福谷 章子

<< October 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

会社人間から地域人間へ

我孫子市長だった福嶋浩彦さんは、徹底した市民主体の市政運営を行ってきた人です。彼の市長時代の経験を聞いて、自治の考え方や具体的手法を学ぼうと、市民ネットワークの会派主催で3月から毎月末、3回の連続講座を開催しています。
4月24日はその2回目でした。
市民にとってのメリットは何か、という観点を徹底して持ち、国との関係においては、国の言いなりにはならない
という理念に基づいた自治の考え方は明確で腑に落ちる言葉がたくさんあります。
先日は、まちづくり戦略の一つとしての団塊の世代への熱烈なメッセージが強烈に心に残りました。
なぜかと言えば、日ごろ私が悶々と感じていたことを、スッパ〜ン!と言ってのけたからです。
さて、彼は何と言ったか。
●団塊の世代が退職する時期となり、すごい人材がいっぱい地域に戻ってくる。
●会社で培ってきた能力を活かせば、地域の力も飛躍的に伸ばすことができる。
●地域の中でぜひとも活躍して欲しいが、これが案外難しい。
●なぜなら、会社のやり方をそのまま地域に押し付けるから地域にとってはすごく迷惑でかえって地域力を落とす。
●たとえば、今の規約では不十分だと言い出し、譲らない。
●規約だけには一生懸命になるが、行動はしない。
●そんなのが二人もいれば、互いに自らの会社の規則が最高だと思っているから一歩たりとも譲らず喧嘩になる。
●たとえば、ミツビシ対ヒタチのような次元の争いになる。
●今までさんざん地域活動を任されて、そろそろ疲れが出始めている女性たちは、これで完全に嫌気がさして、活動から手を引いてしまう。
●残された男たちは、議論はできるが地域での行動はどうして良いのか皆目見当がつかず、かくして地域力は弱体化していく・・・・・・。
私も、今まで地域のさまざまな組織において、会社でブイブイ言わせてきた男性たちの中に、少なからずこのような人種を発見していたので、笑うに笑えず。
どうしたものかという悩みに福嶋さんは答えてくれました。
我孫子では、NPOなどに受け入れてお試し活動をしてもらうなど、シニアのインターンシップを取り入れたのだそうです。
ブログ用.JPGところがここでも問題が・・・。
なまじNPOなどを知ったがために、活動よりも「NPOとは!」などと活動家の女性たちに講釈を語り出し、我孫子市は女性たちにごっつう叱られた・・・と。
こんな風に、異文化人間がぶつかり合って、次第に理解し合っていくことこそ、地域で活動するおもしろさかもしれません。それは、非効率で無駄だと思える営みの中でこそ、マニュアルの無いところでこそ味わえるのではないでしょうか。
参加と協働 | - | -

第2次5ヵ年計画の見直し出前講座

パブコメを出す前に


代表質問でも取り上げましたが、現在、千葉市は第2次5ヵ年計画の見直し案を公表して、パブリックコメントを受け付けています。1月15日までです。
この5ヵ年計画の見直しに関する資料は膨大で、財政フレーム、生活指標、達成率、具体的見直し項目など多岐にわたり、このすべてを資料のみで理解するのは至難の技です。
ましてや意見をまとめて文章化するのは、よほど見直し内容や経過を熟知していないと、難しいのではないかと思われます。
五ヵ年出前講座.JPGそこで、企画課を招いて、第2次5ヵ年計画の見直しについて詳しく説明を聞こうと、出前講座を企画しました。
急遽決まった計画だったために、お知らせできる範囲も限られてしまいましたが、昨日はできる限り訪ね歩いて、出前講座の開催をお知らせしました。企画課からも、できれば事前に資料を渡してほしいと、何冊も預かっていましたので、とにかく手渡さなければ・・・と。

ざっくざっくと出る意見


さて、説明を聞いた市民から出た意見や質問はなかなか厳しいものばかりです。これから真の市民参加を進めるためには、まずこの溝を埋めていかねばなるまいぞ・・・というのが実感です。
当日の意見は以下の通りです。
●地域福祉計画、次世代育成支援行動計画など変更点があれば策定した関係者には丁寧に説明し、コンセンサスを得ているのか。得るべき。
●縦割りではなく、横断的な組織体制で臨んで欲しい。
●公務員の人件費が高すぎるのではないか。平成18年が高くなっているのは何故か?
→(退職金が含まれている)
●実質成長率3%と見込んでいるのは、高すぎないか?
→(19年1月の国水準を参考にしている)
●公債費はもっと大幅に減らすべきではないか。いつになったら、均衡するのか。なぜもっと早く借金を返さないのか?
→(制度上返せない。長期にわたって使用する施設の財政負担は後年度にまで担うことで公平性が保てる)
●モノレールは先送りではなく延伸を見直して、有意義な事業に資金を投入して欲しい。
●パブコメの期間を延長できないか。これだけの資料を読み込んで1ヶ月では短いのでは?
→(指針では1ヶ月となっているが、現在策定中の市民参加条例で改めて規定できる)
●認知症関係の事業が中止されているが、これからますます高齢者が増えていくのに、居場所はあるのか?地域で見ていると、有料老人施設のような高額のところばかりが増えて、対応しきれていないと実感しているので心配だ。
→(同様のサービスを提供できるだけの枠組みがあるはず)
●地域包括支援センターなど、充分に使いきれていない。企画でもしっかり見て欲しい。
→(はい、わかりました)
●子どもルームが先送りになっているわけは?
→(需要が少ない地域がある)
●全体的にハコモノ行政の発想から抜けきれていない。これからどんどん扶助費が高くなり、収入も限られているのだから、発想を切り替えるべき。
●モノレール、西口など、本当に必要で欲しいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。
●不必要になった公共事業を引きずる体質を辞めるべき。
●この見直し案には、見直しの基準はあるがビジョンが無い。何を優先して何を削るか、たとえば、災害、医療、教育、福祉と優先順位をつけるなど、ビジョンを示すべき。
●多額な起債を伴う事業については、住民投票を行なうなどの制度化をしてはどうか。

参加と協働への小さな一歩


企画課長は丁寧に答えてくれたと思います。最後はみなさん、拍手で講師を称えましたが、見直し案に納得したわけではなさそうです。
いずれにしても、直接話を聞いたことで、行政の実情を肌で感じたことと思います。やはり、膝突き合わせて話し合う、フェイスツーフェイスの関係は重要です。
さて、後は正して欲しいところを、忌憚なく発信しましょう。まず、文章化でしょうか・・・。
市民参加とは、しんどいものですね。
参加と協働 | - | -

区長訪問

市民ネットワークみどりでは、毎年緑区役所に区長を表敬訪問し、地域課題や区の施策に関する意見交換をしています。今日は、緑区ネットのメンバー、県議の川本幸立さん、そしてスペシャルゲストと共に総勢8名で懇談会に臨みました。

7項目の懇談内容


当日の懇談は以下の7項目について
1.自転車対策について 駐輪場・放置自転車
2.交通について バス路線・コミバス運行・歩道・自転車専用道路・JR駅の混雑緩和・
3.公園管理について 公園内の植木伐採・遊具・放置自転車
4.防災について 災害時の物資・区と地域(自治会・学校など)との連携
5.保健福祉センターについて 保健福祉・介護保険等が区役所から移転後の状況
6.緑区役所一階部分の使われ方について
7.指定管理者制度について(鎌取CC・あすみが丘プラザ) 委託後の状況
それぞれについて区長から説明を受け、それについて私たちが把握している点や今後の取り組み方について意見交換をしました。

身近な区役所に権限と予算が必要


それぞれ重要な点がありますが、全体として私が感じていることは、区役所への権限委譲をもっと積極的に進めるべきであるということです。
地域に密着した役所として、区役所の皆さんは地域課題をよく把握していらっしゃいました。ところがそれを解決するための直接の予算や権限が、ほとんど無い、というのが今の千葉市の区役所制度です。
特にこれから大きな課題となる交通政策については、鉄道駅ごとの交通会議(利用者と事業者と行政)を区役所が主体となって設置することが有効です。
また、独自に活動しているさまざまなグループや個人が増えていることに対して、アンテナを高くしそれぞれを繋ぐ役割の必要性があります。
区役所1階の空きスペースの今後や、仮設保健センター跡の『おゆみ野ふれあい館』の利用方法についても、意見交換をしました。いずれにしても、情報をオープンにして公共性を高めることが大切です。

スペシャルゲストのプレゼンテーション


区長訪問ブログ用.JPGさて、スペシャルゲストというのは、 「おゆみ野四季の道」というブログの作者の山崎次郎さんです。毎朝、遊歩道を1周してごみを拾いをなさっていますが、点在する公園の点検や片付けもこなし、毎日ブログで地域に発信してださっています。この場では、最近の荒れた公園の状況について、詳細な報告と提案をしてくださいました。ブログでも報告をされています。
参加と協働 | - | -

財政出前講座

千葉市の財政が大変って、どんだけ〜!?


ブログ用.JPG午前中はおゆみ野公民館で開催された財政の出前講座に参加して勉強をしました。
出前をしたのは千葉市財政局。
注文をしたのはおゆみ野歴史愛好会のメンバーを中心とした、何事にも問題意識を高く持つ「千葉市財政に関心を持つ市民の会」です。
そして、この会が求めたテーマは「財政逼迫の原因と改善の見通し」でした。

財政局の講義内容


●財政状況について
バブル崩壊後、平成6年から平成14年までに経済対策としての公共工事と、国の減税によって生じた減収をまかなうために発行した減税補填債が重くのしかかっている。
政令市となった平成4年から都市基盤の整備としてやるべき事業が立て続き、そのために公債費(借金返済)がピークとなっている。
少子高齢化という社会的現象が起きている。
●千葉市の財政構造について
税収が一般会計の50%を占めており、この構造自体は安定的な財政構造といえる。
高齢者人口比率や生活保護の保護率が全国平均より低く、扶助費の構成割合は低い。
にも関わらず、実質公債費比率(簡単に言うと、財政規模に対して借金を返済する割合)が、24.8%で、これは政令市の中ではワースト2となっている。
●今後の取り組み
事務事業・組織や機構・職員の定員及び給与の見直し、民間機能の活用などの行政改革を進める。
財政健全化プランを作成し、公債費を抑制する。
という三つの柱をたて、資料に基づいた詳細な説明がありました。

細かな数字を省いて、大雑把に流れをまとめると、
「千葉市は政令市移行後ずっと資産形成を続けてきた。長期にわたって活用する設備の負担は、後年度も負うべきであるという考えに基づいて30年償還で起債してやってきた中で財政破綻が迫り、国の財政建て直しが優先され(三位一体の改革)、地方財政はどこも大変な状況になっている」
ということです。
詳しくは、千葉市ホームページを参考にしてください。
その後の質問タイムでは、
資産の売却は考えていないのか。
資産価値の形成と言うが、資産価値は年数を経ると低下するが、マイナスの形成をどう考えるか。
第3セクターはどういう状況にあるのか。
バランスシートに起債してある数値への疑問提示。
等々、突っ込んだ疑問や意見が出ました。
財政局も、正直に受け答えをしましたが、政策的判断に関しては職員の立場で答えるには限界があり、その部分は議会での取り組み事項、ということになります。

市民パワーに火がついた


講師の財政局が帰った後、30分ほどは財政のみならず地域のことにまで及ぶ意見交換をしました。
私自身に対しても、もっと勉強しなければダメだとか、こんなになるまで議会は何をやっていたんだ、という厳しいご意見が・・・。
一方では、こういう状況にしたのは、市民にも責任があったのではないか、もっといろいろなことを知るべきではないかという声も上がりました。
さらに、一人でコツコツとごみを拾っているがそういう活動を支援していこうという仕組みは、今の行政にはないのだろうか、といった声も上がりました。
さらに、学校教育の話にまで・・・。
ということで、非常に幅広で濃い財政出前講座となりましたが、これをスタートに、春頃にはもう少し突っ込んで、また出前講座を受けよう、とポジティブに終了しました。
私もますますボンヤリとはしていられなくなりました。
参加と協働 | - | -

自由に語ろう!子育てフォーラム

この日の午前中、ぷらっとおゆみ野会議室は熱かった!
乳幼児とパパやママが8組。保育所利用の先輩親子が2組。千葉市の保育課、子育て支援課、子ども家庭福祉課、緑区社会福祉協議会、おゆみ野のまち育てに取り組んでいる新都市ライフさん、そして子育てサポーター・・・。
と、子育てに関するさまざまな種類(?)の人たちが参加して、おゆみ野の子育て支援について語り合いました。

出前講座 あなたの子育て応援します!


千葉市の出前講座を聞いてみましたまず、始めのプログラムは、保育課による出前講座。
「あなたの子育て応援します」というテーマで、保育所などに預けることにまつわるさまざまなお話と質疑。
オシメはとれていなくて大丈夫?
離乳食を始めていないんだけれど、アレルギーは大丈夫?
いきなり一日預けて平気ですか?
病気になった時の保育所の対応は?
求職中に子どもを預かってもらうところが無いのですが・・・。
という声に、保育課の課長補佐であり保育所長の経験もある重田さんは、丁寧に答えてくださいました。

輪になって語ろう


参加者みんなが自由に発言後半は、つくづくぼうしの松田さんこと「まっつ〜隊長」がコーディネーターとなって、自由な話し合い。
保育所の先輩ママがいてくれたことにより、レアな声を聞くことができます。
職場復帰の準備期間の預けにくさ、初めて他人に我が子を託す時の不安など、壁はいっぱいありますが、この町でともに頑張って子育てしている仲間がいっぱいいる、ということを肌で感じることができたのは、ちょっと良かったかな・・・。

こんな形で子育てフォーラム、続けて欲しいと思います。
子育てって、親と子である限り、ず〜っと続きます。初めっから立派な親なんて幻想だ!
そのうち、育てられているのは親の方だった・・・と、きっと気づくよ。
参加と協働 | - | -
PROFILE
CATEGORIES
NEW ENTRIES
ARCHIVES
OTHER