*代理人視察報告*

視察報告

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目的

とよなか女性防災プロジェクト(平成23年度地域における男女共同参画連携支援事業)について

◆お話を聞いた方

豊中市男女共同参画センター「すてっぷ」
      事務局長 西村寿子 
      事業主任 岡山秀子 

◆豊中市男女共同参画センター「すてっぷ」の指定管理者である一般財団法人とよなか男女共同参画推進財団は、内閣府による「平成23年度地域における男女共同参画連携支援事業」により「とよなか女性防災プロジェクト」運営事業を実施した。
実際の大きな災害時に女性がおかれた厳しい状況を共有し、女性の視点で防災を考えることを大切にし、要援護者となる人たちへの配慮を欠かすことなく、地域全体の防災力を高めることをめざしている。

◆事業の経過

1.とよなか防災プロジェクトの立ち上げ

財団から呼び掛け、16団体が参加してプロジェクトを立ち上げた。
・豊中市人権文化部 人権政策室
・豊中市危機管理室
・豊中市消防本部
・豊中市健康福祉部 福祉事務所 障害福祉課
・豊中市市民協働部 雇用労働課
・豊中市子ども未来部 保育幼稚園室
・豊中市立大池小学校
・豊中市立中央公民館
・社会福祉法人豊中市社会福祉協議会
・財団法人とよなか国際交流協会
・生活協同組合コープ自然派 ピュア大阪
・男女共同参画社会をつくる豊中連絡会
・豊中市PTA連絡協議会母親委員会
・豊中市婦人団体連絡協議会
・豊中女性防火クラブ連絡協議会
・財団法人とよなか男女共同参画推進財団

2.検討委員会(学習会と意見交換)を開催

(1)女性の視点から災害時の課題と解決方法をさぐる
講師:正井礼子{ウィメンズネット・こうべ代表理事}
(2)原稿の防災対策の「穴」をさぐる
講師:相川康子(NPO政策研究所専務理事)
(3)女性の視点でつながりを広げ継続する
講師:山崎裕子(松江市防災安全部 防災安全課 防災安全係)

3.「とよなか女性防災ノート作成

主な内容
・学習会の内容と講師からのメッセージ
・参加団体からのメッセージ
・支援団体、東日本大震災被災地からのメッセージ
・今、豊中市で防災のためにできること知っておくこと
・女性と防災に関する所蔵資料、書籍紹介
・相談できるところ、役立つ情報

4.「とよなか女性防災キット」の提案

 

◆一連の取り組みの中から学んだこと、成果があったこと、外部からの情報など

・プロジェクトに取り組んだ成果として、昨年4月の防災計画改訂の際に女性委員が3人入った。
・参画センターは行政と市民をつなぐ中間組織の役割を果たし、一緒に冊子をつくるという良い機会を得た。
・阪神淡路大震災では、被害の「記憶」は残っているが、「記録」が残っていない。記録を残すことの大事さを学んだ。
・避難訓練と言うと家族単位で行うことが多いが、女性の単身者もいる。どんな家族でもOKなような防災対策が必要。
・参画センターは災害時には避難所にせず、相談事業中心に行うことになっている。
・防災が切り口で自治会に男女共同参画が入っていける。
・地域に出ていくこと、顔と顔がつながっていくことが大切。
・豊中は被害が大きかったのでその経験を活かそう。
・大阪ではゆめかぜ基金を使って、全小学校区で障害者にとっての避難訓練を行っている。
・関西広域で考える男女共同参画フォーラムを持ち回りで行っている(鳥取の女性が発案)。

◆感想

防災意識、特に女性の視点を踏まえた防災対策を進めるには、関係の行政職員の意識から先ず変えていかなければいけない。その方法として、様々な市民団体も含めた大きなテーブルを用意したことは大変意義にあることだったと思う。
16団体を集めるのが大変だったと聞いたが、中間組織的な参画センターだからこそできたことだと思う。
また、国の助成金を使ったことが、信頼のおける事業と見られることにつながり、声をかけやすかったようだ。千葉市でも、こういった助成金を有効に活用して欲しい。
しかし、お金を有効に使うにはそれだけの力量が必要。指定管理者は日頃より、アンテナを高くし、力量をつけていってほしい。
また、千葉市の男女共同参画センターを避難所にすることなく、災害時の相談窓口としてしっかり機能するよう速やかに準備をしてほしいと思った。

報告者:山田京子

 

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