地域がさびれ、地域全体が荒れていくおそれもあります。 唯一の慰めは、地元商店街の方々が歩道の掃除をしていることですが、それとても限界がありましょう。 イ)周辺の環境美化について市としてはどのように考えておられますか? この2つの大型店舗のシャッターや壁をきれいにすることで、賑わいを創出するための環境づくりができると考えます。地域がきれいになれば、両店舗の間の通りを開放してさまざまなイベントが開けます。たとえば、美術の得意な若者を公募し、「花の都ちば」にふさわしい絵画コンテストを開いて道行く人々に審査してもらったり、作品を展示して街角市民ギャラリーを開いたりする、また、ストリート・ミュージシャンの大会を催す、などが考えられます。さらに、それらを中央銀座通りのフリーマーケットへとつないでいく企画も構想できるでしょう。 また、中央公園で行われるイベントを葭川公園や中央3丁目の交差点のしんすい公園へとつないで回遊性をつくり、親子で楽しむオリエンテーリングを企画することも、賑わいをつくりだすのに役立つのではないでしょうか。 ウ)このような事業の可能性について伺います。 |